地に埋もれて の商品レビュー

あさのあつこ(著者)

2009/10/04

白兎シリーズ第二弾。流されるまま心中しようとしながら、自分だけ息絶え不倫相手の男に土に埋められるシーンから始まる。成仏の為に復讐を唆す白兎と、長く足を向けることのなかった実家への帰郷、父と自分を見捨て出て行った母親との再会、その先にようやく見えてきた白兎の本当の目的とは――。といった感じですが、一作目よりも白兎の印象が強く感じられた気がします。というか、女性陣が強いからか。

2011/09/07

　あの人物と前作でリンクしていて、この装幀やらタイトルに意味があったことに「へえ」と感心はしたけど、残念ながら私にはこの作品は楽しめなかった。面白くなかった。なぜだろう？その理由を、もちっと考えます。思わせぶりにいろんな親子関係が描かれるけれど、結局は1つを除いて放りっぱなしだから？途中で主人公が死んでるのか生きてるのか、どーでもよくなっちゃったから？なんだかなあ。　でもこの××シリーズはまだまだ続きそうですな。そのうちに大変に魅惑的で謎めいた×の正体が知れるのでしょうか。（2006.9.13読了）　

2009/10/04

出だしの文で、植物の気持ちの文章だとばかり思ってたら本当に人間が地に埋もれていたのでびっくりした。それが一番印象に残っている。