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ゲルハルト・リヒター の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2012/01/22

本書は2005年に本格的にリヒターの個展が開催された際に作成されたもののようですね。しかし,単なる作品のカタログではなく,いろいろな論考とインタビューのDVD付きになっている。目次はこんな感じ。 リヒター芸術の多面的展開 林 寿美(川村記念美術館) ゲルハルト・リヒターの絵画 ...

本書は2005年に本格的にリヒターの個展が開催された際に作成されたもののようですね。しかし,単なる作品のカタログではなく,いろいろな論考とインタビューのDVD付きになっている。目次はこんな感じ。 リヒター芸術の多面的展開 林 寿美(川村記念美術館) ゲルハルト・リヒターの絵画 アルミン・ツヴァイテ 作品 1962〜1990年 ヂュシャンの網膜化 カラーチャート 清水 穣 灰色の絵画 林 道郎 ミラー,蝋燭,骸骨 清水 穣 フォト・ペインティング 《モーターボート》など 菅原教夫 残像の回帰 18. Oktober 1977 林 道郎 団栗と写真 畠山直哉 作品 1991〜2004年 ゲルハルト・リヒター,風景 ディートマー・エルガー アトラス 雄弁なる写真群 大橋浩美 8枚のグレイ ミラー,ガラス 北出智恵子(金沢21世紀美術館) 鏡,ガラスから「窓」へ 林 寿美 執筆陣をみると,一人が2つの文章を書いていることが分かる。清水さんという人は,英文でリヒター論を書いている人で,畠山さんは写真家。美術館の人も文章を書いているから,世界的な芸術家といわれているリヒターだが,日本にリヒター研究者があまり多くないことが分かる。 本書は当初,Amazonの古書で購入するつもりだったが,あまり安価では出回っていなくて,結局新書で注文したが,在庫切れで入手できなかった。都内のいくつかの大きな書店を回ってようやく手に入れた次第。だから,その論考の内容にはけっこう期待したのだが,リヒターについての知識を得ただけで,彼の作品をどう解釈したらよいのかという指針を得ることはできなかった。本書のなかで風景画について書いているエルガーという人は,1998年にリヒター作品の風景画を集めて展示会を編集した人。私の手元にはその画集である『Landscapes』がある。

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2011/07/11

写真と絵画の境界線をぶらす作品 製作過程とか方法とか、知らない方が楽しめるんだろな 出来上がった作品だけで楽しませられるなんて憧れだ

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2010/01/30

目次 「リヒター芸術の多面的展開」林寿美 「ゲルハルト・リヒターの絵画」アルミン・ツヴァイテ 作品 1962~1990年 論考 「デュシャンの網膜化 カラーチャート」清水穣 「灰色の絵画」林道郎 「ミラー、蝋燭、髑髏」清水穣 「フォト・ペインティング 《モーターボート》など」菅原...

目次 「リヒター芸術の多面的展開」林寿美 「ゲルハルト・リヒターの絵画」アルミン・ツヴァイテ 作品 1962~1990年 論考 「デュシャンの網膜化 カラーチャート」清水穣 「灰色の絵画」林道郎 「ミラー、蝋燭、髑髏」清水穣 「フォト・ペインティング 《モーターボート》など」菅原教夫 「残像の回帰 18.Oktober 1977」林道郎 「団栗と写真」畠山直哉 作品 1991~2004年 論考 「ゲルハルト・リヒター、風景」ディートマー・エルガー 「アトラス 雄弁なる写真群」大橋浩美 「8枚のグレイ ミラー、ガラス」北出智恵子 「鏡、ガラスから「窓」へ」林寿美 ゲルハルト・リヒター略年譜 主要参考文献 作品リスト

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2009/10/04

僕の一番好きな現代のアーティスト!! 金沢の21世紀美術館に行った時から虜になった。 とにかく鋭い。 対話型のアートがそこにある。

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2009/10/04

21世紀美術館と川村記念美術館で行われた展覧会の公式カタログ。両方観てきましたが、展示されていた全作品が収録されているわけではないけれど(展示内容もそれぞれ違ったし)リヒターのこれまでを振り返るには図版もテキストもたっぷりでと満足できる内容です。

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2009/10/04

清水穣、林道郎、畠山直哉なんかが書いていて文章ボリュームが多いのが救いだが、作品は図版で観てもどうしようもないなと思った。

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