迷へる魂 の商品レビュー
尾崎翠という人がどういう女性だったのか、ずっと気になっていた。きらきらした言葉の断片に、彼女という人を垣間見れた気がした。
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尾崎翠、ますますわからなくなった。 文庫選集のイメージとだいぶ違う。意外と器用な人だった気がしてきた。 だって媒体によってかなり文体違うし。
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研ぎ澄まされた劇終がこちらをじっと見ているような そんな気分になって読み終わりました。 (2009.07.31)
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「今日も斯うして悲しい一秒間の連続によつて費された。」 彼女の文章は、鋭く澄んだ感性と朴訥としたやさしい人間像を根底に宿していて、読んでいるわたしをもかなしくさせます。それは感情の迸る大仰な悲しみではなくて、ひとにそっと溜息をつかせるような、透明であたたかいかなしみ、だけれど...
「今日も斯うして悲しい一秒間の連続によつて費された。」 彼女の文章は、鋭く澄んだ感性と朴訥としたやさしい人間像を根底に宿していて、読んでいるわたしをもかなしくさせます。それは感情の迸る大仰な悲しみではなくて、ひとにそっと溜息をつかせるような、透明であたたかいかなしみ、だけれども。
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