1,800円以上の注文で送料無料

新取引制度の構築 の商品レビュー

2

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2010/12/21

拓殖大学根本教授の著。 日雑・食品メーカー7社8つの卸・小売との取引制度の変更をケースとして、 メーカーのとるべき取引制度のあるべき・目指すべき姿を提言している本。 著者の提言するあるべき姿は最終章に記述されている。 卸・小売に対して、どういった機能を求めるかという視点に立ち...

拓殖大学根本教授の著。 日雑・食品メーカー7社8つの卸・小売との取引制度の変更をケースとして、 メーカーのとるべき取引制度のあるべき・目指すべき姿を提言している本。 著者の提言するあるべき姿は最終章に記述されている。 卸・小売に対して、どういった機能を求めるかという視点に立ち、 販売代理機能・取引コスト削減機能を2軸として、 4象限に分けている説明は、大変分かりやすい。 しかし、現実の世界ではどのメーカーも、 取引制度を大きく変えたくとも変えられない現状がある。 分かっているが、やはり売上減やマインドを離すリスクを取れない。 そこで、どうするかについては、やや納得感に欠ける。 2004年の発刊であり、変化の早い流通業においては、 既に現実にそぐわない面もあろう。 しかし、自身の研究の一環として、過去のケースを調べるには最適であり、 取引制度を見直したいと考える人の一助になるのは間違いない。 あまりに誤字・脱字が多いのにはやや閉口。 読んだ本が初版だったので、現在は修正されていることを期待したい。

Posted byブクログ