人身売買をなくすために の商品レビュー
人身売買についてミクロ視点(現地の視点)とマクロ視点(政府から等の国際的な視点)から書かれた本。 第1章では 実際に人身売買とはどのような手順でどのように行われてきたのか。 保護された被害者のその後ついて、どのようなことが必要なのか。また実践しているのか。 人身売買の実態と問題...
人身売買についてミクロ視点(現地の視点)とマクロ視点(政府から等の国際的な視点)から書かれた本。 第1章では 実際に人身売買とはどのような手順でどのように行われてきたのか。 保護された被害者のその後ついて、どのようなことが必要なのか。また実践しているのか。 人身売買の実態と問題が国内民間シェルターと送り出し国側からの二つの視点から書かれていますぞ。 第2章では 国際視点からの主に法律への取り組みが書かれておりますな。 第3章では 法制度の提言 第4章では人身売買根絶への尽力している団体の紹介 おまけ 資料集(人身売買禁止議定書、UNHCHR報告書) こんな内容になっておりますな。 やはり、人身売買というとローカルなミクロ視点での活動だけでは解決はしない。 かといって政府間交渉や法整備などマクロ的な活動だけでも解決はしないと思われますな。 この二つがうまくかみ合ってこそ、成果が出るものかと思われますぞ。 その二つについて書かれた本。 具体的にどのようにこの二つが噛み合って成果を出しているのかまで、書かれてはいないが、内容的にはコンテンツボリュームもあり統計データなどがチョイチョイ載っているので色々参考になりましたな。 しかし第3章以降は…文章が非常に学術的で、非常に読みにくいっす。 人身売買に対して、世界・日本の法律面、政府面での活動状況を知りたい人にお勧めですな。 読みやすかったら★4つですな。 フォッフォッフォ。
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