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古い骨 の商品レビュー

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27件のお客様レビュー

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スケルトン探偵ギデオ…

スケルトン探偵ギデオンの洞察力に圧倒されます。骨をみただけでその人の生前の癖や職業をいいあてるところはホームズの洞察力を思わせます。シリーズ第4作です。

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恩田陸の「図書館の海…

恩田陸の「図書館の海」新潮文庫の短編の中に、この小説のモン・サンミッシェルを描いた冒頭部分がちょっとだけ引用されてます。ああ、恩田さんもこれを読んでるんだと思って、しみじみ。ギデオン教授のシリーズはどれも知識が豊富で、ほほーっとします。あまり外れもありません。

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現在と過去の殺人を解…

現在と過去の殺人を解き明かす、スケルトン探偵ギデオン・オリヴァー教授の本格的推理。アメリカ探偵作家クラブ最優秀長篇賞受賞の傑作。

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2024/04/08

ミステリ。ギデオン・オリヴァー・シリーズ。 著者の作品の中では、日本で最初に翻訳された作品。 シリーズの中では4作目にあたるらしい。 フランス、モン・サン・ミシェルが舞台となる作品というだけで新鮮。 骨から判明する事実で、事件が急展開する部分が見所か。 この著者は、どの作品でも安...

ミステリ。ギデオン・オリヴァー・シリーズ。 著者の作品の中では、日本で最初に翻訳された作品。 シリーズの中では4作目にあたるらしい。 フランス、モン・サン・ミシェルが舞台となる作品というだけで新鮮。 骨から判明する事実で、事件が急展開する部分が見所か。 この著者は、どの作品でも安定して楽しめそうな雰囲気を感じています。

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2023/09/07

怪しげな容疑者満載の、オーソドックスなミステリーだけど、所々でひねりが効いていて楽しく読めた。 スケルトン(骨)探偵と称される主人公の推理が冴える。骨からわかる意外な事実に、中盤は興奮! 彼の穏やかな感じが好ましく、周りを取り囲むキャラクターもあたたかな雰囲気で癒された。 そ...

怪しげな容疑者満載の、オーソドックスなミステリーだけど、所々でひねりが効いていて楽しく読めた。 スケルトン(骨)探偵と称される主人公の推理が冴える。骨からわかる意外な事実に、中盤は興奮! 彼の穏やかな感じが好ましく、周りを取り囲むキャラクターもあたたかな雰囲気で癒された。 それにしてもモン・サン・ミシェル湾の流砂、恐るべし!

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2022/01/09

城塞僧院モン・サン・ミシェルの干潟で老人ギョーム・デュ・ロシェが溺死した。彼は家長としてロシュボンの館に一族を集め、何かを告げる予定だったが、その直前のことだった。その館の地下室で古い人骨が見つかった。事件を担当するジョリ警部は、出席していた講習会で知り合った人類学教授ギデオン・...

城塞僧院モン・サン・ミシェルの干潟で老人ギョーム・デュ・ロシェが溺死した。彼は家長としてロシュボンの館に一族を集め、何かを告げる予定だったが、その直前のことだった。その館の地下室で古い人骨が見つかった。事件を担当するジョリ警部は、出席していた講習会で知り合った人類学教授ギデオン・オリヴァーとFBI捜査官ジョン・ロウを伴い現場に向かった。 「スケルトン探偵」ギデオンの活躍を描くシリーズの中の一作。舞台はフランスのブルターニュで、かつてナチス占領時代にはレジスタンス活動が活発だった地域。骨はギョームが復讐のために殺したというナチス親衛隊高官のものなのか。ギデオンは詳しく骨を調べ、真実へ迫ってゆく。

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2021/04/26

事故死した老富豪の屋敷から見つかった古い人骨。そして親族に毒が盛られ…。誰の人骨?なぜ今殺人が?そこへ人類学者ギデオンオリヴァーの名推理。コツコツと謎の糸が解されていく。かなり地味なミステリである。笑えるわけでもなく胸がすくわけでもない。ワクワクドキドキを求める私のリズムには全く...

事故死した老富豪の屋敷から見つかった古い人骨。そして親族に毒が盛られ…。誰の人骨?なぜ今殺人が?そこへ人類学者ギデオンオリヴァーの名推理。コツコツと謎の糸が解されていく。かなり地味なミステリである。笑えるわけでもなく胸がすくわけでもない。ワクワクドキドキを求める私のリズムには全く合わないがMWA受賞作。

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2020/09/30

フランスの古い館の地下室から出た白骨を巡り、人類学教授でありスケルトン探偵の異名を持つギデオン・オリヴァーが事件の真相に迫るミステリ。 登場人物が多く、名前が覚えづらいため、都度確認しなければならなかったが、文体が読みやすくテンポも良いのでサクサクと読める。全ての点が線につなが...

フランスの古い館の地下室から出た白骨を巡り、人類学教授でありスケルトン探偵の異名を持つギデオン・オリヴァーが事件の真相に迫るミステリ。 登場人物が多く、名前が覚えづらいため、都度確認しなければならなかったが、文体が読みやすくテンポも良いのでサクサクと読める。全ての点が線につながるのは気持ちが良い。

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2017/08/02

両親が持っていた本を引き継ぎました。 その昔、家族でフランスのモンサンミシェルを訪れたことがあるのですが、どうやらこの小説の影響を受けて、元々旅程になかったのを、足を伸ばしたということを最近母から聞かされました。 旅程を変更してまで行きたくなるような小説なのか?...なんて思っ...

両親が持っていた本を引き継ぎました。 その昔、家族でフランスのモンサンミシェルを訪れたことがあるのですが、どうやらこの小説の影響を受けて、元々旅程になかったのを、足を伸ばしたということを最近母から聞かされました。 旅程を変更してまで行きたくなるような小説なのか?...なんて思ってましたが、読み進めているうちに、なるほど...と両親の気持ちが理解できた次第です。 今では様々な科学操作手法があるので、現代が舞台だと成り立たない小説ですが、当時の時代背景を想像しながら読むと、それはそれで面白いです。

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2016/07/31

冒頭でロシュボン館の当主がモン・サン・ミッシェルを望む干潟で溺死する描写から始まり、当主によって招集された近親者に遺言の内容が伝えられる場面、ロシュボン館の地下工事で発掘された白骨の謎、第二次世界大戦中に起きた出来事、スケルトン探偵ギデオンによる白骨の分析とそれに基づく考察、近親...

冒頭でロシュボン館の当主がモン・サン・ミッシェルを望む干潟で溺死する描写から始まり、当主によって招集された近親者に遺言の内容が伝えられる場面、ロシュボン館の地下工事で発掘された白骨の謎、第二次世界大戦中に起きた出来事、スケルトン探偵ギデオンによる白骨の分析とそれに基づく考察、近親者一人の毒殺事件の発生、ギデオンに送られた手紙爆弾、ギデオンら4人のモン・サン・ミッシェル干潟での洪水脱出劇等、ストーリー展開が巧みで、翻訳作品にしては読みやすい作品だ。 白骨が2回に分けて掘り出されたり、主治医ロティ先生の証言を2回に分けるなど、手掛かりの出し方が上手い。 時系列に起きた出来事の順番が事件の鍵であり、犯人の特定にもそのことが活かされているが、ちょっと気付きにくい。 非常にまとまりのある作品だが、それ以上の何かを感じ取ることはできなかった。

Posted byブクログ