蒼穹の昴(4) の商品レビュー
面白いです!!最後の…
面白いです!!最後の結末には驚かされてしまいます。ぜひ!!読んでみてください。さいこう!!
文庫OFF
中国の歴史もの。登場…
中国の歴史もの。登場人物多し。漢字はルビがあるものの中国読み。
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時代に翻弄された春児と文秀、日本に亡命した文秀、宦官の頂点に上り詰めた春児。 二人共、幸せを掴むことは出来なかった。終わり方は釈然としなかった。
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中国・清、西太后と皇帝をめぐる戊戌の政変の頃のお話。 科挙とか、宦官とか、政争とか、いろいろと恐ろしい。 時代が近いだけに実感が伴って感じられます。 中国の歴史の小説によく出てくる「天命」というものについても考えさせられました。 一人一人の運命、天命があわさって歴史が作られてい...
中国・清、西太后と皇帝をめぐる戊戌の政変の頃のお話。 科挙とか、宦官とか、政争とか、いろいろと恐ろしい。 時代が近いだけに実感が伴って感じられます。 中国の歴史の小説によく出てくる「天命」というものについても考えさせられました。 一人一人の運命、天命があわさって歴史が作られていくどうしようもない大きさに心動かされるお話でした。 でも、やっぱり 「運命なんて頑張りゃいくらだって変えられるんだ。」 ですよね。 優しい心、自分のことより本当に世の中を良くしたいという心が報われる世界であって欲しいな。
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Amazonオーディブルで聴いた。 さっきうっかり投稿を削除してしまった(^_^;) 登場人物みんな失意で、カタルシスなし…。 やっぱり梁文秀が好きになれず。 終盤なんか最低だったね。 なぜお前は生きている?という気持ち。 みんなが梁文秀を生かそうとするのが、「主人公だから...
Amazonオーディブルで聴いた。 さっきうっかり投稿を削除してしまった(^_^;) 登場人物みんな失意で、カタルシスなし…。 やっぱり梁文秀が好きになれず。 終盤なんか最低だったね。 なぜお前は生きている?という気持ち。 みんなが梁文秀を生かそうとするのが、「主人公だから」という理由しか感じられない。 もう1人の主人公、春児サイドは感動的だったけど、春児は予言通りの富を手に入れたけど(偽りの予言と知りつつ自力で実現)、でも幸せそうじゃない…。
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風前の灯の清王朝クライマックス! 登場人物達の運命に驚いたり怒ったり悲しんだりと感情がジェットコースターだった。 続編の[珍妃の井戸]へ!
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〝日本公使館に匿われ、生ける屍になっていた僕はいま、黄海を南下する日本客船の一等船室でこの手紙を書いている...衷心から実現しようと希求してきた清王朝の変法政治(改革)が、決して民衆に理解されることもなく潰えてしまった理由を、僕ははっきりと知った...憾むべくは西太后の専横でも栄...
〝日本公使館に匿われ、生ける屍になっていた僕はいま、黄海を南下する日本客船の一等船室でこの手紙を書いている...衷心から実現しようと希求してきた清王朝の変法政治(改革)が、決して民衆に理解されることもなく潰えてしまった理由を、僕ははっきりと知った...憾むべくは西太后の専横でも栄禄ら守旧派の奸計でも、袁世凱の狡知でもない。敵は常に僕らのうちにあった...命ながらえる限り、たとえ異国の厄介者になろうとも、弁髪を切り、異人の姿になり果てようとも、僕は選良たる者の矜りにかけて、最善の努力をする。その努力こそが遥かなる科挙制度の遺産、ひいては偉大なる中華の叡智だと、固く信じるからである〟・・・紫禁城に渦巻く策謀、憂国の熱き闘争、中華四億の命すべてを翻弄する歴史の道標を知るのは “蒼穹の昴” を目指す者たちであった。
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蒼穹の昴①~④を読んで 時代は他国から侵略され続け、過酷な状況を抱えた清国。西太后が実質の政権を握っていた。 「春児、汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう。」 「文秀、汝は学問をみがき知をひろめ、もって天下の政を司ることになろう。」 占い師(白太太)のお...
蒼穹の昴①~④を読んで 時代は他国から侵略され続け、過酷な状況を抱えた清国。西太后が実質の政権を握っていた。 「春児、汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう。」 「文秀、汝は学問をみがき知をひろめ、もって天下の政を司ることになろう。」 占い師(白太太)のお告げを信じ、その道へ向かってひた走る文秀と春児。その真っすぐな気持ちと勇敢な姿に応援したくなる気持ちがこみ上げてきた。 春児は健気で愛くるしく、様々な人々から愛され、ついには西太后の目に留まる。 しかし、そのお告げは真実ではなく、夢であると本人は分かっていた。 文秀は、試験に合格し皇上にお仕えする立場まで上り詰めたが、自分の過ちに死をもって償おうと心に決めた。彼を思いとどませたのは、他でもない春児の存在であった。「お告げは嘘だって分かってた。運命は頑張ればいくらだって変えられるんだ。だから生きてくれよ。」と説得した。 この場面が一番心に響いた。自らの手で去勢し、夢を現実に変えた勇気と数々の努力。彼を尊敬せずにはいられない。 浅田次郎はエッセイの中で、国家の実情、歴史、思想、習慣、詩歌、特異な文化を有する中国を宇宙だと表現している。本書を読んで、中国は学びの泉であると痛感させられた。 約千三百年も続いた科挙制度(省、中央の試験を突破し進士となることができる仕組み)の存在を詳しく知ることができた。学校ではなく、家庭教師をつけて学ばせる時代がこんなに長期に及んだとは。信じがたい事実であった。食べること、学ぶ機会に恵まれない子供の方が多かったことが悲しくてたまらない。 宦官の制度(王朝の宮廷で皇帝や後宮に仕える去勢された男性)についても、深く学べた。背筋が凍る思いで読み進めた。どれだけの覚悟と苦しみを背負って人々は生きていったのだろう。胸が詰まる思いだった。 この国をもっと学びたいと思わせてくれた著書に感謝。
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読み終えました。 達成感ありますね。 特に最後は、ハラハラドキドキ。 通勤中、電車の中で読んだので危うく乗り過ごすところでした。 浅田先生の中国シリーズ、全部読みます!
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