狼と香辛料(Ⅰ) の商品レビュー
ホロとロレンスがなんとも言えず幸せな気分にしてくれます^^ それ以外でもばっちり魅せてて最高です。 新鮮で斬新! だいすきな一冊になりました。
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町から町へ、物を売り買いしながら渡り歩く旅の行商人・ロレンス。 彼の前に突如現れたのは狼の耳と尻尾を持った謎の美少女だった。若く美しい姿とは裏腹に、どこか時代がかった老獪な口調で話すその少女は、ロレンスが贔屓にしている麦の名産地・パスロエの村に居着いているという豊作の神・ホロと名...
町から町へ、物を売り買いしながら渡り歩く旅の行商人・ロレンス。 彼の前に突如現れたのは狼の耳と尻尾を持った謎の美少女だった。若く美しい姿とは裏腹に、どこか時代がかった老獪な口調で話すその少女は、ロレンスが贔屓にしている麦の名産地・パスロエの村に居着いているという豊作の神・ホロと名乗った。 生まれ故郷であるという北のヨイツの森へ帰りたいというホロと共に旅をすることになったロレンスは、立ち寄った教会で出会った謎の商人・ゼーレンに怪しげな儲け話を持ちかけられるが……。 剣も魔法も使わない商人の武器は自らの頭脳。欲望渦巻く商業の世界はとても奥深く、そして残酷で厳しい。商業高校出身である私としては、非常に共感を得られましたね。スリル満点の商業バトルも勿論見ものですが、何より次第に深まっていくホロとロレンスの絆に注目。神と人間、生き物の境界を超えた恋愛からも目が離せなくなる作品です。
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行商人ロレンスが豊作の賢狼ホロと旅をするストーリー。ロレンスがパスロエの村でホロと出会い、パッツィオでトレニー銀貨にまつわる策略に関わる。ミローネ商会と協力し大儲けを企むが、メディオ商会に追われる羽目になる二人。この策略の黒幕は思いもよらぬ人物だった。若き行商人ロレンスと美しい少...
行商人ロレンスが豊作の賢狼ホロと旅をするストーリー。ロレンスがパスロエの村でホロと出会い、パッツィオでトレニー銀貨にまつわる策略に関わる。ミローネ商会と協力し大儲けを企むが、メディオ商会に追われる羽目になる二人。この策略の黒幕は思いもよらぬ人物だった。若き行商人ロレンスと美しい少女の姿をした賢き狼ホロの珍道中。経済の話は少し難解ではあるが、素直なロレンスやそれをからかうホロが可愛らしいv
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商人同士の駆け引きややりとりの面白さはチョットした小説よりもおもしろく、商人同士の戦いや人の弱さや時代的な残酷さなどがよくかけていて、スピーディな頭脳戦の展開についついはまってしまいます。それに加えて、ホロの数百年も生きているしたたかさと賢さと神々しいまでの強さ、しかし、それと相...
商人同士の駆け引きややりとりの面白さはチョットした小説よりもおもしろく、商人同士の戦いや人の弱さや時代的な残酷さなどがよくかけていて、スピーディな頭脳戦の展開についついはまってしまいます。それに加えて、ホロの数百年も生きているしたたかさと賢さと神々しいまでの強さ、しかし、それと相反する幼さと純情さと弱さの矛盾が非常に魅力的。ひさしぶりに読み物としても面白いと思えるラノベに会いました。
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うまーくまとまってるなー。ホロの萌え路線強調かと思って読んでたんだけど、それ以外の部分でもきっちり読ませる小説だった。
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三巻くらいまではこの世界の経済論を楽しみ、四巻からはロレンスとホロの関係や神話、民話が楽しめる。中世のヨーロッパを彷彿させる世界と、丁寧な叙述が良い。安定した文章力で、全体において落ち着いた物語です。恋愛方面にしても実にサッパリしている。というのも、主役二人が孤独に慣れた、いい年...
三巻くらいまではこの世界の経済論を楽しみ、四巻からはロレンスとホロの関係や神話、民話が楽しめる。中世のヨーロッパを彷彿させる世界と、丁寧な叙述が良い。安定した文章力で、全体において落ち着いた物語です。恋愛方面にしても実にサッパリしている。というのも、主役二人が孤独に慣れた、いい年した人たちだからなんでしょうね。(ホロなんてウン百歳だし)そんな二人が「やっぱり一人は寂しい」と同調し、少しでも長く一緒にいようとする。青春時代に立ち戻ったようで大人の狡賢さを持った互いがダラダラ旅する絵は好きだなぁ。
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読んでいるときは大変面白く読んでいたのですが、あとになって気が付きます。すなわち、内容が薄い、と。 あと、読んでいるときも思っていたのですが、この著者は中世の知識をあまり生かし切れていない。それ故に浅いのかもしれません。 関係ない話ですが、どうして電撃文庫は続き物を出すので...
読んでいるときは大変面白く読んでいたのですが、あとになって気が付きます。すなわち、内容が薄い、と。 あと、読んでいるときも思っていたのですが、この著者は中世の知識をあまり生かし切れていない。それ故に浅いのかもしれません。 関係ない話ですが、どうして電撃文庫は続き物を出すのでしょうか。この著者の他の力も見てみたいと思う読者は少なくないでしょうに。
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行商人ロレンスと豊穣の神である賢狼ホロが共に旅をする話。 ホロは狼の姿になったあと、どうやって服を見つけたのかが謎。 北斗の拳でケンシロウが服を破いた後にどうやって服を見つけているのか、と同じような疑問。
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楽しくドキドキしながら読める作品。 武器も魔法も出てこない、商人が主人公のファンタジー小説は、斬新で面白かったですv
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ファンタジーなのに戦士や魔法使いなどの冒険譚じゃなく視点に置いたのが商人。旅から旅の行商人ロレンスの前に現れた、麦に宿る豊作の神、賢狼ホロ。互いの利害が一致し、二人は一緒に旅を始めることに。 商売の駆け引きや男女の駆け引き、さまざまな言葉のやり取りが軽快で、実にリズミカルな作品。...
ファンタジーなのに戦士や魔法使いなどの冒険譚じゃなく視点に置いたのが商人。旅から旅の行商人ロレンスの前に現れた、麦に宿る豊作の神、賢狼ホロ。互いの利害が一致し、二人は一緒に旅を始めることに。 商売の駆け引きや男女の駆け引き、さまざまな言葉のやり取りが軽快で、実にリズミカルな作品。 しっかりとした起承転結も読み手をはらはら、どきどきさせ、がっちり読者を掴んで離さない。 電撃小説大賞2006年銀賞受賞作、今後が非常に期待できるシリーズ。
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