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刹那に似てせつなく の商品レビュー

4

45件のお客様レビュー

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2013/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

解説は藤田香織(書評家) 唯川恵の作品の解説は、人選がとてもよい。 その作品、作品ごとに特徴的な解説者を割り振っている。 誰が、どう頼むんだろう。 推理小説のようで推理小説でない。 恐怖小説のようで恐怖小説でない。 フィリピンに逃げるという話がなんとなく、 どうしてなんだろうと思った後で、種明かし。 参考文献として 密航列島 森田靖郎 朝日新聞社 完全失踪マニュアル 樫村政則 太田出版 の掲載がある。 本書のすぐ後に、「5年後、幸せになる」という随筆を出し、 その5年後、直木賞を受賞したとのこと。絵に描いたような話。

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2012/11/08

殺人の動機が小出しにされ、次が読みたくなって引き込まれる。 現実的にはこの結末なんだろうが、できれば2人とも逃げ切って欲しかったなぁ…ましてや死んでしまうなんて… 助かったことを期待しよう。

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2011/07/30

ありきたりと言えばありきたりの内容と展開だった。 しかし、心の変化や語り方はとても良い。違和感なく最後まで流れに乗って楽しめた感じがする。

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2011/03/23

舞台は藤森産業の副社長室。いきなり、掃除婦・並木響子による凄惨な殺人から始まる。 掃除婦として藤森産業に入り込んで副社長の就任パーティを控えた藤森佑介を手にかけたのだ。 これで3年間持ち続けた恨みを果たしたと現場で脱力する響子に救いの手が差し伸べられた。 道田ユミ・19歳。響子同...

舞台は藤森産業の副社長室。いきなり、掃除婦・並木響子による凄惨な殺人から始まる。 掃除婦として藤森産業に入り込んで副社長の就任パーティを控えた藤森佑介を手にかけたのだ。 これで3年間持ち続けた恨みを果たしたと現場で脱力する響子に救いの手が差し伸べられた。 道田ユミ・19歳。響子同様に佑介に恨みを持って乗り込んできたのだった。 彼女もまた殺人を犯したのちの来訪だった。なりゆきで二人の殺人犯が共に逃走するはめになる。 初めて読みました!唯川さんのダークな世界。まるでハードボイルド。 OLの日常とか恋愛とかを多くモチーフにする唯川さんの作品とはとても思えないけど色々考えさせられた。 この話は殺人犯として指名手配された響子とユミの殺害に至るまでの動機を織り交ぜながら 二人の緊迫した逃走劇を追ってゆく構成になっているのだが、読み進めるほど「せつなさ」が増してゆく。 じゃぱゆきさんの子として生まれたユミの苦労や不運。 響子の娘・可菜に降りかかった悲しい事実に胸が痛む。 特に響子の娘のことはやはり自分自身に重ねてしまうのだろう、、、やりきれなくなる。 後半の逃走資金を確保しようと響子が無謀にも奔走し、それを待つユミの姿が『走れメロス』を彷彿とさせた。 まぁ、あの話のような潔さは全くないのだけどシチュエイション的に(・。・;

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2011/02/06

面白かった。引き込まれた。なかなかうまくはいかないものだ。どんな罪でも、罪は罪として償うものなのだと思った。

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2010/06/06

初唯川恵。 若い女性の恋愛モノ中心の作家だと思ってたのに、本作は全然違ったねぇ だからと言って、他の著書は読まないけど‥

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2010/05/24

42歳の並木響子は、復讐を遂げた。名前も年齢も偽り、掃除婦として潜り込んだ会社の副社長室で、男を刺し殺したのだ。3年前、愛娘・加菜を死に追いやった男だった。返り血を浴び、立ち尽くす響子。突如、その手を引き現場から連れ去る若い女が!? 19歳の道田ユミだった。彼女もまた、殺人を犯し...

42歳の並木響子は、復讐を遂げた。名前も年齢も偽り、掃除婦として潜り込んだ会社の副社長室で、男を刺し殺したのだ。3年前、愛娘・加菜を死に追いやった男だった。返り血を浴び、立ち尽くす響子。突如、その手を引き現場から連れ去る若い女が!? 19歳の道田ユミだった。彼女もまた、殺人を犯していた――。 恋愛小説の名手が極限の逃亡劇を描く、傑作クライム・ロマン! (amazonより抜粋)

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2010/03/20

ん? 誰の作品? 本を開いて数頁でそう思った作品。 唯川先生のファンの私がびっくりした。 今まで恋愛一筋だと思ってた作風が、一編。息を呑むサスペンスになっていました。 内容はとても面白かったです。 伏線の張り方とか、視点を変えて少しずつ謎が解けていく様子とかがすごく上手かった。...

ん? 誰の作品? 本を開いて数頁でそう思った作品。 唯川先生のファンの私がびっくりした。 今まで恋愛一筋だと思ってた作風が、一編。息を呑むサスペンスになっていました。 内容はとても面白かったです。 伏線の張り方とか、視点を変えて少しずつ謎が解けていく様子とかがすごく上手かった。 さすがだ! だけど、やっぱりラストが・・。 テーマがテーマだけに悲しいストーリーに出来上がっています。

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2010/01/04

娘のかたき討ちのために殺人をした響子と、自分の未来を手に入れるために暴力団の幹部を殺害したユミの2人が一緒に逃亡生活をする話。サスペンス調でなかなかおもしろく、1日で読み終わってしまった。

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2009/10/28

引き続き唯川作品。 「いつもみたくOLの恋愛小説だろうな」という感じで手に取った1冊。 ところが!! 全く唯川さんらしくないストーリ設定でびっくりしました。 思わず表紙見て作者確認してみたり…w とにかく全てが唯川さんらしくない1冊でした! でもかなり面白いです!! ...

引き続き唯川作品。 「いつもみたくOLの恋愛小説だろうな」という感じで手に取った1冊。 ところが!! 全く唯川さんらしくないストーリ設定でびっくりしました。 思わず表紙見て作者確認してみたり…w とにかく全てが唯川さんらしくない1冊でした! でもかなり面白いです!! 片平なぎさと蒼井優によってドラマ化された作品らしいです。 唯川恵さん初のサスペンス。 今回の主人公はOLではありません。 復讐劇をなしとげた殺人犯です。 設定がすごく細かくて次が気になるので一気に読みました。 内容がとにかく盛りだくさん。 性犯罪、シングルマザー、不法侵入、外国人労働者、中絶…などなど。 本当に切ないです。 最後は感動して涙堪えるのが大変でした。 表現はグロかったり、むごいシーンもあります。 でも女性なら読んで欲しいと思う1冊でした。 正直唯川作品飽きてきな~と思っていた矢先にこの本を読みました。 異色すぎる作風に驚きが隠せなかったです。 でも良い意味で期待を裏切ってくれて、私的には唯川作品の中でもかなりの上位にランクインです。 「人を信じるって、気持ちのいいことだね。もっと早く、そのことに気づいていればよかったのにね」

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