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思考・論理・分析 の商品レビュー

4.3

77件のお客様レビュー

  1. 5つ

    38

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2011/10/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

二度目の読破。考えることについてのバイブル。正しいということは、万人が常識と考えていることではないというメッセージが込められていると感じた。

Posted byブクログ

2011/09/01

思考、論理、分析について、それぞれが実践的に述べられていてわかりやすいです。 アカデミックな厳密さはないですが、それでもときどき論理学に基づいたフォローが入るので、個人的には理解しやすかったです(まぁ、論理のとこは若干納得いかないところもありましたが) なんにしたって、使って...

思考、論理、分析について、それぞれが実践的に述べられていてわかりやすいです。 アカデミックな厳密さはないですが、それでもときどき論理学に基づいたフォローが入るので、個人的には理解しやすかったです(まぁ、論理のとこは若干納得いかないところもありましたが) なんにしたって、使ってなんぼという姿勢があり、ロジカルシンキング本の中では丁度いい本なんじゃないかと思います。

Posted byブクログ

2011/03/16

ビジネススキルとしての所謂ロジカルシンキングの本質に迫る一冊。 他のレビュにもあるように、巷のロジカルシンキング本を幾つか読んだ後に本書を読むと、よりロジカルシンキングに対する理解が深まるのではないか。 「思考=考える」こととはどういった行為か? 非常に哲学的な問いかけである...

ビジネススキルとしての所謂ロジカルシンキングの本質に迫る一冊。 他のレビュにもあるように、巷のロジカルシンキング本を幾つか読んだ後に本書を読むと、よりロジカルシンキングに対する理解が深まるのではないか。 「思考=考える」こととはどういった行為か? 非常に哲学的な問いかけであるが、本書ではより現実的側面からその行為を説明しており、納得感が高い。 思考とは、ある問いに対して情報を加工して何らかの答えを導きだすこと。 論理とは、その思考をより多くの人に理解してもらうための方法論。 分析とは、論理思考を現実の問題に対して適用する行為。 -------------------------------------- ・思考とは、端的に定義するならば、「思考者が思考対象に関して何らかの意味合いを得るために頭の中で情報と知識を加工すること」である。 ・すなわち思考とは、「思考対象に関する情報や知識を突き合わせて比べ、”同じ”か”違う”かの認識を行い、その認識の集積によって思考対象に関する理解や判断をもたらしてくれる意味合いを得る」ことなのである。 ・分かることは分けること ・すなわち、ある事象のことを”分ける”ということは、その事象のさまざまな要素を他の事象と比べることによって”違う”部分、すなわちその事象の特徴を把握し、その特徴的な部分を集積した認識のまとまりとして、その事象が何であるのかを理解することなのである。 ・”よい分類”とは、一言でいうならば「体系化」された分類である。では「体系化」されているとはどういうことかというと、”構造的に整理されている”ということになる。「構造」とは、ある事象の「構成要素」とそれら構成要素群の「位相(つながり方/位置関係)」によって成立するものである。 ・思考とは思考者の頭の中で独立に行われる極めて属人的な行為であるために、思考者の保有する知識と性格によって思考のアウトプットとして得られる事象の識別も関係性の把握も、そして識別と関係性を組み合わせたさらに大きな思考テーマ全体についての結論も、大きく異なってしまう蓋然性が存在する。 ・ある「根拠に基づいて何らかの主張(結論)が成立していること」、言い換えるならば、「ある主張(結論)が何らかの根拠に基づいて成立していること」を「論理構造」という。そして論理構造において「根拠から主張(結論)を導くプロセス、思考の道筋」が「論理」である。 ・話が論理的に説得力を持つかどうかという観点まで含めて「論理的であること」の要件とするのであれば、「主張と根拠が論理によって結ばれている」という形式上の論理性に加えて、根拠から論理によって導きだされた「主張の現実的妥当性」が必要となる。 ・「ファクト」と「ロジック」が両方揃っていてこそ、われわれは論理的思考によって客観的に正しい結論を得ることができるのである。 ・「分析」という言葉は、いずれの文字も「分ける」という意味である。 ・つまり「分析」とは、一義的には「要素に分けること」であり、実際の行為としては「収集した情報を要素に分ける作業を通して、目的に合致した意味合いを得ること」と理解すればよい。 ・そして「構造化」とは、「ある事象の構成要素と、それら構成要素間の位相(繋がり方/関係性)を明らかにする」ことである。 ・情報収集に飛びつく前に五つの制約条件を確認し、具体的アウトプットを想定した上で、収集すべき情報、情報処理の仕方、担当者とコスト按分の三つの計画事項のフォーマットを埋める習慣をつけるだけで分析成果は大きく改善するはずである。 ・「情報」とは、「不確実性を減ずるもの」である。もう少し厳密に定義すると、「当事者の目的に対して不確実性を減ずる意味内容」のことである。そして何らかの意味ないようを持つものであっても、それが当為者にとっての不確実性を減ずることに寄与しないものは、それは「ノイズ」である。 ・グラフから読み取るべきデータがもつ意味合い、すなわち分析対象の特性は、グラフ上では「規則性(パターンの発見)」と「変化(規則性を破るポイントの発見」という形で表出する。 ・「イシュー」とは元々、このような”常用な論点”という意味を持つ言葉であるが、実践的分析において使われる場合には、「イシュー」とは「結論を左右する重要な課題事項」という意味で理解して頂きたい。 ・何事も”分かる=判る=解る”というのは納得感を持って意味内容を識別し尽くすことであるが、有効で良質な分析結果も、納得感を持って「これでよし!」と思える答えが分析のゴールだと心得て頂きたい。

Posted byブクログ

2019/01/16

秀逸な一冊 世にあふれる論理的思考力を身につけるやロジカルシンキング本よりも一段、ニ段深堀りされています。 思考とは?論理とは?分析とは?という言葉を正しく定義し、それらがどのように行うものなのかという一番の基礎部分を丁寧に具体例を交えながら説明されています。 ロジカ...

秀逸な一冊 世にあふれる論理的思考力を身につけるやロジカルシンキング本よりも一段、ニ段深堀りされています。 思考とは?論理とは?分析とは?という言葉を正しく定義し、それらがどのように行うものなのかという一番の基礎部分を丁寧に具体例を交えながら説明されています。 ロジカル系の本の中では自分は一番よいと思います。

Posted byブクログ

2010/03/26

「思考」「論理」「分析」について詳細に解説した本。 著者はコンサルタントであり、 ややアカデミックな印象ながら、 現実のビジネス場面を想定して書かれている。 世の中にロジカルシンキング等の本がたくさんあるが、 それらでテクニック的な部分を学びつつ、 この本ではその本質をしっかり...

「思考」「論理」「分析」について詳細に解説した本。 著者はコンサルタントであり、 ややアカデミックな印象ながら、 現実のビジネス場面を想定して書かれている。 世の中にロジカルシンキング等の本がたくさんあるが、 それらでテクニック的な部分を学びつつ、 この本ではその本質をしっかりと理解できるものと思う。 読んでおくべき本だろう。

Posted byブクログ

2009/10/04

すごくよかったです。期待以上。 ロジカルシンキング系の本格版という感じ。ロジカルシンキングを徹底的にロジカルに説明した本。当然説得力がある。 結局ロジカルシンキングってなんだっけ?ってものを体系化したような本。体系化されているのでアウトプットしやすい。 この人すっげー頭いい...

すごくよかったです。期待以上。 ロジカルシンキング系の本格版という感じ。ロジカルシンキングを徹底的にロジカルに説明した本。当然説得力がある。 結局ロジカルシンキングってなんだっけ?ってものを体系化したような本。体系化されているのでアウトプットしやすい。 この人すっげー頭いいんだろうなーって感じるような内容でした。 ロジカルシンキング系の本を読んだこと無い人がいきなり読んでも難しいかもしれない。 ロジカルシンキングを学ぶ人が仕上げとして読むべき本。

Posted byブクログ

2009/10/04

以下のような切り口から、物事の考え方を解説してくれる本 ?思考…ディメンジョンの統一、クライテリアの設定、MECEであることが大事 ?論理…主張の材料がFact(真)であり、構造がロジカル(妥当)なことが重要 ?分析…プロセス設計→情報収集→情報分析→意味合い抽出の流れが重要

Posted byブクログ