アメイジング・グレイス の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アメイジング・グレイスほど世の中に広く知られている讃美歌はありません。奴隷貿易船長だったジョン・ニュートンが回心し、牧師になった後に書いたとして知られていますが、この本はジョンの時代の親友・同じく奴隷船長だったジャック・ギャレットという架空人物を主人公としてジョン牧師との友情により、最後にクリスチャンになり天国に凱旋していくという物語です。少し冗長な部分はありましたが、18世紀後半を中心として歴史をかなり勉強する必要がある、ということに感心しました。アレックス・ヘイリー「ルーツ」を思い出させる内容でした。キリスト教の背景のある英国ほか欧州諸国の過去の罪の大きさを重く感じると共に、その中で福音的なクリスチャンの葛藤と、信仰復興の動きを知ることが出来ました。
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