狼と香辛料(Ⅰ) の商品レビュー

支倉凍砂(著者)

2014/11/12

　よく出来た一巻だった。これは続きを読んでいきたいシリーズだ。
　やや展開の腰が重い感もあるが、細部を重視した世界観ゆえにある程度は致し方ないし、これは丁寧に描かれたがゆえとも言えるだろう。性急に描いていたなら、なぜ彼が数日過ごしただけのホロに執着するのか首を傾げることになっただろうし。
　ロレンスのパーソナリティがその職業を所以としているのもよく出来ているなと思う。しっかりした世界観と、それに則した人々の織りなす物語は、没頭するに十分の代物だ。

　やや古い作品のため、字が小さくて初めは目がチカチカしたが、すぐにそれも忘れて読みふけった。良い作品だった。星五つで申し分ない。

2014/06/28

ラノベに経済学を足した話･･･みたいな評価を（談話室で？）見たので読んでみた。ごりごりの経済学ではなくライト～に経済学の要素が入っているだけなので読みやすい。
経済はともかくザ！ライトノベル！みたいな読みにくさは少ないので、あと完結しているようなので最後まで読んでみようと思います。

2014/04/10

ホロのかわいらしさとずる賢さが女の子という感じで、これは確かにロレンスも夢中になるな、と思った。
ファンタジーとはいえ中世ヨーロッパの商人というリアルな雰囲気が物語に厚みを出している。

2014/02/19

まあまあ、かな。戦士でも魔法使いでも無く、商人が主人公であり財宝でもドラゴンでも無く、商売による利益が目的の、ラブコメファンタジー。
作者はまだまだこれからって感じですね。

2014/01/04

2012.9.11　推薦者：ケロ（http://ayatsumugi.blog52.fc2.com/blog-entry-184.html）

2013/12/25

アニメで観たのはもう5年も前になるんですかね。その時から原作を読んでみたいと思いつつ、これまで読む機会が無かったのですが、最近読メでの感想に刺激されて今更ながら読んでみたくなりました。最近作者の方は何かと場外の騒動で騒がしいようですが、本作の面白さはそんなことは関係ないぐらい魅力に溢れています。経済観念を取り入れた商取引を巡る駆け引きも興味深いですが、なんと言ってもホロの魅力に尽きます。アニメの小清水さんがまた良かった。当然、読んでいても、脳内では小清水&福山ボイスで再生余裕です。

2014/12/24

ラノベに経済学を足した話･･･みたいな評価を（談話室で？）見たので読んでみた。ごりごりの経済学ではなくライト〜に経済学の要素が入っているだけなので読みやすい。
経済はともかくザ！ライトノベル！みたいな読みにくさは少ないので、あと完結しているようなので最後まで読んでみようと思います。

2013/08/23

コロンブスの卵と言うべき、経済ライトノベル。
かと言って、経済のお勉強で退屈させる要素もない。
経済エンタテイメントとして十分成立している。
ロレンス＆ホロのコンビの距離感もまさに王道の感。

久々にラノベで感心させられた。
もとい、わっちわちにされた。
気が向けば続刊も読むかも。

2013/10/17

話を通して出てくる人間関係は商人としての立場がいっぱいで色々と経済の勉強にもなると思わせてくれる、そんな行商人の主人公。タイトルの意味が終幕でわかりますが、とてもワクワクしてくる気持ちのいい終わり方でした。

2018/08/16

　経済ファンタジー（！）というアイデアとプロットは巧い。ただし文章がやや平板で読んでて疲れる（「フル活用」「マスター」といった世界観に適さない言葉も気になった）。