いつか、どこかで の商品レビュー
少年少女時代の夏の出会いが、その後の二人を数十年ぶりに過去の恋へ陥れる。ピュアな感情を持ち続けることは、なかなか難しい。運命の人だからこそ、時を経てもロマンチックな展開になっていく。こういう胸キュンものも、たまにいい。
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初恋の相手と数十年ぶりに再会し、かつての熱情が甦る。それってすごいロマンティックだと思うけど・・・本人たちはいいけれど、家族が気の毒。
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思い出。心の中にしまわれている間はそれは美しさと輝きを永遠に失わない。それを中年の経済的にも結婚生活にも破綻をきたしつつある男がある新聞記事をきっかけにその蘇生に躍起になる。恋する中年の男女は想念のロマンティックさと現実の無様さにもみくちゃにされる。引用された、メルロ・ポンティの...
思い出。心の中にしまわれている間はそれは美しさと輝きを永遠に失わない。それを中年の経済的にも結婚生活にも破綻をきたしつつある男がある新聞記事をきっかけにその蘇生に躍起になる。恋する中年の男女は想念のロマンティックさと現実の無様さにもみくちゃにされる。引用された、メルロ・ポンティの言葉。『どんな人間も完全に救済されることはないし、全面的な敗北を喫することもない』だから錯誤と希望の果て、中年でも老年でも人は恋に落ちる・・・。
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暴走するといろいろなものが壊れてしまうことがわかっていながら、暴走してしまう男女の話って、すぐには共感できないんだけど、これはそのための仕掛けがある。どういう仕掛けかは帯の要約でほのめかされてはいるんだが、終わりの方に行くにしたがって、それが説得力を増していくころには、読むのを中...
暴走するといろいろなものが壊れてしまうことがわかっていながら、暴走してしまう男女の話って、すぐには共感できないんだけど、これはそのための仕掛けがある。どういう仕掛けかは帯の要約でほのめかされてはいるんだが、終わりの方に行くにしたがって、それが説得力を増していくころには、読むのを中断できなくなっている。
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