ことばの顔 の商品レビュー
新聞や雑誌に掲載された、著者のエッセイをまとめた本です。 さまざまな哲学者たちのことばを引いて、そこから動き始める連想をまとめた洒脱なエッセイや、著者の主要テーマの一つであるファッションのことばについて語ったエッセイなどが含まれています。なかには、Puffyの『これが私の生きる...
新聞や雑誌に掲載された、著者のエッセイをまとめた本です。 さまざまな哲学者たちのことばを引いて、そこから動き始める連想をまとめた洒脱なエッセイや、著者の主要テーマの一つであるファッションのことばについて語ったエッセイなどが含まれています。なかには、Puffyの『これが私の生きる道』や「たまごっち」、NHKの連続テレビドラマ『ふたりっ子』、流行語の「チョベリバ」など、かなり古い話題も出てきます。 ひと口に「現代の表層を切り取る」といっても、そのスパンにはかなり大きな幅があるということを実感しましたが、本書で著者が示している洞察のなかには、「現代」ということばを相当長いタイム・スパンでとっても通用しそうなものも多くあります。
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特に、Ⅰ「名文句を読む」がいい。 過去の哲学者たちの著作から触発された思いが、いかにも生き生きとした言葉で綴られている。
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