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ジャズを読む事典 の商品レビュー

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2022/12/23

まあその18年前の本なので、 参考にしかならないモノもあったが、 歴史は分かりやすく、 アルバム紹介も変な偏りがなくて、 初心者にとっては読みやすかった。

Posted byブクログ

2022/10/24

2004年に発行された本で、今は絶版になっている。名盤ガイド本として買ったので、目的の名盤紹介の部分だけを読んで、通しては読んだことはなかったが、今回は最初から最後まで通して読んでみた。 とは言っても、名盤紹介以外の部分は「ジャズの疑問」と「ジャズでたどるアメリカ近・現代史」の...

2004年に発行された本で、今は絶版になっている。名盤ガイド本として買ったので、目的の名盤紹介の部分だけを読んで、通しては読んだことはなかったが、今回は最初から最後まで通して読んでみた。 とは言っても、名盤紹介以外の部分は「ジャズの疑問」と「ジャズでたどるアメリカ近・現代史」の2章くらいしかない。「ジャズの疑問」の文章量は20ページ強と少な目で、本書のイントロといった趣き。ここで著者のジャズに対する考え方を披露している。「ジャズでたどるアメリカ近・現代史」の章は、文章量は多めだが読みやすく、「アメリカ音楽史」などを一度も読んだことがない人でも、気軽に読める内容になっている。 本書のメインである名盤紹介は、一般的なジャズのガイド本とは一線を画している。一般的なジャズのガイド本で紹介されている名盤は、ほとんどが1950~60年代のモダンジャズが中心である。しかし、本書はアシッドジャズや、コンテンポラリー・ジャズ、スムースジャズ、フュージョン、ポップス、ボサノバなど幅広く、そして均等に紹介している(小野リサ、スティング、ジェフ・ベックのアルバムも登場する)。これには、ずいぶんとライトな印象を受ける。「これでジャズの名盤ガイド?」と思えるようなラインナップだが、私はジャズの名盤ガイドはたくさん持っているので、本書は毛色の違う「ジャズっぽい名盤を紹介しているガイド本」として、所有し続けている。 一般的なジャズガイド本で取り上げられているようは、ジャズの名盤はほとんど所有しているが、本書で紹介されているアルバムは、所有していないものも多いので、所有していないものに関しては、「Spotify」などで音楽を確認しながら読んだ。 ジャズ初心者にはこれくらいのラインナップの方が良いのかどうかは疑問だが、ジャズに対して苦手意識のある人にとっては、敷居を低くする効果はあるのかも知れない。 新書で421ページもあり、アルバムが200枚紹介されているのは良い点だが、紹介文が少ないのと、録音年とレーベル名が書いていないのはマイナス点である。

Posted byブクログ