自閉症の子どもが職場で自立する生活づくり の商品レビュー
就労だから知的障害がある高校生を担任する教師や保護者が読むべき本と取れるかもしれないが、小学生時代からきちっと読んでおいた方がよい内容である。 つまり高校生から就労を考えるのではなく、就労のためにどうしたらよいかを考えるには、小学生時代から考えないといけないのである。 そ...
就労だから知的障害がある高校生を担任する教師や保護者が読むべき本と取れるかもしれないが、小学生時代からきちっと読んでおいた方がよい内容である。 つまり高校生から就労を考えるのではなく、就労のためにどうしたらよいかを考えるには、小学生時代から考えないといけないのである。 そのため、この本は必ず良質の情報を示唆してくれるだろう。 前半の就労に関わるアンケートを見ると、知的能力が就労の定着率とは必ずしも関わりがないことを示している。知的に重度の障害でも、軽度の子より就労状況が良い場合が多々ある。 それは、中盤にたくさん書かれている事例でも示されている。 後半は就労のために必要なことが書かれてある。 必読である。
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