ラブレター の商品レビュー
繊細だけど激情的、 詩的だけど現実的。 いわさきちひろの二面性が、 アートや言葉で生きている。 二面性を使いこなす強さを秘めた 彼女の魅力がいきいきと伝わった。
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いわさきちひろさんの絵がとても好きだ。 でも人となりはほとんど知らなかったなと思いながら読む。 夫やこどもへの愛の深さ、絵に対する思い… 私からすると祖父母世代の方だったということも初めて知った。 懸命に人を愛し、懸命に絵を描き、懸命に生きた人だった。 いわさきちひろさんを少...
いわさきちひろさんの絵がとても好きだ。 でも人となりはほとんど知らなかったなと思いながら読む。 夫やこどもへの愛の深さ、絵に対する思い… 私からすると祖父母世代の方だったということも初めて知った。 懸命に人を愛し、懸命に絵を描き、懸命に生きた人だった。 いわさきちひろさんを少し知ることができた気がする。
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いわさきちひろさんって、何となくもの静かで絵では表現するけど、文章書いたりメディアに出演して表現するようなことはしないイメージでいた。実際に絵以外で表現している場を見聞きしなかったこともあって。でもそれもそのはずで、ちひろさんは私がものごころつく以前に他界されていたのだった。 こ...
いわさきちひろさんって、何となくもの静かで絵では表現するけど、文章書いたりメディアに出演して表現するようなことはしないイメージでいた。実際に絵以外で表現している場を見聞きしなかったこともあって。でもそれもそのはずで、ちひろさんは私がものごころつく以前に他界されていたのだった。 この本にはけっこうな年月にわたるちひろさんの文章や対談録が収められている。文章も雑誌などに書いたものだけでなく日記からも(ちひろさんはこんなふうに自分の日記が本に載ってみんなに見られるの嫌がらないだろうか)。この本の冒頭に載っているこの日記に書かれた、夫の不在に対する狂おしいばかりの熱い思いがすごい。前述したようなちひろさんのイメージがぐわっと覆される。 その後も切々とした思い、真摯な言葉が続く。周りの人々や環境を愛しながらひたむきに強く生きた人という印象。
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2020.3 表向きの印象からはわからない熱さや厳しさ、想い。日記から伝わってくるのはいわさきちひろさんそのもの。
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素晴らしい本でした。 ちひろさんの本は多いけど、 ちひろさん自身の言葉を集めた本は少ないです。 語らずとも、絵を見ればどんな人柄かわかる… というところが、もちろん ちひろさんの魅力でもあるのですが、 それだけに、絵について、子どもについて、 家族について、これだけ率直に語っ...
素晴らしい本でした。 ちひろさんの本は多いけど、 ちひろさん自身の言葉を集めた本は少ないです。 語らずとも、絵を見ればどんな人柄かわかる… というところが、もちろん ちひろさんの魅力でもあるのですが、 それだけに、絵について、子どもについて、 家族について、これだけ率直に語った本は 貴重だなと思います。
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ほんわかして、それでいて深い絵を描くちひろさんの自身の ことが色々と知りたくて読んでみた。 絵からはまっすぐで優しい人なのかなと思ったけど、 夫あての手紙を読むとかなり情熱的でもあり、 その意外さに驚いた。でもこんな風に人を愛せるからこそ あれだけあくさんの素敵な絵を描...
ほんわかして、それでいて深い絵を描くちひろさんの自身の ことが色々と知りたくて読んでみた。 絵からはまっすぐで優しい人なのかなと思ったけど、 夫あての手紙を読むとかなり情熱的でもあり、 その意外さに驚いた。でもこんな風に人を愛せるからこそ あれだけあくさんの素敵な絵を描くことが出来たのだろう。 ちひろの昭和という本にもちひろさんのことが色々紹介 されていたけれど、この本はさらにちひろさんのことに 興味がある人にお勧め。
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ピンク色のことを表現するのに「ももいろ」という、美しい人の言葉集。 核心を突く正直な言葉や、あたたかで素朴な言葉がたくさんあふれていて、読んでいると自分が使っている言葉がどんなに建前を気にした、婉曲な言葉ばっかりだったかということを感じる。 同時に心の奥の羽根に触れられたような、...
ピンク色のことを表現するのに「ももいろ」という、美しい人の言葉集。 核心を突く正直な言葉や、あたたかで素朴な言葉がたくさんあふれていて、読んでいると自分が使っている言葉がどんなに建前を気にした、婉曲な言葉ばっかりだったかということを感じる。 同時に心の奥の羽根に触れられたような、せつない気持ちになります。 それにしてもこの表紙のちひろさんの写真はなんというか、子供の瞳そのもの。 昔読んだ絵本をまた読みたくなった。
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大好きな絵本作家 いわさきちひろさんのエッセイ。悩んだり、苦しんだり、夫や子供への愛がつづられていたり、ちひろさんのありのままの姿が伝わってくる貴重な1冊。あの優しいタッチの絵から想像できないくらいときに激しく、「ああ、やっぱり芸術家なのだ」と思い、ますます好きになりました。
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よかったーー。 タイムリーだからかな。 心のすみずみに絵の具が広がるように。 染み渡りました。
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やっぱりこういう方だったんですね。 安心したし、嬉しかったです。その人そのままが表れている本。
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