写真集 ラブ・ストーリー の商品レビュー
最近、原発や震災、格差社会に関する本を多く読んでいたので、心癒される本を読みたくなりました。 やっぱりいいですね、星野さん。 写真もそこに綴られている言葉も美しい。 人は生きているかぎり、夢に向かって進んでいく。 夢は完成することはない。 しかし、たとえこころざし半ばに倒れ...
最近、原発や震災、格差社会に関する本を多く読んでいたので、心癒される本を読みたくなりました。 やっぱりいいですね、星野さん。 写真もそこに綴られている言葉も美しい。 人は生きているかぎり、夢に向かって進んでいく。 夢は完成することはない。 しかし、たとえこころざし半ばに倒れても、 もしそのときまで全力を尽くして走りきったならば、 その人の一生は完結しうるのではないだろうか。 (本文71頁) 星野さんと重なって、ジーンときました。
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春の気配のする一冊 扉、帯にある 「いつか おまえに 会いたかった。」 見るたびに心が動きます 日本語としたら変な文章かもしれません けれど、言いたいことが伝わってきます (私なりの解釈だけれどね) 私が、「いつか おまえに あいたかった。」 と言いたい相手は イルカ、クジ...
春の気配のする一冊 扉、帯にある 「いつか おまえに 会いたかった。」 見るたびに心が動きます 日本語としたら変な文章かもしれません けれど、言いたいことが伝わってきます (私なりの解釈だけれどね) 私が、「いつか おまえに あいたかった。」 と言いたい相手は イルカ、クジラ、景色、人 ずーと会いたいと思っていたもの あなたに会えてよかったと思えるもの もうひとつ 「遠い昔に会った誰かが、自分を懐かしがってくれている。 それは何と幸福なことだろう。」 これを見るたび 今は疎遠になってしまった人たちを思い出します
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
殺人事件ばかり読んでいるので、殺伐とした心を癒してもらおうとページをめくった。 あえて第2巻『ラブ・ストーリー』を選んだ。第1巻は『オーロラの彼方へ』だったから。今は春。オーロラは今度の冬にとっておいて、まずはアラスカの春を感じたい。 1ページ、春の光を逆行で浴びて、産毛が後光のように輝く紫色の花2輪。ちょっと首をかたむけて愛嬌を振りまく子供のよう。 「・・・・会いたかった」と書かれたページを捲ると、寝起き?の熊の顔。うずくまっている。眼がとろんとして、冬眠から目覚めたばかりなんだね。 星野さんの慈愛に満ちた文章と大自然の写真を見て、ふと頭をよぎったのは、最近頻繁に報道される異常気象のこと。意識を持ってなんとかしないといけない問題だけど……。 スーパーの買い物にエコバッグを使っている。できることから、まず始めてみようと決めた。仲間で、いい子ぶってるみたいでとか、照れくさいからできないという人もいる。小さな子供の頃からずっと、星野さんの写真や話に触れていたら、どうだっただろう? TVである国の絵本を紹介していた。 森が火事になった。動物たちが逃げ惑う。しかし、1羽の小さな鳥は、川の水をその小さな嘴にふくんで舞い上がると、火の上に落としはじめた。たった一滴の水を。でも何度も何度も繰り返えす。それを見た動物たちが鳥に言った。 「そんなことしてなんになるんだ。たった一滴の水じゃ火は消せないぞ」 小さな鳥は答える。 「ぼくはぼくに出来ることをしているだけ」 以上、不正確ですが、そのような内容でした。
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「アラスカの自然を旅していると、たとえ出会わなくてもいつもどこかでクマの存在を意識する。それはなんと贅沢なことなのだろう。クマの存在が、生物としての緊張感を呼び起こしてくれるからだ」(本文より) この写真集は、動物の親子が中心になっていて、眺めているだけでもほんわかしてきます。文...
「アラスカの自然を旅していると、たとえ出会わなくてもいつもどこかでクマの存在を意識する。それはなんと贅沢なことなのだろう。クマの存在が、生物としての緊張感を呼び起こしてくれるからだ」(本文より) この写真集は、動物の親子が中心になっていて、眺めているだけでもほんわかしてきます。文章もいいです。
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