他人を見下す若者たち の商品レビュー
近年は職場などで若いコたちの考え方について行けないと思っていたし、『自分以外はバカの時代』という帯のコピーが、まさにその通りだと思ったので読んでみました。これから先の時代、今時の若いコたちとどうすれば上手く付き合えるか、そのヒントがあればいいかなぁと思って… 実際読んでみた所、...
近年は職場などで若いコたちの考え方について行けないと思っていたし、『自分以外はバカの時代』という帯のコピーが、まさにその通りだと思ったので読んでみました。これから先の時代、今時の若いコたちとどうすれば上手く付き合えるか、そのヒントがあればいいかなぁと思って… 実際読んでみた所、特に本の最後の方になるほど理屈ばかりになってしまい、対人関係に役立てる様な事を得られなかったのが残念です。 あれだけの文章でも結局いまいち若いコたちの心理ってよく分からなかったし、私にはこの本は難しかったのかもしれませんね。
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(「MARC」データベースより) やる気がなく、謝まらず、他人を軽視し、すぐキレる若者たち。そして、根拠のない有能感に浸る若者が増えている-。教育心理学の研究データが示す新しい日本人像を紹介しつつ、その変化の最も根源的な要因を追究する。
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発売された当時から、読みたいなーと思って興味持ってた本。 ちょっと時間かかったが読了。 著者の意見は、 若者中心に、自尊感情があまり持てず他者を見下すことで自分の立場を上げようとする…という傾向が見られる。 というもの。 確かに、現代社会に生きてると自分は中の上クラスかな~と...
発売された当時から、読みたいなーと思って興味持ってた本。 ちょっと時間かかったが読了。 著者の意見は、 若者中心に、自尊感情があまり持てず他者を見下すことで自分の立場を上げようとする…という傾向が見られる。 というもの。 確かに、現代社会に生きてると自分は中の上クラスかな~と感じやすい気はする。特に、成績が絶対評価になった世代なんてそうではなかろうか。 テレビやゲームの影響で喜怒哀楽を感じにくくなってたり、ケータイの普及でコミュニケーション不足により他の人に共感しにくくなってたり、他人に共感できない・大事に思えない・世間一般の出来事を他人事としか思えない、などというのも同意。 「仮想的有能感」と自尊感情の相関、「全能型」「自尊型」「仮想型」「萎縮型」の分類はふむふむと頷ける。 でも言葉が難しくて読み終わったあと疲れたな~
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全体的にパッとしないし、文章が読みづらい。要点がまとまっていくて、データの解釈も強引で妥当性に欠ける。 そもそも、著者が若者を見下している。 中年の人達からしたら共感するのかもしれないが・・・。 本の中身より、帯の3コマ漫画の方が面白い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私が若者だからなのか、うーん?と思うところもいくつかありました。昔の若者との比較も、そんな比べられてもねぇ・・という感じ。実際他の人からみた若者の姿がどう思われているかは分かりませんが。ただ、他人を見下す傾向あるのは、若者特有なのではないと思います。きっと社会人になったらそういうことも少なくなるはず・・・と信じています。
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「現代の若者は自尊心が低い」ということはこの本から読み取れるのですが、「現代の若者は仮想的有能感が高い」ということはどのデータを見ても読み取れません。そんな中で、自尊心よりも仮想的有能感を前面に押し出して語るものだからもう支離滅裂。
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自尊感情故に他者を見下すという部分に、自分もそうなのかなと思う点があった。他人に対して厳しかったり、自分ができると思い込んでいたり。そういうところが無いとは言い切れない。しかし「概して「悲しみ」は、人間の弱さを象徴する感情であるのに対して、「怒り」は人間の強さを象徴する感情である...
自尊感情故に他者を見下すという部分に、自分もそうなのかなと思う点があった。他人に対して厳しかったり、自分ができると思い込んでいたり。そういうところが無いとは言い切れない。しかし「概して「悲しみ」は、人間の弱さを象徴する感情であるのに対して、「怒り」は人間の強さを象徴する感情であると言える」という部分に対しては疑問を感じた。弱いから悲しむのではないし、強いから怒るわけではないと思う。
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他人を見下して自分に有能感を得るという仮想的有能感により若者の心理分析を行った本。 仮想的有能感が促進される理由を社会背景から説明しているが、誰しも持つ感情ではあるからそれだけで説明できるかは謎ではあるがこういった分析本なら押し切らなきゃ書けない気もするし。
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ITメディアの発達や地域コミュニティの崩壊によって人々は親密な関係を保てなくなり、物的に豊かな社会では悲しみという感情は薄れ、共感がしにくくなる。 また、個人主義の発達から、自分自身の体面を保つ必要がでてくる。しかし自分で必要な努力はしない。 このような流れの中で、人々が自...
ITメディアの発達や地域コミュニティの崩壊によって人々は親密な関係を保てなくなり、物的に豊かな社会では悲しみという感情は薄れ、共感がしにくくなる。 また、個人主義の発達から、自分自身の体面を保つ必要がでてくる。しかし自分で必要な努力はしない。 このような流れの中で、人々が自分を守るために身につけたのが「仮想的有能感」である。 これは、他人を見下すことによって必然的に生まれる自己肯定である。
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タイトル&帯買い(笑) 最近の若者たちの特徴について心理学的に分析している。 喜怒哀楽の「怒」が昔に比べて多くなっていたり、喜びを上手に表せなくなっている子供が多いとのこと。 他にも色々と特徴が述べられていたけど、それは感情の表現の仕方とか、コントロールの方法が分からないだけであ...
タイトル&帯買い(笑) 最近の若者たちの特徴について心理学的に分析している。 喜怒哀楽の「怒」が昔に比べて多くなっていたり、喜びを上手に表せなくなっている子供が多いとのこと。 他にも色々と特徴が述べられていたけど、それは感情の表現の仕方とか、コントロールの方法が分からないだけであって、他人を見下す傾向が高くなってきた理由づけになるのかな・・・? 「仮想的有能感」を持ち、他人を見下すようになったのは「若者」だけでなく他の世代もなのでは?もっと広範囲での、現代社会全体の問題なのでは・・・? なーんて若者を擁護したくなるのは私が作者の言う「若者」そのものだからかしら。
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