佐竹義重 の商品レビュー
江戸時代は秋田藩とい…
江戸時代は秋田藩というイメージが強いがもともとは茨城、常陸一帯を支配していた大名。場所柄、北の伊達や南の北条にもにらみをきかせたこの大名とは。
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■佐竹氏は清和天皇直系の源氏。河内源氏の新羅三郎義光を祖とする。甲斐源氏の武田氏も同じ新羅三郎義光を祖とするからなのか、武田氏滅亡の折、武田氏の金堀衆が大挙して常陸国に来たというのは興味深い。常陸国もまた、金山が多くあった。佐竹義重の軍資金は国内の金山がベースだったはずだ。 ■北...
■佐竹氏は清和天皇直系の源氏。河内源氏の新羅三郎義光を祖とする。甲斐源氏の武田氏も同じ新羅三郎義光を祖とするからなのか、武田氏滅亡の折、武田氏の金堀衆が大挙して常陸国に来たというのは興味深い。常陸国もまた、金山が多くあった。佐竹義重の軍資金は国内の金山がベースだったはずだ。 ■北家、東家、南家の佐竹三家が佐竹宗家を補佐する体制。古い名家によくあることだが、同族家臣が多く結束が固いと感じる。 ■佐竹義重は、わかっているだけでも生涯に400通近くの書状を書いており、この本はその書状をベースに著されていることがよくわかる。著者の方が佐竹義重だけでなく、北関東や越後の国主、土豪に至るまで書状を丹念に当たっているようで、本当に頭が下がる思いだ。ただ、そのためか戦場の様子が多い。つまり、この本では佐竹義重が常に戦っている。史実には忠実なのだと思う。 ■北条氏の本を読むと、佐竹氏が北条氏に対して頑強に抵抗していることが書かれていた。佐竹側から見ると、北条軍の大きさがわかる。また、北条や伊達や土豪たちとの戦いを読むと、いかに土豪たちを味方に引き入れるか、そのために土豪の家臣を味方に引き入れるのか、婚姻政策をどうするかが大事であり、合戦の前に勝敗は決していることがよくわかった。 ■佐竹義重と宿老和田昭為との関係が興味深い。 ■一時は54万石の大大名になったが、関ヶ原で西軍に付き、秋田藩20万石に移封。佐竹義重は秋田の地で亡くなっている。
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佐竹義重が義宣に家督を譲るまでのお話し。義宣と合わせて読むと戦国時代の佐竹家を知れるのかな?全体的に盛り上がる場面も無く淡々と話しが進んでゆく。和田昭為との関係をもう少し深掘りして欲しかった。
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佐竹義重、新羅三郎の流れで足利尊氏に常陸国守護を 任された家系(武田信玄も新羅三郎系) 若くして家督を継いだ義重は、一族や国衆の合意の元 で佐竹家を率いるが、多くの裏切りや行き違いで機能 低下して最初の頃はバランスボールの上に居るようで 不安定に見えたが、戦を重ねる事に体力・気力...
佐竹義重、新羅三郎の流れで足利尊氏に常陸国守護を 任された家系(武田信玄も新羅三郎系) 若くして家督を継いだ義重は、一族や国衆の合意の元 で佐竹家を率いるが、多くの裏切りや行き違いで機能 低下して最初の頃はバランスボールの上に居るようで 不安定に見えたが、戦を重ねる事に体力・気力からく る辛抱強さで敵を推し返し、遂には鬼佐竹の異名をと る程の武将となり佐竹兵は強いコトが浸透してきた 奥州の虎こと伊達政宗は作中、あぶないヤンキーかの ように噛みつく野郎だが、もう少しまで追いつめる だが、伊達家より嫁いだ正室少納言の危険を継げる書 で引き返した・・・これが偽書であり、そのうえ家臣 にも密かに追撃の手を緩めるように命令を出していた 受ける家臣もアホちゃうの?(´・ω・`)
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鬼佐竹、坂東太郎と恐れられた常陸の戦国武将。佐竹義重は、場所からいっても、北関東にて、北条、武田、上杉、伊達など、錚々たる武将に囲まれながらも、見事に戦い抜いた。まさに見事であると言わざるを得ない。
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学者さん向けは知らないけれど、佐竹氏を追いかけている一般人には良い書籍。 全体として淡々としているので、熱い歴史ドラマが希望の方には合わないでしょう。 佐竹氏にとっては北条氏に大勝利と言える戦いがこの小説には紹介されているが、別の著者の北条氏系書籍には全く記載がなかったりするので...
学者さん向けは知らないけれど、佐竹氏を追いかけている一般人には良い書籍。 全体として淡々としているので、熱い歴史ドラマが希望の方には合わないでしょう。 佐竹氏にとっては北条氏に大勝利と言える戦いがこの小説には紹介されているが、別の著者の北条氏系書籍には全く記載がなかったりするので、そういう比較の楽しみもあります。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
これはいけない。 何だか、古文書の日本語訳を少し、口語を入れながら訳して進んでいるみたいだ。 歴史小説とは、もちろん、史実を伝えることは重要だが、その人物の魅力や歴史的な背景などを分かりやすく、そして魅力的に伝えることだと思う。 何とか頑張って読み進めてみたが、一生で本を読める数が高が知れている中、時間がもったいなくて、途中でやめた。 ★4つつけている人も多い中、わたしは★1つであるが、間違いない。★1つだ。
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常陸の国から北条家や伊達家と五分以上に戦って版図を広げた佐竹義重が主人公です。 上杉と北条の間で徐々に常陸の国を統一していくだけでなく、上杉謙信亡き後は同じ役目を北関東の武将達から期待をされるような、信頼を得ていたようです。 関東の武将は非常に小粒が多く、登場人物の多さはあい...
常陸の国から北条家や伊達家と五分以上に戦って版図を広げた佐竹義重が主人公です。 上杉と北条の間で徐々に常陸の国を統一していくだけでなく、上杉謙信亡き後は同じ役目を北関東の武将達から期待をされるような、信頼を得ていたようです。 関東の武将は非常に小粒が多く、登場人物の多さはあいかわらずです。有力武将だけでなく、一族なども登場して、敵味方と分かれるので、なかなか関係を理解するのが大変です。 ↓ ブログも書いています。 http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-ec62.html
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「退け!逃げよ。彼奴は人でなし。鬼じゃ!」ーー瞬く間に7人を切り捨て、北条軍2万を潰走せしめた常陸の戦国大名、佐竹義重。「鬼佐竹」「坂東太郎」と諸国に怖れられ、伊達政宗さえも討ち取る寸前に追い込んだ。長年「半国守護」の屈辱を味わってきた佐竹氏だが、義重の登場で常陸統一を果たし絶頂...
「退け!逃げよ。彼奴は人でなし。鬼じゃ!」ーー瞬く間に7人を切り捨て、北条軍2万を潰走せしめた常陸の戦国大名、佐竹義重。「鬼佐竹」「坂東太郎」と諸国に怖れられ、伊達政宗さえも討ち取る寸前に追い込んだ。長年「半国守護」の屈辱を味わってきた佐竹氏だが、義重の登場で常陸統一を果たし絶頂期を迎える。守護職の誇りをかけて、乱世を戦い抜いた男の生涯を描く。
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「退け!逃げよ。彼奴は人でなし。鬼じゃ!」―瞬く間に7人を斬り捨て、北条軍2万を潰走せしめた常陸の戦国大名、佐竹義重。「鬼佐竹」「板東太郎」と諸国に怖れられ、伊達政宗さえも討ち取る寸前にまで追い込んだ。長年「半国守護」の屈辱を味わってきた佐竹氏だが、義重の登場で常陸統一を果たし絶...
「退け!逃げよ。彼奴は人でなし。鬼じゃ!」―瞬く間に7人を斬り捨て、北条軍2万を潰走せしめた常陸の戦国大名、佐竹義重。「鬼佐竹」「板東太郎」と諸国に怖れられ、伊達政宗さえも討ち取る寸前にまで追い込んだ。長年「半国守護」の屈辱を味わってきた佐竹氏だが、義重の登場で常陸統一を果たし絶頂期を迎える。守護職の誇りをかけて、乱世を戦い抜いた男の生涯を描く。
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