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国盗り物語(一) の商品レビュー

4.3

188件のお客様レビュー

  1. 5つ

    71

  2. 4つ

    80

  3. 3つ

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2018/12/09

人生、自分の才能を発見するほどの愉悦はない。(稲葉山城設計) 名前といえば信長は自分の子供の名もこの男らしい傾斜を帯びたものをつけた。 長男信忠は「奇妙」といい、三男信孝は「三七」といい、九男の信貞にいたっては、人、という名だった

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2018/10/08

坊主上がりの松波庄九郎が、京の油売りの豪商奈良屋の御料人お万阿をたぶらかして、婿に収まる。更には、奈良屋を廃業に追い込み、場所と手代は全く変わらずして、体よく山崎屋として再興し完全なる乗っ取りを遂げる。

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2018/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

斎藤道三という人はもちろん名前は知っていましたが 何をしたかとかどんな人だったかなどは全く知りませんでした。 しかし、物語の最初からお万亜を手に入れるための駆け引きで 非常に魅力ある人物として描かれており、交渉術の指南書としても 非常に参考になるのではと感じました。 そして美濃の国でも自身の仕える主君の妾を手に入れたり クーデターを起こしたりといったところの計画性について ただただ感心するばかりでした。 次巻以降で自身が一国の大名になるまでが 描かれていくのだと思いますがとても楽しみです。

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2018/07/06

「国盗り物語 (1)」(司馬遼太郎)を読んだ。思えば、『大きな志(夢)を抱いてそれに向かって努力しなきゃ』的な説教臭さに反発して「偉人伝」とか読まない子供だったし、そのまま歳とって、やっぱりそういう小説をあまり読んでこなかったな。 しかしまあ、「斎藤道三」、とんでもないやつだな。

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2024/06/08

禅僧より還俗し、油商から美濃の領主に登り詰めた梟雄・斎藤道三。松波庄九郎と呼ばれた若き日を描いた第一巻。 史実に基づいているかは置いといて娯楽小説として抜群の面白さ。庄九郎という規格外な男の立身出世が存分に描かれている。 切れ味鋭い頭脳と自らの才覚を全く疑わない自尊心。そして好機...

禅僧より還俗し、油商から美濃の領主に登り詰めた梟雄・斎藤道三。松波庄九郎と呼ばれた若き日を描いた第一巻。 史実に基づいているかは置いといて娯楽小説として抜群の面白さ。庄九郎という規格外な男の立身出世が存分に描かれている。 切れ味鋭い頭脳と自らの才覚を全く疑わない自尊心。そして好機を逃さない実行力。人を道具として利用しながらも風流を愛する文化人。女たちは戸惑い恐れるが次第にその魅力に溺れていく。 間違いなく悪人、しかし小悪党ではなく途方も無いほどの唯一無二の大悪党。 神仏すらも家来と考える高慢な姿は危うさと清々しさが同居する不思議なオーラに溢れている。

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2018/01/27

斎藤道三のことは殆ど知らなかったので、非常に楽しんで読める。(小学生の頃、横山光輝の「片目猿」は読んだことがあったけど。) まだ、1/4しか読んでないけど、絶対お勧め。 やることなすこと全て当たるのは、周到な計算があってこそ?

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2018/02/04

司馬遼太郎原作、さらには大河ドラマにもなったことがあります。 前半は斎藤道三が主人公であり、後半に信長が登場する構成。当初は信長まで描く予定はなかったそうで、好評だったからでしょう。 それだけに、斎藤道三がめちゃくちゃ魅力的に描かれています! 貧しい油売りから立身出世。美濃国...

司馬遼太郎原作、さらには大河ドラマにもなったことがあります。 前半は斎藤道三が主人公であり、後半に信長が登場する構成。当初は信長まで描く予定はなかったそうで、好評だったからでしょう。 それだけに、斎藤道三がめちゃくちゃ魅力的に描かれています! 貧しい油売りから立身出世。美濃国の国盗りへと乗り出します。女性にはモテるわ、成りあがるための策は当たるわ。とにかく痺れます。ちょっと後半の信長が霞むくらいでした。 そして、道三、信長、さらには明智光秀、この三者の物語でもあるんですね。道三は、信長と光秀に戦国で生き抜く術を教えました。 さらに信長の妻である濃姫は、道三と小見の方の娘。小見の方の甥である光秀と、濃姫は血縁関係にあります。 道三の意志を受け継ぐ信長と光秀、この2人の対決だったというわけです。

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2017/12/28

斎藤道三、織田信長、明智光秀の物語。信長はむしろ脇役で、天下を取れなかった道三と光秀が中心。司馬遼太郎の作品によくある敗者に対する思いやり溢れる作品。相変わらず読み始めると止まらない。道三と信長と光秀がこのように関わっているということを初めて知ったし、今まで大河ドラマで何度も取り...

斎藤道三、織田信長、明智光秀の物語。信長はむしろ脇役で、天下を取れなかった道三と光秀が中心。司馬遼太郎の作品によくある敗者に対する思いやり溢れる作品。相変わらず読み始めると止まらない。道三と信長と光秀がこのように関わっているということを初めて知ったし、今まで大河ドラマで何度も取り上げられている人物達なのに、イメージが全く変わった。特に光秀については、ここまで有能でここまで信長に嫉妬していたとは知らなかった。まあ、あくまで司馬視点なので真実かどうかは分からないが、人間ドラマとしては明らかにこの作品の方が、今までの大河よりも深い。読んで損はない一冊。

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2017/12/02

蝮の道三こと、斎藤道三の物語。司馬遼太郎らしい書きぶりで、豪傑・天才・達人・人たらしぶりが描かれていて、読んでいてワクワクする。司馬本は読んでいて本当に楽しいし、圧倒的な取材に基づいて書かれているので真実味を帯びているが、あくまでもフィクションとして読まないと人物像を見誤ることが...

蝮の道三こと、斎藤道三の物語。司馬遼太郎らしい書きぶりで、豪傑・天才・達人・人たらしぶりが描かれていて、読んでいてワクワクする。司馬本は読んでいて本当に楽しいし、圧倒的な取材に基づいて書かれているので真実味を帯びているが、あくまでもフィクションとして読まないと人物像を見誤ることがある。

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2017/09/28

2017.9.23読了。 戦国時代を知りたくて読み始めた本。堅苦しくなくサラッと読み終えることができた。 道三といえば「織田信長の前の人」くらいしか認識していなかったけれど、この人も波乱万丈な人生だったよう。 今後どのようにして後の人達と繋がっていくのかが楽しみ。

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