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なつかしい川、ふるさとの流れ の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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こういう大人がいるこ…

こういう大人がいることは日本にとってはまだいいことである。自然を愛する子供が増えていくことを願わずにはいられない。

文庫OFF

2022/07/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

<目次> 第1章  北薩の暖流 第2章  ユーコンの川旅 第3章  日和佐へ 第4章  世界の川、日本の川 <内容> 2001年の本。そして今年著者の野田さんは亡くなった。C・W・二コルも亡く、こうした自然を愛し、自然の中で人間の営みをしてきた人々が消えていく。この本の中で野田さんが嘆いてきたことは、もはや過去(その自然すら亡きものになっている)。一昨年、球磨川が大氾濫し、人吉市やその下流の球磨村などものすごい被害があり、球磨川の護岸工事などが進んでいるだろう。その時に、「自然状態ではダメだ」の声が聞こえていた。しかし、上流のヤマをダメにした結果であることは誰も言わない。それが日本なのだ…。

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2022/03/02

8年前からカヌーで川下りを楽しんでいる。そしてつい最近、『四万十川がたり』を読んだ。そこで15年ぶりくらいに本書を開いた。 野田さんの日本の川への愛と本当の川の楽しみ方が詰まっている。良書。ますます野田さんと川が好きになった。

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2019/08/28

(2019年7月再読の感想) 野田さんの本は何回読んでも気持ちを元気にさしてくれる! 野田さんは川に自然に本当に造詣深いなって感心させられます。 ダムにゴルフ場は恒久的に自然を壊す。。。。 マジでこれ以上日本にいらねーわ、いやマジで。。。 日和佐や鹿児島で川遊びしたいなぁ。 そ...

(2019年7月再読の感想) 野田さんの本は何回読んでも気持ちを元気にさしてくれる! 野田さんは川に自然に本当に造詣深いなって感心させられます。 ダムにゴルフ場は恒久的に自然を壊す。。。。 マジでこれ以上日本にいらねーわ、いやマジで。。。 日和佐や鹿児島で川遊びしたいなぁ。 それはさておき、次の川下りのときはセルビンもっていかなきゃだな。 (2019年2月初読の感想) 1999年頃の野田さんのエッセイ。 鹿児島~ユーコン~日和佐でのカヌーライフと色々な想いを綴っている。 鹿児島、日和佐、いつも思うのですが自然好きにはマジでたまらなすぎなフィールドだなと。是非住んでみたい! その一方、今の仲間や知り合いに会えなくなってしまう寂しさと、田舎の人間(の多く)がかなり保守的なので楽しくやっていけるか等考えると、住むのに敷居が高そうな現実があるかなと思ったり。。。 あとこの本で野田さんは結構怒っている!野田さんの怒りの矛先である無駄な公共事業と役人と利権を握った地元住民の癒着、2019年現在現在全然改善できていない。。。天下りも然り、ばかじゃねーのかと、この国の政治は終わってるなと本気で思った。 ともあれ人生一度きり、もっと楽しもう、と思った! (原書「ぼくの還る川PART2」と同じ感想になります。)

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2016/08/08

先日新聞で、野田さんの新刊をみつけました。 早速購入したのですが読むのがもったいなくて、先に古い本を再読してみました。 久しぶりの野田さんの本は、やっぱりすごーーーく気持ちいい! 文章がとても上手で、読み始めるとすぐさま風景が目に浮かび、風を感じ、川の流れが聞こえてきま...

先日新聞で、野田さんの新刊をみつけました。 早速購入したのですが読むのがもったいなくて、先に古い本を再読してみました。 久しぶりの野田さんの本は、やっぱりすごーーーく気持ちいい! 文章がとても上手で、読み始めるとすぐさま風景が目に浮かび、風を感じ、川の流れが聞こえてきます。 今自分が川原にいるような錯覚に陥ったりするから不思議。 大げさに聞こえるかもしれないけど、この人の文章、それくらい私とはぴったり波長が合うのです。。 と、同時に環境破壊の話になると、野田さんの怒り、というよりは悲しみを強く感じて切なくなりました。

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