正論なのに説得力のない人 ムチャクチャでも絶対に議論に勝つ人 の商品レビュー

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2010/01/05

(S) 論理学をベースとした、上手な議論の仕方について書かれた本。 「詭弁」について著者は ・理屈の上に成り立った議論 ・主張に説得性を持たせるために必要 ・人を欺く意思、は詭弁と一切関係ない。詭弁にその意味を含めるのは間違い。 という3点を説明した上で以下の章構成で「上手な詭弁...

(S) 論理学をベースとした、上手な議論の仕方について書かれた本。 「詭弁」について著者は ・理屈の上に成り立った議論 ・主張に説得性を持たせるために必要 ・人を欺く意思、は詭弁と一切関係ない。詭弁にその意味を含めるのは間違い。 という3点を説明した上で以下の章構成で「上手な詭弁」の説明を深めます。 1章 詭弁とは何か 2章 単なる論理間違いとムチャクチャな論理 3章 詭弁のようで詭弁でないタイプ 4章 説得性に乏しい「下手な詭弁」 5章 猛烈な説得力を持つ「上手な詭弁」 6章 上手な議論のための詭弁トレーニング 身近な会話例や文例を元に、あらゆる議論の論理学的解釈を教えてくれる。 筆者の言うように、上手な議論をできるようになるというのもひとつだが、前半の章にあるような「論理的にムチャクチャ」を展開しないようにするための教科書として使える。 著者は、勝間和代の本でも薦められていた「論理パズル」の著者でもある。

Posted byブクログ