1,800円以上の注文で送料無料

花伽藍 の商品レビュー

4.1

38件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2013/04/25

うーん、当方の感性の衰えってやつ??? 全体的にのっぺりしていて真に迫ってくるものが全く感じられなかった。 例えば同性愛についてだが、現在の社会の認識具合からどうしたって戦闘的な態度になるのは致し方ないけれども、妙に「社会の構図」に拘っている気がする。 同性愛という人間関係を常識...

うーん、当方の感性の衰えってやつ??? 全体的にのっぺりしていて真に迫ってくるものが全く感じられなかった。 例えば同性愛についてだが、現在の社会の認識具合からどうしたって戦闘的な態度になるのは致し方ないけれども、妙に「社会の構図」に拘っている気がする。 同性愛という人間関係を常識として認めさせるだけで良いならここどまりで良いが、作家と名乗るからにはその先にある超越した人間性の探求にまで踏み込んでほしいと思うのは、当方のセンスの無さが成せる技?それとも無いものねだり?

Posted byブクログ

2012/09/23

「花伽藍」を始めとする5編からなる短編集。 作者の短編を読むのはこれが初めてだった。(そして作者にとっても初めての短編集らしい。) 正直言って、失礼ながら、こんな多彩な短編を書ける人だとは思っていなかった。 今までの長編では、レズビアンの恋愛というモチーフを、言ってみれば正面から...

「花伽藍」を始めとする5編からなる短編集。 作者の短編を読むのはこれが初めてだった。(そして作者にとっても初めての短編集らしい。) 正直言って、失礼ながら、こんな多彩な短編を書ける人だとは思っていなかった。 今までの長編では、レズビアンの恋愛というモチーフを、言ってみれば正面からまともに書いていたが、この短編集ではそれを横から後ろから下から、時にはちょっと遠くから描いている、そんな感じだ。 もし、中山可穂を読んでみたい、という人がいたら、これを一冊目にすすめてみたい。

Posted byブクログ

2012/03/01

可穂さんの作品はいつも夢中になって読んでしまいます。(∩.∩) この作品もまた感動して、最後は涙が出そうでした。 またまた可穂さんの小説に惚れ込みました。 o(^-^)o

Posted byブクログ

2011/05/02

短編集 中山可穂の書く世界は美しい どの話にでてくる人もそれぞれ美しく 確立されていて だから短編集は主観が足りなくて 続きがほしくなる どの話もすきやけど ものたりない!切り取る世界が大きすぎるわけでもないのにな なんでやろ

Posted byブクログ

2011/02/18

燦雨という作品を読みました。作品全体に物悲しいというか…幸せなんだろうけど泣きたいなぁって感じでした。

Posted byブクログ

2010/08/05

再読です。 単行本のころより、自分も変わったるんだろうなぁ 面白さが違う気がします。 また、しばらくしてから読もっと。

Posted byブクログ

2009/12/10

ビアンのお話全5作。あまりにもすばらしくて感動しました。あとがきも必読。。「七夕」はありそうで、なかなかできない体験。もし自分が・・・と考えると思わずにやり。どれも最高ランクの短編集です。

Posted byブクログ

2009/10/07

短編小説集 ひと夏の狂おしく濃密な恋を描く「鶴」。失恋したばかりの女性が経験する一夜の出来事「七夕」。 別れた亭主が転がり込んだことからはじまる再生の物語「花伽藍」。 別れの余韻が静かに漂う「偽アマント」。未来への祈りにも似た「燦雨」。 結婚というルールを超えて結ばれた無垢で生...

短編小説集 ひと夏の狂おしく濃密な恋を描く「鶴」。失恋したばかりの女性が経験する一夜の出来事「七夕」。 別れた亭主が転がり込んだことからはじまる再生の物語「花伽藍」。 別れの余韻が静かに漂う「偽アマント」。未来への祈りにも似た「燦雨」。 結婚というルールを超えて結ばれた無垢で生々しい愛の歓びと痛み、 そして愛にあぶりだされた孤独を、鮮烈に彩り豊かに描いた珠玉の短編集。(by Amazon) はじめての中山さん。 独特の世界観(レズビアンの恋愛)を描く作家さんだったっけなーと曖昧に記憶していて、 借りてみたら本当にそんなかんじで。 慣れるまでは正直とっつきにくかったものの、 読み終わる頃にはそんなことはどうでもよくなっていたのは彼女のすごさかも。 文章が丁寧で読みやすい。 恋愛小説、特に同性間ということで濃厚なイメージはあったものの、 そういうものは一切感じることなくスラスラ読み進めることが出来たのは彼女の筆力ゆえかと。 せつなさがありながらも前を向いて進んでいくかんじがいいなぁ。 暗いだけじゃイヤだものね。

Posted byブクログ

2009/10/07

どれも珠玉の短編だけどとりわけ「偽アマント」は秀逸。 仁子のキャラクターも印象に残るし、庭先の二匹の猫にチルシスとアマントと名付けるというセンス。 それにしても中山可穂の描く食べ物のおいしそうなこと・・「燦雨」のマルちゃんの手料理の数々には思わず涎が垂れそうでした。

Posted byブクログ

2009/10/29

最近、断食とか食餌療法に興味があって、そうゆう本を読んでいて・・・ その合間にこういう逆の、欲求の開放、みたいな作品を読んでいるのも不思議なものだ(笑) 自然とバランスを取ってるのかな? 『燦雨』はとても興味深い話だった。 男女の恋愛においても、それが老年期にさしかかった時を描...

最近、断食とか食餌療法に興味があって、そうゆう本を読んでいて・・・ その合間にこういう逆の、欲求の開放、みたいな作品を読んでいるのも不思議なものだ(笑) 自然とバランスを取ってるのかな? 『燦雨』はとても興味深い話だった。 男女の恋愛においても、それが老年期にさしかかった時を描くものはとても少ない(と思う) ましてや同性同士の恋愛ともなると・・・ 正直、初めて読みました。 介護の仕事をしている私から見ても、リアルでした。 どんな容姿で、どんな仕事で、どんな生き方をしている人にも 老いは平等にやってくるんだよな。 と改めて感じました。 そして、そこにも恋愛はある。

Posted byブクログ