アイルランドの薔薇 の商品レビュー
事情のある閉鎖空間で…
事情のある閉鎖空間での殺人事件で、しかも警察を呼べない状況をどう解決するのかという展開を楽しめました。同時に、英国とアイルランドの領土問題が述べられており、歴史的な知的興味も満たすことができました。
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石持浅海氏のデビュー…
石持浅海氏のデビュー作。端正なつくりの本格ミステリとなっています。
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閉鎖状況の過程も楽し…
閉鎖状況の過程も楽しめる作品です。本筋も十分たのしめますが宿泊客に紛れ込んだ暗殺者がすごく気になります。いたるところにある伏線、仕掛けに気をつけて読んでみてください。
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石持さんのデビュー…
石持さんのデビュー作他の作品に比べ 場所柄かちょっととっつきにくい気がするが 根気良く読んでいただければ 味がある作品だと思う
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Kappa-One一…
Kappa-One一期生の石持さんのデビュー作。こういう背景が外国、登場人物が外人という小説を日本人が書くが、そういう物が読みたければ翻訳物を読むわ、とつっこみをいれながらもけっこう楽しめた。自分みたいに外人の名前を覚えられない人は、著者が日本人だからといって油断しないように。
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マンガマスターキート…
マンガマスターキートンと似たような雰囲気のミステリ。とかいったら怒られるかな。
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みるからにアイルランドの情勢や近隣国との政治の話を想像させるタイトル、個人的には敬遠しがち とりあえず本格推理と書いてあるので手に取る 巻頭の登場人物リストにはカタカナがずらりと10人以上でニックネームも別にあるんかーい 開始数十頁はリストを何度も見ながら把握しなければならな...
みるからにアイルランドの情勢や近隣国との政治の話を想像させるタイトル、個人的には敬遠しがち とりあえず本格推理と書いてあるので手に取る 巻頭の登場人物リストにはカタカナがずらりと10人以上でニックネームも別にあるんかーい 開始数十頁はリストを何度も見ながら把握しなければならなかったが、難点はそれくらいかな 総合的な評価は星5なので いざストーリーを読み進めると本格ミステリ フーダニットとホワイダニット+暗殺者は誰なのか 黙っていいねを3回押す 「会釈」は露骨なキーワードだなと思ってたらしっかり作者の罠にハマっていくー となると暗殺者は〇〇だなと、こちらは正解 種明かしもオシャレだわ 完敗に乾杯 やかましわ 真犯人と動機は当てられずもフェアな解法で満足 幕間にアイルランドの歴史についての講釈パートがあるが、眠くならない適量かつ分かりやすい内容
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デビュー作からコンスタントに面白いものを書き続けられるって良いな。 “南北アイルランドの統一を謳う武装勢力”というから堅苦しい話になるのかと思いきや、安定の石持作品だった。 スライゴーの宿屋で人が殺され、その犯人を並外れた観察力と論理的思考によって推理していくフジ。 さらに、彼の...
デビュー作からコンスタントに面白いものを書き続けられるって良いな。 “南北アイルランドの統一を謳う武装勢力”というから堅苦しい話になるのかと思いきや、安定の石持作品だった。 スライゴーの宿屋で人が殺され、その犯人を並外れた観察力と論理的思考によって推理していくフジ。 さらに、彼の推理によって宿泊客達の正体も暴かれていく。
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前半50ページまで辛かった トーマスがトムと呼ばれたり、マイケルがミッキーと呼ばれたり外国人のあだ名の知識がないので誰が誰なのか分からなかった 途中からは登場人物も固定されて理解し易かった アイルランドの南北の争いや武装勢力での話だが、アイルランドを題材にして日本人一人以外は外国...
前半50ページまで辛かった トーマスがトムと呼ばれたり、マイケルがミッキーと呼ばれたり外国人のあだ名の知識がないので誰が誰なのか分からなかった 途中からは登場人物も固定されて理解し易かった アイルランドの南北の争いや武装勢力での話だが、アイルランドを題材にして日本人一人以外は外国人の設定にする必要ある? アイルランドの死生観は理解するが、それ以外は日本での話でもいいのでは? 最初の横文字だらけ以外は面白い トリックも二転三転あり良い ただ、最初の外国人の名前出まくりとアイルランドの題材はあまり納得していない
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処女作で異国が舞台のミステリに驚いた。 登場人物が厳選されており、カタカナ表記に悩まされがちになる舞台で唯一の日本人探偵含め読者に優しい愛称呼びはとても読み易い。名前はフルネームの後に愛称を重ねる配慮具合だ。カナカナに弱い日本人をよくわかっていらっしゃる。 殺し屋 反社組織 タ...
処女作で異国が舞台のミステリに驚いた。 登場人物が厳選されており、カタカナ表記に悩まされがちになる舞台で唯一の日本人探偵含め読者に優しい愛称呼びはとても読み易い。名前はフルネームの後に愛称を重ねる配慮具合だ。カナカナに弱い日本人をよくわかっていらっしゃる。 殺し屋 反社組織 ターゲット と、不穏な素材は揃っており読者の脳内で道筋を見せてくれるもののどうやら一筋縄で行かない雰囲気。ハウダニット フーダニット ホワイダニット 以前に何が起こるのか分からない状態で人物達が舞台に集結していく。ワクワクする。 事件解決後のエピローグにあたるラストの畳みかけはとてもリズムがよく、クローズドサークル(開放的な環境でしたが)にて陥る人数合わせキャラが誰一人として存在しなかった。フェードアウトしないラスト数ページにテンションが上がっていたことはこの語彙力の無さでも伝わるかと信じてます。
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