1,800円以上の注文で送料無料

上司は思いつきでものを言う の商品レビュー

3.4

98件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    37

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2012/11/07

著者は、とても頭のいい人だと。 話が飛躍し、時にどエスなバッサリ切り捨てるところなど。 ドラッカー読むの辞めたほうがいいかも、なんて思わせる一面がありました。

Posted byブクログ

2012/12/16

ややこしいことをさらにややこしく語る手法は好きですね。これで着地できる著者はかなりの文章上手だと思います。 「儒教というものは現代では完全になくなった」と思っていましたが、まったくそんなことはなく、意識すらできないかのようなレベルにまで内面化しているのだな、というのがわかります...

ややこしいことをさらにややこしく語る手法は好きですね。これで着地できる著者はかなりの文章上手だと思います。 「儒教というものは現代では完全になくなった」と思っていましたが、まったくそんなことはなく、意識すらできないかのようなレベルにまで内面化しているのだな、というのがわかります。そういうあることすらわからない呪いとか洗脳的なことって、周りに相当数あると思うのですが、そのうちの一つを認識させてくれる本です。「あるんだ」とわかるだけでも違うんじゃないかなあ。

Posted byブクログ

2012/03/10

当たり前の疑問を発見し、当たり前に答えている おもしろい 固定概念にとらわれた思考を解放してくれるあ

Posted byブクログ

2012/02/24

上司の保身的な思考回路についての考察も、一面から見た場合は的を得ているのだろうけど簡単化しすぎていてしっくりこない。 その後の展開も筆者の思いつきに付き合わされた感じ・・・。

Posted byブクログ

2012/01/02

簡単な題から、分かりやすいエッセイ形式の新書かと思えば後半は民主主義や官僚、儒教の話に発展してなんだか面白い本。 直接的な内容は、会社人事のピラミッド体制、つまり頂点の社長から専務とか課長とか人が増えていく形、での上司が会議等でなぜ思いつきでものを言うのかっていう本。 ここでの...

簡単な題から、分かりやすいエッセイ形式の新書かと思えば後半は民主主義や官僚、儒教の話に発展してなんだか面白い本。 直接的な内容は、会社人事のピラミッド体制、つまり頂点の社長から専務とか課長とか人が増えていく形、での上司が会議等でなぜ思いつきでものを言うのかっていう本。 ここでの想定される主人公は、部下。この部下が、会議で会社の為に建設的な意見の、企画書などを挙げたとする。そうすると、何故か上司がとんちんかんな答えが返ってくるという話。(僕は、実際に働いたことがないので分からない。) それには、サラリーマン社会の構造に問題があるという。 上司は現場を知らない、そして部下のその建設的な意見は要するに今までの会社のやっていた事の否定となる。上司の視点は「今まで」で部下の目線は「これから」にある。しかし、上司の役割は部下のアイデアを拒否することでなく、通すこと。その葛藤の中で、ぽっと関係のないこと=思いつきでモノを言ってしまう。そんな感じのロジックです。 そしてそれに対して怒ったり論争するのは無駄なこと。問題は組織的なのだから。対処法はひとつ、「あきれること」。 その組織的な問題とは、上司の優位性を植え付けた儒教にあるらしいです。 うんぬんかんぬん。

Posted byブクログ

2011/12/26

私にとって、橋本治著 6冊目 会社・上司・部下という身近な関係におこる現象を、なぜそう言うのか?なぜそう言おうと思うのか?…といつも通り思考の次数をあげていく。 さらに時代を超えたり、規模を国や世界に広げたり、関係性が相似のままスライドしていくのが非常に爽快である。 本著の...

私にとって、橋本治著 6冊目 会社・上司・部下という身近な関係におこる現象を、なぜそう言うのか?なぜそう言おうと思うのか?…といつも通り思考の次数をあげていく。 さらに時代を超えたり、規模を国や世界に広げたり、関係性が相似のままスライドしていくのが非常に爽快である。 本著の意図などとは全く関係ないと思うが、私自身は 「がんばろうっかな…」「日本もいいとこあるな…」 と、ふんわりと前向きになる一冊だった。

Posted byブクログ

2011/11/18

物書きである筆者がエッセイ的に書いた本。 決してノウハウや社会への意見を提言するものではない。 気に入ったのは、会社は下記のような仕組みでできている、という意見。   偉い人:やりたいこと(want)をやる人   管理職:やらなければいけないこと(must)をやる人   下...

物書きである筆者がエッセイ的に書いた本。 決してノウハウや社会への意見を提言するものではない。 気に入ったのは、会社は下記のような仕組みでできている、という意見。   偉い人:やりたいこと(want)をやる人   管理職:やらなければいけないこと(must)をやる人   下っ端:やるべきこと(should)をやる人 偉い人がやりたい事を持っていない会社は迷走する。 心当たりがあるようなないような・・・ 私はわりとやりたい放題やっている気がするので、 偉い人に分類されるのだろうか。 以上

Posted byブクログ

2011/11/15

今回はサラリーマンにとってキャッチーなテーマを取っ掛かりにして、結局はまた日本社会論まで突っ込んでいます。 著者の小説は過去に何冊か読んだことあるのですが、評論となるとあの語り口調が気になってしまい、いいことを言ってるんだけど…と敬遠してました。本書を読んでみると、往年の癖ある...

今回はサラリーマンにとってキャッチーなテーマを取っ掛かりにして、結局はまた日本社会論まで突っ込んでいます。 著者の小説は過去に何冊か読んだことあるのですが、評論となるとあの語り口調が気になってしまい、いいことを言ってるんだけど…と敬遠してました。本書を読んでみると、往年の癖ある口調は後退したものの、やはりしつこく繰り返す口調は健在ですが、考えるトレーニングには恰好の素材を提供していますので、著者との迷走を是非とも楽しんで下さい。

Posted byブクログ

2011/11/08

内容はお題の通り上司が思いつきでものをいう理由について、日本の体制やはてまて聖徳太子の時代にまでサカノボリ、(いくぶんくどい展開や表現があるが)懇切丁寧に説明したもの。どうやら、部下が建設的な提案をした場合でも現場を離れている上司は (1)現場がよく見えないため、昔現場にいた頃...

内容はお題の通り上司が思いつきでものをいう理由について、日本の体制やはてまて聖徳太子の時代にまでサカノボリ、(いくぶんくどい展開や表現があるが)懇切丁寧に説明したもの。どうやら、部下が建設的な提案をした場合でも現場を離れている上司は (1)現場がよく見えないため、昔現場にいた頃に則して時代遅れの指摘をしたり (2)部下の提案を認める=今が悪いことを認める=今という時代を作った上司たる自分達の非を認める ことになるため認めたがらず部下の提案を否定したり するものだそうです。確かに、上司のいうことは全て認めつつ、上司の意に沿った形を無理やりつくって提案したこととかあった記憶が。。なかなか現実をツブサに書いた本だと思います。会社は大きくなると、ピラミッド構成のため現場が見えない上司が多くなるのが必然で、こうした思いつき上司が増えるとか。。役職を一切無くした会社が好成績をあげているのもわかるような気がしました。

Posted byブクログ

2011/11/06

このタイトルは、どれほどの人の心を掴んで離さなかったのだろう。タイトル勝ちな本。でも、そのタイトルを生み出すまでの考察のプロセスというのが、著者のオリジナリティに基づいているんだよね。上司が思いつきでものを言うのは、その上司の性分だと思いがち。だけど橋本氏は喝破するわけです。 「...

このタイトルは、どれほどの人の心を掴んで離さなかったのだろう。タイトル勝ちな本。でも、そのタイトルを生み出すまでの考察のプロセスというのが、著者のオリジナリティに基づいているんだよね。上司が思いつきでものを言うのは、その上司の性分だと思いがち。だけど橋本氏は喝破するわけです。 「上司が思いつきでものを言うのは、日本のサラリーマン社会の組織的な問題だから」と。

Posted byブクログ