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ブラック・コーヒー 小説版 の商品レビュー

3.4

24件のお客様レビュー

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2019/01/14

★★★2019年1月レビュー★★★ 『ブラックコーヒー』というタイトルに惹かれて読んでみた。ポワロシリーズのミステリー。1934年の英国が舞台。新たな兵器の化学式を発明した科学者サー・クロード・エイモリー。彼の開発した化学式を巡って起こる殺人事件を名探偵ポワロが解き明かしてい...

★★★2019年1月レビュー★★★ 『ブラックコーヒー』というタイトルに惹かれて読んでみた。ポワロシリーズのミステリー。1934年の英国が舞台。新たな兵器の化学式を発明した科学者サー・クロード・エイモリー。彼の開発した化学式を巡って起こる殺人事件を名探偵ポワロが解き明かしていく。 ロンドン郊外のエイモリー家の屋敷。被疑者は彼の家族と、訪問中のイタリア人医師。 「ああ犯人はあの人ね」 というオチ。展開のテンポはよく、すらすら読めた。 エルキュール・ポワロの人物が分かる紹介を少しだけ。 *ポワロは几帳面で、何事も整理整頓されていないと気が済まない。「左右対称、均整調和こそ、すべてなんですがねえ・・・・灰色の脳細胞はきちんと整理されていなくては」 *また、ポワロは自信満々。 「しかも、マダム。このエルキュール・ポワロは超一流の猟犬です」 「私ほどの推理力に恵まれていない人間にははっきりしないことが、このエルキュール・ポワロの知力にとっては、まったく明らかだからですよ」 しかしながら、見た目はぱっとしない。 卵形の頭をした小男。

Posted byブクログ

2018/12/28
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※このレビューにはネタバレを含みます

(あらすじ;引用) 晩餐後、科学者サー・クロード・エイモリ―は家のものを集め「この中に極秘文書を盗んだ者がいる」と叫んだ。部屋を暗くしている間に書類を返すことを彼は勧めたが、明かりがつくと殺されていた。彼から国家的大問題について相談したいと言われていたポアロは、真相を追うが……巧みな構成による、同名戯曲の小説版。 (登場人物)☆探偵、警察側●被害者 番号犯人候補 ☆エルキュール・ポアロ…私立探偵 ☆ヘイスティングズ大尉…ポアロの友人 ●サー・クロード・エイモリ―…科学者 ①リチャード・エイモリ―…クロードの息子 ②ルシア・エイモリ―…リチャードの妻 ③キャロライン・エイモリ―…クロードの妹 ④バーバラ・エイモリ―…クロードの姪 ⑤エドワード・レイナー…クロードの秘書 ⑥トレッドウェル…執事 ⑦ドクター・カレリ…エイモリ―家の客  ケネス・グレアム…医師 ☆ジョンソン…警官 ☆ジャップ…警部 感想 数多くの登場人物がいながらそれぞれに個性と役割を与える描写の構成力は流石クリスティーと感じた。 ただ、本質のミステリーとしての出来は個人的は40点くらい。 事件の状況的に犯人の候補が7人しかいないのと、序盤から挙動不審な人物が多すぎて逆に真犯人を絞りこめてしまった。⑥トレッドウェルは状況的に犯行ができない。 ①リチャード、②ルシアは冒頭から怪しすぎ。③キャロライン、④バーバラはヘイスティングズとのイチャイチャに終始して犯人役としてはフェードアウト。 いきなりルシアの知り合いということでやってきた、謎の医者⑦ドクター・カレリも怪しすぎ! 消去法で意外な真実を提示するなら…と考えたら半ページ読み終えたところで犯人だけはわかってしまったのが残念。 しかし、最後の締めまできっちりやりきるのがクリスティー。犯人に罪を認めさせるまでのポアロの活躍にも物語が盛り上がる。 ミステリー要素には不満があるものの、物語としては十分に楽しむことができた。戯曲版もぜひ読んでみたい。

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2018/11/30

もー! ヘイスティングスったらかわいい子が出て来たらすーぐころっとやられちゃうんだから! もー! となる一冊。 良いコンビだ…

Posted byブクログ

2017/06/09

小説版と、オリジナル戯曲と両方読んでみた。 こちらの小説版のほうで気に入ったセリフが、オリジナル戯曲にはなかったりして、へー小説で付け加えたのだったか(それもアガサ本人じゃない)…とちょっと驚いた。

Posted byブクログ

2016/03/24
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ポワロの話が読みたかったんだが、 ひらいた途端戯曲だったことに気づく・・・ 一応読む努力はしたんだが、 なんか、2ページ目で挫折。 残念。 意外と舞台を読むってのは難しいもんだ

Posted byブクログ

2015/07/25

もとがお芝居なだけあってか、いうもより人物の動きが明らかになってたり、会話が多めだったり、すこしドラマチックなラストだったりで、読みやすかったなぁ。お芝居も目に浮かぶかんじ。 ストーリー自体はひねりは少ないけど、十分に楽しめた。

Posted byブクログ

2015/03/29
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※このレビューにはネタバレを含みます

灰色の脳細胞名探偵ポアロの活躍を書いた一冊 極秘書類を託したいとの依頼を受け、依頼人のもとに向かったポアロを待っていたのは、依頼人サー・エイモリーの変わり果てた姿だった。 犯人探しと共に、行方不明となった極秘書類の在り処も探すこととなったポアロ。 イギリスでありながら、紅茶ではなくブラックコーヒーというあたりで、ある程度あらましが分かりそうですが・・・。 戯曲の小説化ということで、基本的に大きな場面転換はありません。 それ故、他の作品よりも個々の登場人物の動き、それに伴う心理の変化を想像すると、さらにこの作品を楽しめると感じました。 事件発生の様子を思い返しながら、灰色の脳細胞と共にコーヒーの如く漆黒の謎を楽しんでください。

Posted byブクログ

2014/05/19

ポワロ作品。 クリスティー原作の戯曲を、クリスティー研究家のオズボーンが小説化したもの 【あらすじ】 強力な爆弾を生み出すことのできる化学式を、開発した化学者の邸宅からロンドンまで運ぶ依頼を受けたポワロ。しかし、邸宅では化学式の盗難騒ぎが起こり、ポワロが邸宅に駆けつける寸前に化...

ポワロ作品。 クリスティー原作の戯曲を、クリスティー研究家のオズボーンが小説化したもの 【あらすじ】 強力な爆弾を生み出すことのできる化学式を、開発した化学者の邸宅からロンドンまで運ぶ依頼を受けたポワロ。しかし、邸宅では化学式の盗難騒ぎが起こり、ポワロが邸宅に駆けつける寸前に化学者が殺されてしまう。 【感想】 戯曲が元ネタということもあって、冒頭から登場人物の怪しげな態度や行動が目立って記述されている。また、小説の大部分が読書室での出来事を書いているので、舞台の上だったらどう表現されるのか、想像しながら読み進むのも面白いかも。 小説自体は人物描写と会話のやり取りがメインになっており、読みやすい半面重厚さには欠けるかも。殺人のトリックも平凡だと思う。ただ、その状況を誤解した人達による怪しい行動の理由を考えながら読むと楽しめた。

Posted byブクログ

2013/09/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

登場人物の様子、ポアロの朝食風景などシナリオ版との違いが面白い。 彼にあやかってチョコレート・ドリンクなんかも飲んでみたいけれど、きっと甘いんだろうな。

Posted byブクログ

2011/11/18

間違えて最初戯曲版を借りてしまったので読み直し。 またも灰色の脳細胞を駆使してポアロがやってくれました。 自分の才能を信じているとはいえ彼の捜査の仕方にハラハラさせられた。 怪しい人が何人もいたが、かわしてかわしてあの人とはね! 鮮やかな解決とエンディングにあー楽しかった。

Posted byブクログ