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書を捨てよ、町へ出よう 改版 の商品レビュー

3.4

138件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2013/09/26

就職した途端に定年後の人生までが見えてしまい、しかも生涯かけて稼ぎ出す金額は森進一の1年間の遊興費にも満たない―そんな人生とはおさらばしょうぜ―本書は天性のアナーキスト寺山修司が放つアンチテーゼである。そして、そんな彼が対極に置くのがギャンブルと家出だ。つまり彼はここで脱日常、非...

就職した途端に定年後の人生までが見えてしまい、しかも生涯かけて稼ぎ出す金額は森進一の1年間の遊興費にも満たない―そんな人生とはおさらばしょうぜ―本書は天性のアナーキスト寺山修司が放つアンチテーゼである。そして、そんな彼が対極に置くのがギャンブルと家出だ。つまり彼はここで脱日常、非日常を激しくアジテートしているのである。後半は寺山の「早過ぎた自叙伝」が語られるが、それはまさしく「孤立無援の抒情」を貫いた半生であり、底流には常に暗い情念が渦巻いていた。―「新しき仏壇買ひに行きしまま行方不明の弟と鳥」。

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2013/09/17

 寺山修二さんのお名前と、タイトルを見たことがあって、なんとなく手を伸ばした一作品です。  限定カバーかなにからしく、緑色のカバー、銀色の文字でつらつらと表紙に中の内容らしいものが書かれているものでした。  評論というのでしょうか。  わたしにはちょっとむつかしくて、読んでいる...

 寺山修二さんのお名前と、タイトルを見たことがあって、なんとなく手を伸ばした一作品です。  限定カバーかなにからしく、緑色のカバー、銀色の文字でつらつらと表紙に中の内容らしいものが書かれているものでした。  評論というのでしょうか。  わたしにはちょっとむつかしくて、読んでいる途中で頭がぐるぐると回転してきました。  心中のすすめはおもしろかったです。自殺をするため相手を決めてみようとかそんなことさらっと言っていいのかwとなんだか笑ってしまいました。  若者のためにという本みたいですが、読んでいくうちに眠くなってしまう可能性が高いので「完読してやる!」という気合いとともに読んでいけばいいと思います。

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2013/08/28

13/8/28 課題読書。かの時代にこのような本が執筆されたことは素晴らしい。が、どうせならその時代に読みたかった。 第四章の自殺への考察が興味深い、と感じるのは中二病だからであろうか。 何にせよ、セックスと賭博について取扱過ぎ。

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2013/07/24

寺山修司の著作の中では1、2を争うほど有名な1冊。『タイトルは知っている』という人も多いのではなかろうか? 特製カバーは鮮やかな緑色。インパクトは一番w エッセイとも小説ともつかない第二章が一番良かった。

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2013/07/19

題名のインパクトで気になっていた作品。 昭和という体験したことのない空気が全体に流れる。難しい言い回しや性的なことを書くのが格好いいとされていたのかな。 最初の方はあまり興味を持てなかったが一点豪華主義と4章がおもしろかった。時代のズレのせいもあると思う。 この写真の装丁は正...

題名のインパクトで気になっていた作品。 昭和という体験したことのない空気が全体に流れる。難しい言い回しや性的なことを書くのが格好いいとされていたのかな。 最初の方はあまり興味を持てなかったが一点豪華主義と4章がおもしろかった。時代のズレのせいもあると思う。 この写真の装丁は正直好みじゃない・・・。

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2013/07/14

なんか、本屋で緑色の素敵な装丁だったので、購入! 「書を捨てよ、町へ出よう」何故か知っていたこの一文。 本のタイトルだったとは知りませんでした。 とりあえず読後の感想としては、まとまったイメージというか主張はとらえられなかったが、 若者ガンバレ!みたいな事が書いてあった気がしま...

なんか、本屋で緑色の素敵な装丁だったので、購入! 「書を捨てよ、町へ出よう」何故か知っていたこの一文。 本のタイトルだったとは知りませんでした。 とりあえず読後の感想としては、まとまったイメージというか主張はとらえられなかったが、 若者ガンバレ!みたいな事が書いてあった気がします。 平均化せずに一点豪華主義で、どーんと現状を打破せよ!と。 言ってることめちゃくちゃな気もするけど、そこには人に「確かに」なんて思わせる力もあります。

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2013/07/02

真実から眼を背けるな、という帯のあおり文句で購入。確かに美しい真実の言葉はあったし、論は嘘くさいくらい本当のお話をもとに進められている。それでも、

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2013/06/08

風俗あり、詩あり、思想ありの独特の世界が広がる。からっと明るい啓発本。イマジネーション、考え方の転換、発想。そういった抽象的な部分で形作る、人生の意味を伝えようとした作品だった。

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2013/05/19

約40年前の本なのに、サッカーについて記述してくれてるのがうれしい。あと、玉についての話が非常におもしろい。大きい方がいいそうですね☆

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2013/03/02

表現や引用が古いため、読みにくかった。しかし、書かれたのは50年前だが、庶民の悩みであったり考えていることは通じるものがあるのでは。日本人は果たして幸せになったのだろうか?成長しているのだろうか?と考えさせられた。

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