小さな飲食店 儲けのルール の商品レビュー

稲毛透(著者)

2011/11/13

繁盛店の秘訣を知ればローカル飲食店でもガンガン儲かる。
小さな飲食店の為の経営の鉄則が紹介されています

タイトルを目にした時、ランチェスター戦略がベースになった書籍かと期待しましたが、
その要素はありつつも、実際は、小規模飲食店の為の経営書でした。

日本の外食産業は、大手と呼ばれるチェーン店が全体の数％のシェアしか持っていない
大部分が本著で言うところの「小さな飲食店」で構成されています。
言い換えると、外食産業に関わっている人の大部分は「小さな飲食店」で働いている人たちになります。

また、一方で、生業として飲食業をしている「小さな飲食店」と（いわゆるパパママストア的なお店ですね）
ビジネスとして飲食店を展開している「大手チェーン店」との間には、
事業存続の為に必要となる売り上げや利益額に差が生じます。

大手チェーンが全国に展開できたのは、より大きな売り上げを獲得し
より原価を押さえられるかというシンプルな経営ノウハウによるところが大きく、
本著では、大手チェーン店がやっている当たり前のことを、「小さな飲食店」が
導入しやすくカスタマイズしながら説明をしてくれています。

「小さな飲食店」に関わる方にとっては、価値ある一冊となるでしょう