魔王 の商品レビュー
「消灯ですよ。」 詩織ちゃんが言ってる時はただかわいかっただけですが、最後の一行で見たときはぽっかりした寂しさが沸きました。 「でたらめでもいいから、自分の考えを信じて、対決していけばそうすりゃ世界が変わる。」 「考えろ考えろマクガイバー。」 『死んだのに元気なわけない...
「消灯ですよ。」 詩織ちゃんが言ってる時はただかわいかっただけですが、最後の一行で見たときはぽっかりした寂しさが沸きました。 「でたらめでもいいから、自分の考えを信じて、対決していけばそうすりゃ世界が変わる。」 「考えろ考えろマクガイバー。」 『死んだのに元気なわけないだろう』 「安藤さん」「アンダーソン」(笑) とかもいいですね☆
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伊坂幸太郎は本当におもしろいと思う。読み始めてから読み終わるまではすぐだった。でも、もう一度読みたい。
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伊坂さんの書く兄弟が好き。 『重力ピエロ』も『魔王』も。 好きな文がいっぱい出てきた。 中でも、 「相手を言い負かして幸せになれるのは、 自分だけってことに気づいていないんだよ」 この言葉好きだな。 伊坂さんのユーモアたっぷりな文章と、 近未来の政治のこ...
伊坂さんの書く兄弟が好き。 『重力ピエロ』も『魔王』も。 好きな文がいっぱい出てきた。 中でも、 「相手を言い負かして幸せになれるのは、 自分だけってことに気づいていないんだよ」 この言葉好きだな。 伊坂さんのユーモアたっぷりな文章と、 近未来の政治のことが、 交じり合って面白かった。 これ、働いてからもう一回読みたい。 きっと感じ方がかわる、はず。 (2007.2.3読了)
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内容的に、ちょっと怖い本でした(ホラーとかそういう意味ではなくて・・・)作者が何を言いたいんだろう、って読んだ後もしばらく考え込んでしまいました。1話は、相手に自分の考えを言わせることのできる不思議な力をもつ男の話、もう1話は彼の弟で、じゃんけんなど一対一の勝負には絶対負けない男...
内容的に、ちょっと怖い本でした(ホラーとかそういう意味ではなくて・・・)作者が何を言いたいんだろう、って読んだ後もしばらく考え込んでしまいました。1話は、相手に自分の考えを言わせることのできる不思議な力をもつ男の話、もう1話は彼の弟で、じゃんけんなど一対一の勝負には絶対負けない男の話。
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ごめん、オチは? というのは冗談です。 日本という国はいつからこんな国になってしまったのだろう?作中に出てくるファシストの危険性をはらんだ政治家の言葉に、ややもすると同意してしまいそうになるほど、おかしくなってしまったのかもしれません。
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―消灯ですよ― いきなり超能力的なものを手に入れてしまった安藤と 政治改革をする犬養の話。 「魔王」と「呼吸」の2話編成。政治が関係します。 そして死神の精度を先に読んでおくことをオススメします。 個人的に、どことなく重力ピエロとも繋がってた気がしました。 「呼吸」で潤也が働...
―消灯ですよ― いきなり超能力的なものを手に入れてしまった安藤と 政治改革をする犬養の話。 「魔王」と「呼吸」の2話編成。政治が関係します。 そして死神の精度を先に読んでおくことをオススメします。 個人的に、どことなく重力ピエロとも繋がってた気がしました。 「呼吸」で潤也が働いてる職場は泉水の職場だと妄想。 家族関係も似てる。弟が兄に依存してるところとこか。 今回印象に残ったセリフは 「でたらめでもいいから、自分を信じて、対決するんだ」そうすれば世界は変わる。 「覚悟はできているのか」 「考えろ考えろマクガイバー」 これ、自分で唱えるとずいぶんな威力発揮できると思う。(何 あと「ごきげんよう、おひさしぶり」「せせらぎ」。
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伊坂作品では唯一好きでない。 文章や展開を置き去りに、様々な問題について筆者、あるいは社会的立場から思想を述べているだけに感じてしまった。
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「魔王」「呼吸」の二作入った作品。 「魔王」 もしも自分の思ったことを他人にしゃべらせることが出来たら? そんなことが出来る主人公がナショナリズムの高揚しきった日本で社会に流されるまま、ちょっとした反抗を試みる。 孤立主義の政治家犬養の扇情的な言葉に反感を抱きながら、自体...
「魔王」「呼吸」の二作入った作品。 「魔王」 もしも自分の思ったことを他人にしゃべらせることが出来たら? そんなことが出来る主人公がナショナリズムの高揚しきった日本で社会に流されるまま、ちょっとした反抗を試みる。 孤立主義の政治家犬養の扇情的な言葉に反感を抱きながら、自体を静観するが… こんなこと出来たら面白いよな、ということを具現化していて、ちょっと共感できる作品です。 「呼吸」 魔王の続編。前作の主人公にアクシデントが起こり、その弟が主人公に。 実は物語を通しての主人公は犬養ではないかと思う。妙に魅力があるんですよね。
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登場人物は共通で「魔王」と「呼吸」の2編で構成。 今まで読んだのに比べ、かなり現実的な話。 超能力みたいなものが出てきたりはするけど、 エンターテイメント性は低め。 政治なんて私は詳しく知りません。 でも、ほんとに起きたら恐いって思った。 人は群集になると、時に予想...
登場人物は共通で「魔王」と「呼吸」の2編で構成。 今まで読んだのに比べ、かなり現実的な話。 超能力みたいなものが出てきたりはするけど、 エンターテイメント性は低め。 政治なんて私は詳しく知りません。 でも、ほんとに起きたら恐いって思った。 人は群集になると、時に予想以上に大きな波を作る。 憲法改正とか国民投票とか、現実問題としてあるからねー。 ありえない話ではない。だから恐いよなぁ。 んー結局はお金なの? そしてマスターは何者なんだー。 伊坂さんお得意の他作品とのリンクは、 つい先日読んだばっかの「死神の精度」でした。 あとは宮沢賢治の詩が印象的で効果的。 『考えろ考えろマクガイバー』 『でたらめでもいいから、自分の考えを信じて、 対決していけば、そうすりゃ世界が変わる』
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伊坂作品との出会いはこの作品です。 話の中に一貫して流れている考え方がすきだったりします。 現代社会をこんなふうに見れるんだなぁと学んだ1冊です。
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