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深川黄表紙掛取り帖 の商品レビュー

3.6

33件のお客様レビュー

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2015/06/15

電車の中で隣の人が読んでて、面白そうだったんです。 ページの上部に書かれている目次「端午のとうふ」をネット検索して、この作品に出合いました。 時代物での「なんでも屋」稼業。 難解な問題をアイデアで解決! 読んでて楽しい気分になれる良い作品。

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2014/12/25

出張に出ると、移動時間に必ずしも仕事出来るわけでもない。ホリデーシーズン、ド満席のエコノミーでMacBook開くのも一苦労、ここは諦めて(?)溜まった本の消化に費やそうかと。こう言うときは安定感有るのが良い、と言うわけで毎度お馴染み山本一力作品。どうも話がうまく運びすぎるきらいも...

出張に出ると、移動時間に必ずしも仕事出来るわけでもない。ホリデーシーズン、ド満席のエコノミーでMacBook開くのも一苦労、ここは諦めて(?)溜まった本の消化に費やそうかと。こう言うときは安定感有るのが良い、と言うわけで毎度お馴染み山本一力作品。どうも話がうまく運びすぎるきらいも多い山本作品、しかも最初は今ひとつ乗りきらないな、と思いながら読み進めていくのだけれど、後半になるにつれて安定感が出て盛り上がる。本来は冒頭の一章の短編ものだったのが、続編要望で延びていった話と思われ、途中ダレるところもあるんだけど、そう言う安定感はさすが山本作品だなあ。

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2013/05/13

損料屋喜八郎シリーズよりもカジュアルな内容。キャラがそれぞれきちんと立ってる物語はやはり読んでて楽しい。商人や町人の心意気を存分に楽しめて飽きの来ない良作。

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2013/03/31

第一弾 五話で構成されているが連続もの 深川の四人の話。暴力沙汰はないが、とか言って知的な話でもない。 情に絡む話か? 紀伊国屋文左衛門、柳沢吉保等が絡んでくる。 悪は懲らしめる傾向はある。

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2012/08/30

★2つか1つか迷ったが。 物語にダイナミズムがないし、人情ものめいたオチらしきものも感じられない。 この作家、無理やり設定に史上の人物を置いてストーリーを語ろうとする癖でもあるのだろうか? 今作品および直近読んだ1作品ともども成功しているとは思えない。

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2012/06/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

設定がもの凄く好みなんだけど、なんだかのめり込めなかったんだよなあ。 でもなんか好きだなあ、という読後感。これはきっと大人になってから(そういうと今のわたしは何なのかということになるが)、もう一度読み返すと別の感想が得られそうな気がするから、数年後にもう一度読み直そう。

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2011/10/05

定斎屋(薬の行商)の蔵秀と3人の仲間たちの裏家業。江戸のお店で起こった金銭トラブルを時に騙りを使って解決していく…という感じの内容でしょうか。 仲間たちも、手練れの行灯職人、大きな小間物問屋の一人娘、印形屋の次男坊と様々。それに渡世人の猪之吉も加わったりして、楽しいんだけど…読...

定斎屋(薬の行商)の蔵秀と3人の仲間たちの裏家業。江戸のお店で起こった金銭トラブルを時に騙りを使って解決していく…という感じの内容でしょうか。 仲間たちも、手練れの行灯職人、大きな小間物問屋の一人娘、印形屋の次男坊と様々。それに渡世人の猪之吉も加わったりして、楽しいんだけど…読み進めていくうちに何でこんなバラバラな人達が集まったのか、とか、この稼業を始めたきっかけとか色々別のことが気になって何とも集中できなかった。続編は出てるみたいだけど、後で前日譚も書くことを意図しての書き方なんでしょうか?じゃないと、かなり未消化。 でも、お話じたいは、江戸の人々の粋とか、人の情を大切にしてるところなど、感じられて、読んでて心地いいし、悪どい成金親子を懲らしめるところなんかは、かなりスッキリした。

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2011/02/15

推理小説でもいい! この作品は続編があった気がします そっちを先に見た気がします 再読しようっと!

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2010/12/18

敵役(というか、ヤラレ役というか)としてあちこちの商売に手を出している大田屋という店が出てくる。それについて、とある登場人物のセリフ。 「それも一から作り上げるんじゃない。ひとが苦労して育てたものを、カネと脅しとで横取りする盗人だ」 某時代の寵児だった男が、どうしてあれほど嫌われ...

敵役(というか、ヤラレ役というか)としてあちこちの商売に手を出している大田屋という店が出てくる。それについて、とある登場人物のセリフ。 「それも一から作り上げるんじゃない。ひとが苦労して育てたものを、カネと脅しとで横取りする盗人だ」 某時代の寵児だった男が、どうしてあれほど嫌われたか、このセリフに集約されている。 金儲けが悪いんじゃない。そのやり方だ。特に日本人は、↑のような人間を嫌うのだ。人間、嫌われたら最後。周囲がこぞって落とし穴を掘るかんね。

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2011/09/18

舞台は、江戸は深川仕掛は、江戸っ子男女4人仕掛ける相手は、雑穀問屋大店丹後屋、材木卸紀伊国屋。50表の発注が500表になってしまった大豆の捌き仕様や、紀伊国屋から言い値で売ると言われた材木の引き上げと小判での支払の様。ひらたく言えば、金融、会社経営と、現代的な設定なれど、基本は江...

舞台は、江戸は深川仕掛は、江戸っ子男女4人仕掛ける相手は、雑穀問屋大店丹後屋、材木卸紀伊国屋。50表の発注が500表になってしまった大豆の捌き仕様や、紀伊国屋から言い値で売ると言われた材木の引き上げと小判での支払の様。ひらたく言えば、金融、会社経営と、現代的な設定なれど、基本は江戸ものなので、市井の活気や生活感などが随所に感じられて、読んでて楽しい♪

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