1,800円以上の注文で送料無料

だれかのことを強く思ってみたかった の商品レビュー

3.4

68件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    23

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    5

レビューを投稿

白黒で映し出される東…

白黒で映し出される東京の街。行ったこともない知らない場所なのに、懐かしい。その写真のイメージから生まれた物語。最初はてっきりエッセイかと思ったので、「すごい。こんなことが本当に」とドキドキした。でもそれが作り話だとわかった時、どこかわからないけど知っている場所である写真の街とすご...

白黒で映し出される東京の街。行ったこともない知らない場所なのに、懐かしい。その写真のイメージから生まれた物語。最初はてっきりエッセイかと思ったので、「すごい。こんなことが本当に」とドキドキした。でもそれが作り話だとわかった時、どこかわからないけど知っている場所である写真の街とすごくマッチしている気がして、また違ったドキドキ感がありました。

文庫OFF

本を読むのは、斜め読…

本を読むのは、斜め読みにしても結構な集中力がいる。通勤ラッシュの朝や、疲れ果てた帰りの電車。本は読みたいのに気力が無い。そんな時は、この本をバッグに突っ込んでおいて欲しい。写真だけ・話だけでも、充分見る価値はあります。

文庫OFF

はじめての角田光代さ…

はじめての角田光代さんの本。題名にひかれ読んでみました。写真も多いけど、短編な気楽に心がみえる作品です。

文庫OFF

長さもまちまちな短篇…

長さもまちまちな短篇とモノクロやカラーの写真。どの話も、時間や気分を気にしないでふとしたときにページをめくりたくなるような話。短いものばかりで、手に取りやすい。

文庫OFF

写真と文章の素敵なコラボ

写真家・佐内正史と小説家・角田光代がふたりで切り取った「東京」の風景。どこか見覚えがあるような、まったく知らない街のような……鮮やかに浮かび上がる街と、その街に住む人のことが、愛しくなる。そんな一冊。

yoko

2025/01/13

タイトルに惹かれて読んだ。 なんでもない日常の景色、いろんな人の生活のことを思った。それぞれの人にその人固有の思い出や記憶、瞬間があること。 特に印象に残った話↓ タイトルの一文が出てくる『まわる季節』 『世界の終わり』 『東京』 『見なかった記憶』 あとがきも良かった。 写...

タイトルに惹かれて読んだ。 なんでもない日常の景色、いろんな人の生活のことを思った。それぞれの人にその人固有の思い出や記憶、瞬間があること。 特に印象に残った話↓ タイトルの一文が出てくる『まわる季節』 『世界の終わり』 『東京』 『見なかった記憶』 あとがきも良かった。 写真も、どこか懐かしくて切なく、素敵だった。

Posted byブクログ

2024/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

写真と文章がそれぞれ20年近く前であるという前提もあるが、どことなく2000年代っぽいなと思いながら読んでいた。この空気感はなぜ分かるのだろう。言語化するのはけっこう難しい。経験したものよりもしなかった(できなかった)もののほうが記憶に残るという話はけっこう分かる気がする。 ====  この世界はどのくらいの強度でなりたっているんだろう?  私たちはどのくらいの強度でそこに立っているんだろう?  手をつないだまま走る二人の先で、空にはりついたような巨大な観覧車がゆっくり回転している。  すべては静止し、次の瞬間かろやかに消え去る。(p.26)  銀杏並木をすぎて私たちは歩き続ける。住宅街を目的もなく歩く。この町のなかに、彼女の家も、私の家もある。町はひっそりとしずかで、雪なんか降っていないのに、雪の火みたいだった。降りつもった雪がすべての音を吸い込んでいるようだった。 いつも見慣れて知っているはずなのに、まったく気づかなかったことって、あるよね、と、歩きながら彼女が言い、なんの話をしていたのか、私は聞きそびれていたのだけれど、うん、あるよね、と答え、顔を見あわせて神妙にうなずきあう。彼女とこれから駆け落ちをするような錯覚を、秋と冬の真ん中の午後、私はふいに抱く。(p.182) 見たものより見なかったもの。会えた人より会えなかった人。口に出せたことより出せなかったこと。食べたものより、食べることのかなわなかったもの。関係をもった人よりもたなかった人。いった場所よりいくのを断念した場所。手に入れたものより、どうしても手に入らなかったもの。それらは空白としてではなく、ある確固とした記憶として私のなかにある。 波を白くかきわけてすすむ船みたいに私たちは日々をやりすごしていき、けれどふと立ち止まって、自分という存在が何で形成されているのか見極めてみると、大半は経験ではなく、そのような経験しなかったことで成り立っていたりする。私自身がいったい何を所有しているのかと言えば、見たものではなく見なかったものであったりする。みず色の門の向こうの動物園。ガラス屋根の水族館。恋人ではなかった男。すべて、私の、私だけのものとして、失うと言うことが永遠にない。(p.192)

Posted byブクログ

2023/01/17

角田光代さんのショートショートと佐内正史さんの写真で作られた本。(連載物だったらしい) 角田光代さん作品はほとんど読んでいたつもりだったけれどこれは記憶になかったので読みました。 20年くらい前の彼女らしい作風のものが多く詰まっていて懐かしい気持ちになる。 東京のある風景から思い...

角田光代さんのショートショートと佐内正史さんの写真で作られた本。(連載物だったらしい) 角田光代さん作品はほとんど読んでいたつもりだったけれどこれは記憶になかったので読みました。 20年くらい前の彼女らしい作風のものが多く詰まっていて懐かしい気持ちになる。 東京のある風景から思い浮かべる物語はどれも既視感があるような不思議な気持ちになる。(東京の街をよく歩くからですかね) 読みながら「この物語はあそこの風景を思い出すなぁ」と思ったら左内さんの写真で「本当にあの場所の物語だった!!」と思った作品もいくつかあったので本当にそこからインスピレーションを得て書いたものなのかもしれないですね。

Posted byブクログ

2022/09/21

古本屋で偶然見つけた本。 表題に惹かれて買ったのだが、著者のエッセイと 東京の写真集が中身。 写真が多いが、感動的な写真でもなく雑多な街中を 映しており、見ていてあまり面白くなかった。 またエッセイも基本的に男性との交際の日々を描いているが、どこか空虚で、もうちょい独りで色々...

古本屋で偶然見つけた本。 表題に惹かれて買ったのだが、著者のエッセイと 東京の写真集が中身。 写真が多いが、感動的な写真でもなく雑多な街中を 映しており、見ていてあまり面白くなかった。 またエッセイも基本的に男性との交際の日々を描いているが、どこか空虚で、もうちょい独りで色々やってみたら? と思ってしまう内容だった。

Posted byブクログ

2022/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

お話は東京を舞台にしているけどどこか寄る辺なくふわふわとしていて、写真もどことなく寂しい。良い空気でした。 東京は行ったこと無いけれど、この作品もわりとそうですが生まれも育ちも東京の人は一握りなんだろうな。集まって別れて。 始めはモノクロの写真が、最終話の前からカラーになるのも素敵でした。そうかこの頃の東京にはまだスカイツリー無いのか。

Posted byブクログ