水の翼 の商品レビュー
主人公に共感でき、世界に引き込まれる物語だった。 恋、芸術、時代がうまく調和していて、この物語こそハッピーエンドで終わってほしいと思ったし、美しい少年を強くイメージした。 その後の続きがあるなら是非読みたい。 途中から読み始める時、どこまで読んだっけって前後を読み返す事が多い...
主人公に共感でき、世界に引き込まれる物語だった。 恋、芸術、時代がうまく調和していて、この物語こそハッピーエンドで終わってほしいと思ったし、美しい少年を強くイメージした。 その後の続きがあるなら是非読みたい。 途中から読み始める時、どこまで読んだっけって前後を読み返す事が多いがなぜかこの本はどこまで読んだかが明確で少し時間が空いても展開を覚えている、脳みそにストーリーが直結して記憶している感じ、そのくらいインパクトがあった。
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美しいものを生み出す人々がたゆたう宇宙に、 すっぽりと入り込むような感覚。 凄く人間臭い部分も、 ドロドロした部分も多々あるのに、 どこまでも透明で儚くて、 触れた途端に壊れてしまいそう。 切なくて悲しくて、 だからこそとても美しい。 ☆☆☆★ ホシ3.5つ
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主人公サエの女っぽい部分、執着しちゃうところとか、弱い所、すごく共感できた。こうなっちゃだめなんだろうな。。。と。でもサエの強さはすごいな、と思った。感覚で生きている所はすごくうらやましいと思えた。 でもこの小説は時代背景が学生運動とかそんな感じで、それはいまいちよくわからなかっ...
主人公サエの女っぽい部分、執着しちゃうところとか、弱い所、すごく共感できた。こうなっちゃだめなんだろうな。。。と。でもサエの強さはすごいな、と思った。感覚で生きている所はすごくうらやましいと思えた。 でもこの小説は時代背景が学生運動とかそんな感じで、それはいまいちよくわからなかった。最後の東吾の別れ方、死に方はかなり納得できない。なんかすべてをちょっとつまらなくしてしまった気がした。
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図書館の本 内容(「BOOK」データベースより) 木口木版画家・柚木のもとを訪れて弟子入りを志願した青年、東吾。柚木の歳若い妻・紗江は、どこか謎めいたこの青年に強く惹かれていく。ある日、柚木が急逝し、東吾は詩画集『水の翼』のための木版画制作を引き継ぐことに。同じ家で二人きりで過...
図書館の本 内容(「BOOK」データベースより) 木口木版画家・柚木のもとを訪れて弟子入りを志願した青年、東吾。柚木の歳若い妻・紗江は、どこか謎めいたこの青年に強く惹かれていく。ある日、柚木が急逝し、東吾は詩画集『水の翼』のための木版画制作を引き継ぐことに。同じ家で二人きりで過ごす紗江と東吾は、互いの想いの強さを偽れなくなっていく…。芸術と恋情のはざまで引き裂かれる男女の運命を描く、恋愛小説の白眉。 柚木と紗江の関係がなければ東吾との関係はなかったのではないかと思える痛さがなんともいえない。 痛いというより重い鈍痛。。。。それを感じる作家さんだなぁとおもう。 仙台という土地柄のにおいまでする物語でした。 賣茶翁のどらやき 食べたくなりました。
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「ヒーローはイケメンであれ」 です。 胸がきしきしする場面ばっかだった記憶が。 気持ちを文字にしてみるとすごく重い。 でもなんか、ぴったりハマる。 そうそう、この気持ち文字にしたらこういう感じ、っていうのがぴったりハマってて切なくなる。
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2009年12月4日。主人公と一緒に恋を体験できた気がする。だからこそ、切なく、苦しくなることも多く、特に読後は不安定な空虚さに襲われた。読後、再度冒頭を読み直して救われ、主人公のその後の人生を想像した。個人的に、この始まりかたや終わり方がいいなと思う。小池氏の文章は、普段人には...
2009年12月4日。主人公と一緒に恋を体験できた気がする。だからこそ、切なく、苦しくなることも多く、特に読後は不安定な空虚さに襲われた。読後、再度冒頭を読み直して救われ、主人公のその後の人生を想像した。個人的に、この始まりかたや終わり方がいいなと思う。小池氏の文章は、普段人にはとてもさらせないようなみっともない、でも自然な感情や行動が書かれており、それによって作品と自分が近づけるのだと思う。 それにしても、1960年代の日本は今から考えると別の国のようだ。当時の若い世代も時代や環境というものがあるとはいえ、現代のそれとの違いについて考えてしまう。
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冒頭のシーンを最初に読むのと、読了後読み返してみるのとは、読む速度の違いがすごかった。 木口木版をちゃんと見てみたい、仙台に行きたいなと思った。 小池真理子さんが描く男女の激しい恋の表現は、誰にも劣らない
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時代背景は1970年、舞台は仙台、25歳年上の版画家:柚木と結婚した紗江は歳は違うものの大恋愛の末に結婚したこともあり、ラブラブな毎日を送っていた。 そこに紗江より二歳年下の東北大学の学生で、柚木に弟子入りしたいと言う眉目秀麗な青年:寺島東吾の出現により、3人での生活が始まるの...
時代背景は1970年、舞台は仙台、25歳年上の版画家:柚木と結婚した紗江は歳は違うものの大恋愛の末に結婚したこともあり、ラブラブな毎日を送っていた。 そこに紗江より二歳年下の東北大学の学生で、柚木に弟子入りしたいと言う眉目秀麗な青年:寺島東吾の出現により、3人での生活が始まるのだが、綺麗に噛み合っていた歯車が少しずつ狂い始める・・ 前回の本格小説 といい、私は自分より5〜10歳位上の登場人物が出てくる本が好きだ。 でもって、時代背景も昔、私が子供の頃に既に大人になっている人たちが出てくる、そういう本が好き・・ 携帯電話のない頃の恋愛小説は、心の機微が実に丁寧に書かれていると思う。 あるものをないと想定して考えることなんか出来ないから、今の若い人たちに対して、ないことを想定してごらん?なんて言うのは甚だナンセンスだとは思うけど、言い直しが利かなかったり、デートだって1回ごとに完結されたり、電話だって日に1回出来ればいい方だったり・・郷ひろみの唄じゃないけど『会えない時間が 愛育てるのさ 目をつぶれば君がいる』ってね・・・ そういう時代に恋愛できたこと、つくづく良かったな・・・って思う今日この頃・・・ 自分の置かれている立場上、空想の中で遊ぶ。 だからか、小説の中に理想だったり好みの男性像を見ることがある。 実に平和だ(笑) 今回もまた見つけちゃった・・・ 寺島東吾・・・いい男だ・・・・・^_^; この本を”最後まで”読んだ人なら、わかるだろうな・・・
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