風味絶佳 の商品レビュー
山田詠美の本って、味わいつくせないなって思う、いつも。 だからいつもレビューが書けない。 最上級の賛辞。 だけど、この本はあんまり。短編集はあんまり。 あとがきの4ページの方がよっぽどよかった。
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あぁあああ詠美さん素敵過ぎる・・・ 読み終わった後、放心状態に軽くなりました。 汚水かぶったから抱けないとか、 岩塩にやたらとこだわる女、 アメリカかぶれのおばあちゃん等々、 忘れられない爪痕のよう。
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心を打たれた!ということはなかったけれども、登場人物の一言一言に、ハッとされました。言葉が洗練されている。
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装丁がステキ。表題作はなんだか既視感がと思っていたら映画のトレーラーで観てたのね。でも、原作のほうが面白いような気がする。しばらく、山田作品には触れていなかったけれど、『姫君』といいコレといい、やっぱり短編上手いなあと思う。あと、ごはんが本当に美味しそうだし、生活にスタイルがあっ...
装丁がステキ。表題作はなんだか既視感がと思っていたら映画のトレーラーで観てたのね。でも、原作のほうが面白いような気がする。しばらく、山田作品には触れていなかったけれど、『姫君』といいコレといい、やっぱり短編上手いなあと思う。あと、ごはんが本当に美味しそうだし、生活にスタイルがあって、凛々しい。そして、文章が気持ちいい。
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2007.06.17 「情けないと思うのと、いとおしいと思うことってなんて似ているんだろう。」
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いろんな愛の形があるんだなぁと思った。海の庭と風味絶佳と夕餉がよかった。普段はよく知らない職業の人のことも知れてよかった。
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いろいろな恋愛模様があって面白かった。 特に表題作は、よかった。 森永のキャラメル好きな人が会社にいて、本当に好きだったなぁ。 てなことを思い出した。
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肉体労働を生業とする人とそのまわりの人との日常を切り取った短編集。どこか歪でどこか滑稽。でも切ない。何かに向かっているはずなのに、けして予定調和になることはない。あたしたちの生きる日常そのもの。そう、落語にも通ずる「人間の業の肯定」って言葉がしっくり来る感じ。この目線の鋭さ、暖か...
肉体労働を生業とする人とそのまわりの人との日常を切り取った短編集。どこか歪でどこか滑稽。でも切ない。何かに向かっているはずなのに、けして予定調和になることはない。あたしたちの生きる日常そのもの。そう、落語にも通ずる「人間の業の肯定」って言葉がしっくり来る感じ。この目線の鋭さ、暖かさはもちろん、エイミーならではの言葉の手なずけ方は相変わらず、熟練マジシャンの手さばきさながらの溜息もの。フレーズフレーズしっかり噛み砕かずにいられない、まさしく風味絶佳。
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文学作品は一時自分に禁止していたのだけど俄然表紙のかわいらしさとタイトルでお買い上げしてしまいました。詠美さんだし。後から映画化されましたけどまだ見てません。フジコさんも好きだけど個人的には『夕餉』がベストです。
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女性作家を敬遠していた時期が長く、山田詠美の作品も初期に少し眺めただけでした。苦手な作風でしたが、映画「風味絶佳」の原作が彼女とは意外過ぎました。あの映画は、愚作です。沢尻エリカがどうのという意味ではなく、観客を舐めてました。ああいう内容を書くのかと、確認で借りましたが・・みんな...
女性作家を敬遠していた時期が長く、山田詠美の作品も初期に少し眺めただけでした。苦手な作風でしたが、映画「風味絶佳」の原作が彼女とは意外過ぎました。あの映画は、愚作です。沢尻エリカがどうのという意味ではなく、観客を舐めてました。ああいう内容を書くのかと、確認で借りましたが・・みんな脚本が悪い(笑)・・短編なもので、上映時間に合わせて膨らませ、意味合いが全然違う物になったんですね〜、原作は、まぁまぁ、読めました。 6編の短編集。表題作の「風味絶佳」より「夕餉」「春眠」が好きでした。肉体労働の男性を登場人物にするという連作ですが、どの作品も不安定さがあります。今も未来もどうなるかわからないけど、ともあれ生きているというような。他の作品に比べて色気は少ないんじゃないかなぁ、他と言っても、あまり知りませんが(笑) ストーリーメインの娯楽作品好みとしては疲れる部分も多いんですが、たまにはいいですね。江國香織から乗り換えようかな(笑)
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