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本と女の子 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2024/05/31

懐かしのサンリオのあの本、この本について 見られるかな、と期待して手に取った。 残念ながら、私の見たかった時代とは 少し違っていた。 それでも、かつてサンリオの全身の 夢いっぱいの時代の本の歴史が見られて 楽しめた。

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2023/10/21

 取り上げられている媒体は4つ。サンリオ出版部(元・山梨シルクセンター)、新書館フォア・レディース・シリーズ、『私の部屋』、『新婦人』。自分が生まれてから小学校低学年くらいまでの頃に、十数歳年上の女性たちが手に取っていたサンリオや新書館の書籍、そして萩尾望都の本は、大人の香りをま...

 取り上げられている媒体は4つ。サンリオ出版部(元・山梨シルクセンター)、新書館フォア・レディース・シリーズ、『私の部屋』、『新婦人』。自分が生まれてから小学校低学年くらいまでの頃に、十数歳年上の女性たちが手に取っていたサンリオや新書館の書籍、そして萩尾望都の本は、大人の香りをまとったたまらなくすばらしいものに見えていたのでした。半世紀生きてしまった今から振り返ると、大人というよりは当時の若い女性向けのものではあるのだけれど、すばらしいものであることには変わりありません。

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2021/11/24

サンリオが「山梨シルクセンター」だった頃の記録など。 自分の好きなレトロとは少しズレていたため、 そこまで入り込むことはできなかった。 60~70年代の雑誌や詩集など紹介されているので、 懐かしさや懐古趣味な方は、より楽しむことができそうです。 (水森亜土さん・田村セツコさんなど...

サンリオが「山梨シルクセンター」だった頃の記録など。 自分の好きなレトロとは少しズレていたため、 そこまで入り込むことはできなかった。 60~70年代の雑誌や詩集など紹介されているので、 懐かしさや懐古趣味な方は、より楽しむことができそうです。 (水森亜土さん・田村セツコさんなど紹介されてます) サンリオって昔は本も出してたんですね。

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2016/08/04

私は文学でも絵画でもロマンチックで感傷的なものが好きだ。本書では1960〜70年代に出版されていた詩集や婦人向け雑誌や書籍がピックアップされている。全体的に字が多く、読み応え抜群。興味を惹かれたのは寺山修司が関わった新書館のマイフォアレディースという詩や小説のレーベルだ。「恋に日...

私は文学でも絵画でもロマンチックで感傷的なものが好きだ。本書では1960〜70年代に出版されていた詩集や婦人向け雑誌や書籍がピックアップされている。全体的に字が多く、読み応え抜群。興味を惹かれたのは寺山修司が関わった新書館のマイフォアレディースという詩や小説のレーベルだ。「恋に日曜日はないの」「恋なき子」など恥ずかしいんだけどたまらないです。「女の部屋」という雑誌に関わった内藤ルネさんが取材を受けているが中原淳一先生がゲイだったことを初めて知りましたよ…(男性の愛人に看取られたそうです)。

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2013/10/18

サンリオの前身である山梨シルクセンターの 出版部で作られていた「ヤマナシ・ミニブック・シリーズ」や、 大好きな新書館フォア・レディース・シリーズ の本がいっぱいで資料としてもとても贅沢! 日本での洗練された女子文芸書として本の佇まいや アートディレクションをしっかりと重視した ...

サンリオの前身である山梨シルクセンターの 出版部で作られていた「ヤマナシ・ミニブック・シリーズ」や、 大好きな新書館フォア・レディース・シリーズ の本がいっぱいで資料としてもとても贅沢! 日本での洗練された女子文芸書として本の佇まいや アートディレクションをしっかりと重視した 本作りの始まりのようなフォア・レディース・シリーズ。 言葉の毒薬のような、 快楽の美酒のような、 耽溺の大鴉のような。 復刻された時に私も購入した、初期の寺山修二抒情シリーズ3冊。 寺山修二さんと宇野亜喜良さんの組み合わせは絶妙すぎる♡ 1960-70年。その当時の時間の中に息づいていた 本と女の子の思想に思いを馳せつつ、 本に導かれる楽しいタイムトリップ。

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2009/10/04

4つの本・雑誌を紹介。サンリオの本わたしも持ってたっけと思い出した。 新書館フォアレディーズシリーズは馴染みないなあ。たった2年だったけど、内藤三津子さんという編集者さんの果たした役割は大きい。雑誌『血と薔薇』を編集、その後薔薇十字社を立ち上げた。寺山修司の詩集なども手がける。寺...

4つの本・雑誌を紹介。サンリオの本わたしも持ってたっけと思い出した。 新書館フォアレディーズシリーズは馴染みないなあ。たった2年だったけど、内藤三津子さんという編集者さんの果たした役割は大きい。雑誌『血と薔薇』を編集、その後薔薇十字社を立ち上げた。寺山修司の詩集なども手がける。寺山修司、大活躍。 『私の部屋』はたまに母が買っていて、大好きだった。もろに母の世代向けの雑誌なのだった!部屋の中の色を全部統一するとか、スヌーピー尽くしの部屋で、ミニテーブルでご飯を食べるおままごとみたいな新婚家庭とか。 内藤ルネさん大活躍。 『新婦人』は全然知らない。池坊の雑誌。ものすごい前衛的な美術・カルチャー誌。家政的なものはほんのつけたしになっちゃって、編集者が好きなことをやっていたと、田村敦子さんがインタビューで語っていた。でもそれができたのは池坊というバックボーンがあったからという話には深く頷けた。わたしも機関誌編集で好きにやれたのはバックボーンがあったから。というか売らなくていい雑誌だったから。それって売り上げを上げるという緊張感はないけれど、やっぱりものすごく恵まれてることだよね。 ちなみに田村さんは澁澤龍彦さんを登場させちゃった編集者。 4つに共通して登場するのは宇野亜喜良さん。ああすごいセンス。すごい才能。 近代さんの、女の子本・古本に対する愛情が伝わってくる本でした。 お洒落なデザインばかりで目の保養になったし、色々勉強にもなりました。

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2009/10/07

1960年から1970年代の本と雑誌の素敵な歴史を語る1冊。おそらく母の時代の青春が詰まっているのではないだろうか。レトロでありながら新鮮なイラストや出版の歴史をしみじみ味わうことが出来ます。何より可愛らしくて楽しい。

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