反社会学講座 の商品レビュー
学究的な論説文読解が嫌いな人に。学問はくだらないから面白いという開き直りの一冊。大学に入ったらこんな面白いアプローチで研究をしてみたいなと思わせられること請け合いです。
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反常識の知とでも言えばいいのか。いまある言説をひっくり返したり透かし見たりしつつ社会学を批判する。これを読んで常識を疑うクセがついてしまった。
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巷の社会学的な調査やら何やらが如何にうさんくさいかを教えてくれる本。全体的に人を挑発するような物言いが良い感じです。痛快ですね。 社会学そのものを学ぶ、というよりも、多少アカデミックな読み物感覚で触れたほうが良いかも。
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「今の日本人に足りないのは“つっこみ力”」と主張する、自称、イタリアン大学・日本文化研究科卒のパオロ・マッツァリーノがサイトで連載していた連載の書籍化。 これまで社会学者やマスコミがデータをもとに「正論」と唱えてきたことを そのデータを逆手にとって全く反対の結果を導き出すという...
「今の日本人に足りないのは“つっこみ力”」と主張する、自称、イタリアン大学・日本文化研究科卒のパオロ・マッツァリーノがサイトで連載していた連載の書籍化。 これまで社会学者やマスコミがデータをもとに「正論」と唱えてきたことを そのデータを逆手にとって全く反対の結果を導き出すというのがマッツァリーノの手法。 「金持ちのバカ息子(娘)が公平な社会を作る」 「ひきこもりのためのビジネスマナー講座」などなど。 確かに社会学は、ある言いたい結論のためにデータを引用する。またはそう思われても仕方のない、恣意的なデータ引用をする。ビジネス企画書なんかもそうかもね。 いかに世の中の話しが嘘っぱちか(嘘っぱちの可能性があるか)を示したエンターテインメント本。 人をナメたデタラメのプロフィールや名前のとおり、文体も人をナメきっていて最高。 http://mazzan.at.infoseek.co.jp/
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面白すぎます。 特に、スーペー少子化には笑わせていただきました。 赤い羽根募金で寄付額によって羽根の大きさを変えるなんて最高です。想像して吹き出してしまいました。 電車の中で読むのは注意です。
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社会学やエッセイなどの本は、人それぞれ興味が異なると思いますし、小説なんかも好き嫌いがあるでしょう。そして、この本も社会学に通じる本で、普通ならすごく良い内容でも★★★★ですが、データで裏付けているところが多く、ネタも面白いので、また、著者の話し方も面白いので★★★★★にしました...
社会学やエッセイなどの本は、人それぞれ興味が異なると思いますし、小説なんかも好き嫌いがあるでしょう。そして、この本も社会学に通じる本で、普通ならすごく良い内容でも★★★★ですが、データで裏付けているところが多く、ネタも面白いので、また、著者の話し方も面白いので★★★★★にしました。内容は、少子化や少年犯罪などをはじめとした日本の社会問題・社会常識について、一般にメディアなどで伝えられているものに対して様々なデータを引用し面白い口調で反論するものです。知的エンターテイメントという言葉がぴったり合う、久しぶりに面白い本に出会いました。ネタ的に、日本の若者や主婦におすすめです。ただ気になるのが、著者のプロフィールが、カモフラージュされており、本は口語で書かれていますが、その論理や知識の多さは博士レベルだということです。(どこかの教授なのでは?)著者が何者か気になります・・・。 (・・って、ネットで調べたらそれらしいHPがありました。)
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基本的にここで読めるものだけど、やっぱり凄かった。http://mazzan.at.infoseek.co.jp/ 少子化は問題じゃあない、少年犯罪は別に増えてねえよとか、フリーターの今の日本への多大なる貢献とか、外人コンプレクス糞食らえなんて素敵な話を統計的に裏付けて証明してみ...
基本的にここで読めるものだけど、やっぱり凄かった。http://mazzan.at.infoseek.co.jp/ 少子化は問題じゃあない、少年犯罪は別に増えてねえよとか、フリーターの今の日本への多大なる貢献とか、外人コンプレクス糞食らえなんて素敵な話を統計的に裏付けて証明してみせるガチンコ社会学。いかに胡散臭い言説がまかり通っているかがよく分かる。ちなみに最近出た「反社会学の不埒な研究報告」は既にネタ切れでだめになっている模様(これは未読) “家族や親子のあるべき姿、模範や理想像なんてものは存在しないのだという真理に、文学は紀元前から気づいています。社会学はいまだに気づく気配もありません。”
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自ら「統計漫談」と称し、世間にはびこる無知や誤謬を面白おかしく切り捨てる。これほど痛快な一冊は久しぶりに読んだ。反社会学と言いつつも、実は単なる社会学の本ではある。
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面白い。といっても、ここで反論されている社会学というのは、大学でやるような大文字の社会学ではなく、よくワイドショーとかでコメントしてるいわゆる「社会学者的」言説のこと。 統計の嘘や、一般的な常識を打ち崩す痛快さ。書名も著者名もうさんくささぷんぷんだが、そんなうさんくさい本に反駁さ...
面白い。といっても、ここで反論されている社会学というのは、大学でやるような大文字の社会学ではなく、よくワイドショーとかでコメントしてるいわゆる「社会学者的」言説のこと。 統計の嘘や、一般的な常識を打ち崩す痛快さ。書名も著者名もうさんくささぷんぷんだが、そんなうさんくさい本に反駁される今のえせ社会学は、当然本来の学問ではなく、メディアに都合のいい言説だと言うことがよく分かるはずだ。
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タイトルはごついですが、とっても読みやすい本です。社会のからくりの真実にせまりつつ、ユーモアたっぷりに仕上がっています。虚偽の見抜き方講座、とも言える。
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