アルファベット・パズラーズ の商品レビュー
きっちり度の高い本格だなあ。そんなに「おおっ!」というサプライズはないのだけれど、手掛かりをちくちくと繋いで真相を見出す過程には納得。安心して読める作品。 ……なんてことを思いつつ読んでいたら甘かった。最後の最後に(良い意味で)裏切られた。このラストは個人的にかなり好きだなあ。そ...
きっちり度の高い本格だなあ。そんなに「おおっ!」というサプライズはないのだけれど、手掛かりをちくちくと繋いで真相を見出す過程には納得。安心して読める作品。 ……なんてことを思いつつ読んでいたら甘かった。最後の最後に(良い意味で)裏切られた。このラストは個人的にかなり好きだなあ。その直前の「真相」があまりに後味悪かっただけに、なおさら印象に残る終わり方。
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「Yの誘拐」は途中で「え?そんな推理???」みたいな気がしたんですが、見事などんでん返しでした。 息子を誘拐し爆殺した憎むべき犯人は誰か? 多重どんでん返しのあとに明らかになる驚愕の真相を描いた中編「Yの誘拐」ほか、「Pの妄想」「Fの告発」の連作短編2編を収めた、謎解きの魅力を...
「Yの誘拐」は途中で「え?そんな推理???」みたいな気がしたんですが、見事などんでん返しでした。 息子を誘拐し爆殺した憎むべき犯人は誰か? 多重どんでん返しのあとに明らかになる驚愕の真相を描いた中編「Yの誘拐」ほか、「Pの妄想」「Fの告発」の連作短編2編を収めた、謎解きの魅力を遺憾なく示すパズラーの精華。
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amazon辺りのレビューなどでは結構、酷評が多かったけど 個人的にはそこまで....って感じでもなく...。 かと言って凄く面白いわけでもなく...的な作品でしたねー。 最後に着地させるために最初の短編2作を織り込むのは 他にも方法あんじゃねーの? とか思ってしまうし、キャッ...
amazon辺りのレビューなどでは結構、酷評が多かったけど 個人的にはそこまで....って感じでもなく...。 かと言って凄く面白いわけでもなく...的な作品でしたねー。 最後に着地させるために最初の短編2作を織り込むのは 他にも方法あんじゃねーの? とか思ってしまうし、キャッチに あるような最後のどんでん返しも...想像の範疇っていうのが 酷評の原因なんでしょうね。 でも、ミステリ入り口として読むには十分楽しめますー!
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短い割りに読むのにえらい時間がかかりました。結論おもしろくない。ということですな。 最後の事件に力入れた感はわかるが、なんか・・・ふーんなるほどね。という後味が悪い感じもあります そろそろミステリーフロンティアに期待するのはやめようかな。。。^^;
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う〜ん・・・なんというか・・・。ほんとに『ロジカルな本格ミステリの書き手として今後の活躍に期待できる俊英』の作品なのですか?
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ちょっと鼻につく文体。 そんなに魅力的じゃない登場人物。 この辺はちょっと気になったかな。 全体的に、読者を引きこむ力にかける描写なので、驚きや感心が半分くらいになってしまう。 ミステリ的には、事件のちょっとした矛盾から、(例え表面上だけでも)ロジカルに解明しているあたりは高評...
ちょっと鼻につく文体。 そんなに魅力的じゃない登場人物。 この辺はちょっと気になったかな。 全体的に、読者を引きこむ力にかける描写なので、驚きや感心が半分くらいになってしまう。 ミステリ的には、事件のちょっとした矛盾から、(例え表面上だけでも)ロジカルに解明しているあたりは高評価。 それが不十分/不徹底である印象も否めないんだけど。 傑作短編集になりそこねたという感覚がある。
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懲りすぎている。それが仇になったようであまり楽しめなかった。トリック自体は面白いのだが、犯人の動機や行動に無理がありすぎる。別のアプローチがあったのではないかと残念に思う。四人のキャラが互いに推理を披露するシチュは嫌いではないのだが、オーナーの推理が出た途端、誰もが納得する展開は...
懲りすぎている。それが仇になったようであまり楽しめなかった。トリック自体は面白いのだが、犯人の動機や行動に無理がありすぎる。別のアプローチがあったのではないかと残念に思う。四人のキャラが互いに推理を披露するシチュは嫌いではないのだが、オーナーの推理が出た途端、誰もが納得する展開は気に入らない。
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短編集。「Yの誘拐」は傑作。その他の2作品はこの作品のためにあるといってもよい。読者の先入観を見事にうち砕く作品。おもしろい。
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