夢のなか の商品レビュー
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『慶次郎縁側日記』シリーズ9弾。江戸庶民の生活を綴る短編連作。「師走」から始まり、江戸市井の年末、正月を日本的情緒を味わえることができる。亭主にみならず息子まで失った中年女おとくと、悪い男にのめり込んでいくお梅とのやりとり。表題作の「夢のなか」、男に惚れこむ2人の女の姿が瑞々しく描かれる。もう慶次郎は主役ではないのだが、辰吉の女房・おぶんがちょこっと顔を出す。師走・水光る・ふたり・夢のなか・帚木・棚から盗人・入聟・可愛い女・以上、8編。次巻は「ほたる」2014/01/03 読了。
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自分の暮らしが「こんなハズではなかった」と思う人達の苦悩の話。いつも通りに少しだけ明るく明日を迎える気になる.....と言うとこで話が終わり、いつも通に、曖昧にでもなんとなく楽しい気持ちにさせられる。変わることの無い北原ワールド。
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