こころ の商品レビュー
夏に読んだので、詳しくは覚えてないけど、夏目漱石は、さすがお札になった人だと思った。(まだ財布に入ってるよ)人間のこころは人間を殺すことが出来る。そして同じこころで人を愛することも。これはこれからも高校生に読まれる本であって欲しい。
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高校の教科書に載っていて興味があったので全部読んでみた。 「恋は罪悪です」という言葉と、美しい日本語が読み応えあり。昔の話なのにすらすら読めてしまう。漱石の中ではいちばん好き。
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3部に別れていてどれも興味深いお話しだけど、特に最終章の「先生と遺書」が好き。回想しながら友情と愛情に揺れ動く「先生」の心の闇をリアルに掘り下げていて、それは現代の人でも「わかるわ〜」と共感できる内容。どんな時代でも抱えてるものは一緒なんだ!と目からウロコってしまいました。愛情か...
3部に別れていてどれも興味深いお話しだけど、特に最終章の「先生と遺書」が好き。回想しながら友情と愛情に揺れ動く「先生」の心の闇をリアルに掘り下げていて、それは現代の人でも「わかるわ〜」と共感できる内容。どんな時代でも抱えてるものは一緒なんだ!と目からウロコってしまいました。愛情か?友情か?と自分に問いかけたくなります。明治−昭和初期の文学って読んでみたいけど小難しいイメージ!っていう方は最初に読むと良いかも。
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中国・パキスタン旅行にもって行った唯一の小説。とても面白く読めた。が、上海〜昆明間の電車のなかですでに読みきってしまっていた。「先生」の態度は、僕の今の態度ととても似ているのではないか?
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今回から少しの間、「学校をきっかけに読んだ・読まされた特集」でもやろうかなと思います。 こんな有名な作品を解説しても、無益でしょう。感想を。最近振り返ってこの作品について考えてみたんですが、厳しいとは思いますが…登場する男性達は、弱くて幾分身勝手で、自己完結的ですよね(人のことを...
今回から少しの間、「学校をきっかけに読んだ・読まされた特集」でもやろうかなと思います。 こんな有名な作品を解説しても、無益でしょう。感想を。最近振り返ってこの作品について考えてみたんですが、厳しいとは思いますが…登場する男性達は、弱くて幾分身勝手で、自己完結的ですよね(人のことを言えた義理ではありませんが)。一番苦しんでるのは、渦中の女性でしょうに。と、ちょっとフェミニストを気取ってみました。ただ、青年時代の葛藤というものは、時として私たちを(悩みの種の大きさにかかわらず)信じられないほどに苦しめます。一歩間違えば命を絶ってしまっていたんじゃないかと思うことだって、なきにしもあらずです。結局生きているんですが、「疾風怒濤の時代」(ゲーテだっけな?)ですし、色んなことに振り回されて、わけがわからなくなることがあります。「19であるっていうのは、そういうものなんだよ」(そういうもの=不安定である)という台詞が最近の小説にありましたが、その通りだと僕は思います。おしまい。
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夏目漱石の小説が好きなのですが、「こころ」はその中でも一番好きだったりします。最初はゆったりとしたペースで進むのに、最後の最後でぐっと深層に迫る。辛くて悲しいけれど、美しい物語だなぁと思っています。また読み返そうかしら。
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夏目漱石はすごく有名なので、知っている方も多いと思います。私がこの本を知ったのは、高校の現国の授業でした。教科書には当然、全 部の内容は書いてなくて、Kが自殺する部分を中心に書いてありました。その遺書の文が気に入って、買ってみた本です。 「この本はゲイの話じゃないか?」という...
夏目漱石はすごく有名なので、知っている方も多いと思います。私がこの本を知ったのは、高校の現国の授業でした。教科書には当然、全 部の内容は書いてなくて、Kが自殺する部分を中心に書いてありました。その遺書の文が気に入って、買ってみた本です。 「この本はゲイの話じゃないか?」という疑問がもたれているそうです。私は多分違うと思うのですが、まぁそんなことは、どっちでもいいです。 私は、Kの遺書が気に入って買っただけなので。。。 内容はおもしろいです。「本を読み返す」という事は滅多にしないのですが、この本は何回か読み返しています。暗い内容で読んだあと気 分スッキリというものではないのですが、気に入っています。
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生涯の一冊って感じ。国語の時間に一番良いとこ読んじゃって、その後で初めて通して読みましたが、ほんとに面白い。というか、すごい。衝撃を受けた。ストーリーとか、読んだ時の気持ちとかを、一生忘れることはないだろうな、と思う数少ない小説のうちのひとつ。大学でも授業で扱って、また色々な読み...
生涯の一冊って感じ。国語の時間に一番良いとこ読んじゃって、その後で初めて通して読みましたが、ほんとに面白い。というか、すごい。衝撃を受けた。ストーリーとか、読んだ時の気持ちとかを、一生忘れることはないだろうな、と思う数少ない小説のうちのひとつ。大学でも授業で扱って、また色々な読み方教わったりして、なるほどねーて思ったりもしました。
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≪こころ≫って、一人の≪こころ≫が他の人の≪こころ≫に作用して、改めて重要さに気付くものかも。≪こころ≫の存在を脳みそに突きつけられるような迫力があります。
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この作品は高校生くらいになれば誰もが知っている名作中の名作だ。 Kの死にしても、先生の死にしても何通りもの解釈ができる。 究極のエゴイズムを描き出している。
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