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暗く聖なる夜(下) の商品レビュー

3.9

18件のお客様レビュー

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2016/04/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本書が出版された2005年に初読していたが、10年経ってすっかりからくりを忘れてしまっていたため、ボッシュとフォー・キングズの対決シーンではクライマックス感満載で手に汗握り、事件の裏で手を引いていた黒幕の正体に唖然とし、エレノアが隠していた秘密に涙してしまった。 米国で最も権威のあるミステリー賞である「MWA賞最優秀長篇賞にノミネートされ、米国で圧倒的な人気を誇る作品だけあって、ミステリーとしても十分に面白いし、小説としても完成度が高い作品に感服した。

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2015/04/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(上巻より) 訳は最悪ではないものの、いまひとつ。 しかも、きめる所がきめられていない。 なんだか、文字の大きさか、字体か、何かがハードボイルドっぽくなくて気に食わない。 そんなことを、今まで気にしたこともなかったのに。 訳者あとがきによると、前作の解説では 「おお、これほど早く次を読みたいと思わせる作品も今までになかった」とあったらしいが、 今回は、 「これほど次が読みたくない、これで終わりにしてくれと思わせる作品はなかった」というラスト。 お願いだから、このままボッシュを幸せにしておいてくれ。

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2013/02/10

うーん、ハードボイルドにも徹しきれず、ミステリーにも徹しきれずという感じ。 (でも他の方の評価が高いので少々吃驚だが、、、) 上巻からの期待感が大きかっただけに、反動も出たかも。 執筆当時の事件などを背景に織り込むなどエンターテインメントの職人技は十分に堪能させてもらいました。 ...

うーん、ハードボイルドにも徹しきれず、ミステリーにも徹しきれずという感じ。 (でも他の方の評価が高いので少々吃驚だが、、、) 上巻からの期待感が大きかっただけに、反動も出たかも。 執筆当時の事件などを背景に織り込むなどエンターテインメントの職人技は十分に堪能させてもらいました。 ただひたすら単純にこの世界を楽しめば良いのだろうが、やっぱり最後に子供の話が出てくるのは余計ではないかと言いたくなる。 アメリカらしいと言えばその通りだけど、こんなところに拘るのは当方がひねているせいだろうか?

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2011/11/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

解説を読み直してみると、ボッシュは色々 女性とお付き合いしてたんですね、記憶にないけど、 ただ、エレノアだけは良く覚えています。 やっぱり、愛の弾丸説でしょうか。 って、私関係ないんですけどね。 二度も三度ものドンデン返し、最後の最後での クロスの・・・衝撃でした。 彼の求めたものは?復讐?懺悔?誰かオレを裁いてくれ? それは、分らないけれども、ん、衝撃というしかないなぁ。 リンデルは、いい同僚になってくれるといいなぁ。 ライダーにラングワイザー、ボッシュの周りには魅力的な女性も たくさんいるのよね~。あと、私、詳しくないけど、ジャズ好きなボッシュも、シュガーレイとサックスを練習するボッシュのまたいいなぁと。 あれ、この次は、刑事に戻るんだよね。 ええ~~、何があったの?知りたいようで、知りたくもないような。もう暫く救われた気持ちで、パラダイスロードを散策していたい気分だわ~。

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2011/06/13

よくある連邦レベルの汚職話になるかと思いきや、がさつな悪党の話に終わったところがある意味予想外。逆にありきたり感がなくなって個人的には○。 ボッシュの骨太を通り越して無駄に無謀で傍若無人な感じも、慣れてきたせいなのか、本作が控えめだったせいなのかほど良く、いい感じのハードボイル...

よくある連邦レベルの汚職話になるかと思いきや、がさつな悪党の話に終わったところがある意味予想外。逆にありきたり感がなくなって個人的には○。 ボッシュの骨太を通り越して無駄に無謀で傍若無人な感じも、慣れてきたせいなのか、本作が控えめだったせいなのかほど良く、いい感じのハードボイルドだった思う。 ■このミス2006海外2位

Posted byブクログ

2009/10/04

たぶん最後のほうにどんでん返し的な展開があるのだろうな、と見当がついていたが、それがどの方向にひっくり返るのか分からなくてやはり驚かされた。というか、ため息が出た…。あと下巻の最初のほうに印象的なシーンと共に出てくるルイ・アームストロングの『この素晴らしき世界』が聴いてみたくなっ...

たぶん最後のほうにどんでん返し的な展開があるのだろうな、と見当がついていたが、それがどの方向にひっくり返るのか分からなくてやはり驚かされた。というか、ため息が出た…。あと下巻の最初のほうに印象的なシーンと共に出てくるルイ・アームストロングの『この素晴らしき世界』が聴いてみたくなった。

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2009/10/07

後半は展開急で、これまで以上に派手な感じ。 結末には救いがあります。今までで一番読後感が良かったですよ。 ボッシュのシリーズは92年発行の「ナイト・ホークス」で始まり、この後も順調に出ていて、現代最高のハードボイルドと評されています。 ハリー・ボッシュは1950年生まれという設...

後半は展開急で、これまで以上に派手な感じ。 結末には救いがあります。今までで一番読後感が良かったですよ。 ボッシュのシリーズは92年発行の「ナイト・ホークス」で始まり、この後も順調に出ていて、現代最高のハードボイルドと評されています。 ハリー・ボッシュは1950年生まれという設定。(作者より6歳上) 本名はヒエロニムスで、有名な画家と同じ運命的な名。 シングルマザーだった母を11歳で亡くし、里親を点々として育つ。ベトナム戦争での過酷な体験でトラウマを負い、刑事としては凄腕だが一匹狼タイプ。 痩せ型でなかなか渋い外見らしく女性にはもてるし、中身もだんだん変わってきたみたい。 低い立ち位置に立って怪しい所を見通すような天性の刑事でとにかく強いから!間違いもしますが、カッコイイんですよ。

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2009/10/04

最後に向かってどんどんと話が進んでいきます。かなりどんでん返しがあって、意外な結末でした。面白かったです

Posted byブクログ