対訳 シェイクスピア詩集 の商品レビュー
穏やかな笑顔の内では、心情の激しく揺らぐ姿が見える。相手を怯えさせないように、細やかさを演出する。恋に蠢くシェイクスピアの情緒が、さり気無く、それでいて克明に刻まれている。この、さり気無く、それでいて激しく、しかし時に穏やかに。恋心を抱く感情というのは、もしかすればこういうことな...
穏やかな笑顔の内では、心情の激しく揺らぐ姿が見える。相手を怯えさせないように、細やかさを演出する。恋に蠢くシェイクスピアの情緒が、さり気無く、それでいて克明に刻まれている。この、さり気無く、それでいて激しく、しかし時に穏やかに。恋心を抱く感情というのは、もしかすればこういうことなのかもしれない。
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シェイクスピアの詩人としての側面の素晴らしさが分かる一冊。詩の表現はやはり原文だからのこその価値(もちろん翻訳後でも充分素晴らしいのですが)だと思うので、ある程度英語が分かるなら原文左側だけで十二分に楽しめると思います。むしろ始めは和訳右側を見ずに、左側だけで読んだほうが良いかと...
シェイクスピアの詩人としての側面の素晴らしさが分かる一冊。詩の表現はやはり原文だからのこその価値(もちろん翻訳後でも充分素晴らしいのですが)だと思うので、ある程度英語が分かるなら原文左側だけで十二分に楽しめると思います。むしろ始めは和訳右側を見ずに、左側だけで読んだほうが良いかと。もしくはその逆か。和訳右側も読み惚れるほど、詩的な日本語で綴られています。英語の勉強にはあまりならないと思います。というのも、当然ですがかなり詩的に訳してあるので。翻訳の表現の勉強としてなら、参考になると思います。対比して読む、というよりは、一冊で二度楽しめる本かと。
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この本は、シェイクスピアの代表する本からと劇中歌がのっていました。 感想を正直に書くと言葉の表現が難しく、現代では使わないような言葉があって、読み進めるのと理解するのは少し難しかったです。 けど愛に対する考えがすごいのは読み取れました。もしかしたら本当に愛する人に向けているような...
この本は、シェイクスピアの代表する本からと劇中歌がのっていました。 感想を正直に書くと言葉の表現が難しく、現代では使わないような言葉があって、読み進めるのと理解するのは少し難しかったです。 けど愛に対する考えがすごいのは読み取れました。もしかしたら本当に愛する人に向けているような言葉があった気がします。 あとは、やっぱり今の時代と昔の時代では環境だけじゃなく人の感情のとらえ方や表現が違うんだと感じた本でした。
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1割は必要に迫られて、でも残りの9割は、どうしても読みたくて。なんて美しい韻の踏み方をしているんだろう。これ、詩として翻訳するの、至難の業だー、と思いつつ、感心しながら味わった。とっても勉強になった。
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イギリス行く前に買った本。折角ストラットフォード行くんだから劇だけじゃなくて詩も読んどこうと思って。 古典は岩波が一番好き。古典!って感じがする(わからん)。
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君は汚辱をも美しく愛すべきものに変えてしまう、香り高い薔薇に巣くう虫のように/君の花開く名声をむしばむ汚辱を。なんと甘い香りで、君は自分の罪を覆い隠していることか! 『ソネット集』より -95
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これはとても名訳です…シェイクスピアの詩の言葉の一つ一つは力強く、直に脳内に入ってくるから不思議です。
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シェイクスピアの詩集。かの有名なW・H氏への「14行詩集」が載っている。W・H氏への愛が読み取れる名作だ。 対訳なので原文の美しさを感じながら意味もとれる、お得な一冊。
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