考える技術 の商品レビュー
この本は、事実の捉え方、捉えた事実から未来を予測する思考法について解説している。 特に驚くのが、この本が書かれた2004年時点で、著者は、携帯電話とiPodと財布の中身(キャッシュカード、クレジットカード、Suica等の決済機能)が融合していく可能性について言及している。それは...
この本は、事実の捉え方、捉えた事実から未来を予測する思考法について解説している。 特に驚くのが、この本が書かれた2004年時点で、著者は、携帯電話とiPodと財布の中身(キャッシュカード、クレジットカード、Suica等の決済機能)が融合していく可能性について言及している。それは、まさしく現代のスマホだ。 本書で示された思考法を身に付けることで、このような未来予測ができるとしたら、人生に大きなインパクトを及ぼすだろう。本書に出てくるいくつかの練習問題を通じて、「正しく」頭を使えるように鍛えていこう。
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この本は,社会の様々な問題に対して,事実の積み上げ,仮説,考え抜くことを徹底することについて書かれています. また,思考実験としての練習問題もあります.この練習問題は,身近なものから政治経済,ITと幅広いものです. 私はこの本を2020年6月に読みましたので,政治経済やITの練...
この本は,社会の様々な問題に対して,事実の積み上げ,仮説,考え抜くことを徹底することについて書かれています. また,思考実験としての練習問題もあります.この練習問題は,身近なものから政治経済,ITと幅広いものです. 私はこの本を2020年6月に読みましたので,政治経済やITの練習問題は,実は答えが出てしまっているものもあるようです. しかし,この本は,単に答えを求める,または答え合わせをするのではなく,「自分なら(当たり外れはともかく)どう考えるか」の「思考のプロセス」の大切さがよく分かる本です.練習問題の解答・解説は,見方としては著者の持論に読めますが,その持論の善し悪しや,2020年時点での答え合わせを吟味するのではなく,「思考のプロセス」としての進め方を,本書から得るのが良いのだろうと思います. 全ての練習問題が陳腐化しているものでは無いので,2020年の今でも,充分に読める本だと思います.
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考えることはトレーニングで増強できる。疑問、問題意識を持つことで考えることを日常的に行う。著者の実例と共に幾つかの例題が載っており参考になる。プレゼンテーションは論理的且つ相手が納得する順序で行う。
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がつんと頭に活を入れられたような感じ。大前さんの本は初めて読んだが、もっと早く読んでおくべきだった。扱う内容はドラッカーと同じようなイメージだが、大前さんの話のほうが心にしみるような気がする。これから、大前さんの本を色々読んで見ようと思う。
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さすが、大前研一といえる本。彼は、コンサルタントとして雇われた場合、現場を回って”違和感”を探すらしい。これを糸口として、なぜだめなのかを調べていく。やはり、象牙の塔に居て、あれやれこれやれといっているだけでは、何も変わらない。問題点のピックアップ→問題点の修正、改善→検証の繰り...
さすが、大前研一といえる本。彼は、コンサルタントとして雇われた場合、現場を回って”違和感”を探すらしい。これを糸口として、なぜだめなのかを調べていく。やはり、象牙の塔に居て、あれやれこれやれといっているだけでは、何も変わらない。問題点のピックアップ→問題点の修正、改善→検証の繰り返しが重要で、これって当たり前すぎるほど当たり前だが、コンサルタントとしてこれだけのビッグネームが主張するとこちらも安心できる。
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・「考える」とは自分に質問することである. ・知的に怠慢な人間は生き残れない. ・提言は一つが鉄則. ・10時間語れることを45分にまとめる など
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私がTaskChute(タスクシュート)を始めた理由。 自分の活動、行動を改善しよう、と思ったときにこの本に行きつきました。 「ふむふむ」ってわかったふりをして、実際はそこまで思考が発展していかない人もいるのでは、と課題とその回答を見て思ったりもしました。 その回答を見ながら、...
私がTaskChute(タスクシュート)を始めた理由。 自分の活動、行動を改善しよう、と思ったときにこの本に行きつきました。 「ふむふむ」ってわかったふりをして、実際はそこまで思考が発展していかない人もいるのでは、と課題とその回答を見て思ったりもしました。 その回答を見ながら、「本当にそうなのか?」「その論理の根拠に穴はないのか?」という疑義を挟めたことが、自分の中では一歩進歩です。 大前さんの著書である企業参謀、本のほんの最初だけ目を通したことがありますが、この本が入社3年目、32歳での著作であったとは驚きました。 そしてコンサルを行う時は実際に現場に深く入り込んだ調査を行うんですね。 現場を見て、幹部社員ではなく担当からの調査をして、実際はどうなのか、という現実をクライアントよりも知る。 優秀なセールスマンと業績の上がらないセールスマンを呼んでのヒアリングなど非常に興味深かったです。 課題の問題から回答を読んでも、そこが問題の焦点であったとは繋がらないことが多かった人間がまずやることは、地味なんだけど本文でまず大前さんが行ったという通勤時間にテーマを決めて問題解決のプロセスを組み立てていくことを地道に繰り返すことなのかなと感じました。 私の場合、ポイント・マイルみたいな自分の得意分野については順序だって何をどうチェックして、判断して、 という問題解決のプロセスが瞬時にわかるのですが、それを他の分野に置き換えて考えることが苦手だということは自覚しているので、その横展開ができるように、脳の筋力トレーニングをしたいなと思いました。 私がタスクシュートを始めた理由 日曜日の午前10時、日曜日にどこかに出掛けたいときは午後4時として、1年先までネイルサロンの予約を入れている。 という大前さん、 生活のなかで自分でパターン化すべしと思っていることは、全部パターン化している。 と書かれています。その後の課題として 「去年の手帳を出して、時間分析をしてみよう。 睡眠 食事 通勤 仕事 これらを総計し 「予定表がブランクだった時間は起きている時間の何%あるのか」 「それは合計で何時間か?」 「その時間、何をしていたと思うか?」 「次の1年、同じ時間の使い方をしたいか?」 を考えてみよう。 次の1年の時間配分を予算化し、自己投資する計画を作ってみよう。 一年後の自分の姿を頭に描いてみよう。」 とありました。 この練習問題に取り組むために取り入れたのがタスクシュート。 まずは見える化をして、現状把握。そこから現実的に、一歩良い自分に変化するための習慣を考えていきたいと動いています。
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大前研一氏の思考プロセスが垣間見れる本 印象に残ったのはコンサルの中でもピカ一の頭脳の明晰さを誇る大前氏にとっても、フィールドワークを重要と考えていること。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
これからの時代を生きていくのに必要な論理的思考。10年も前に書かれた本で携帯電話の5年後予想などは今現在実現してしまったものばかりで一種の思考の正しさを証明したかたちとなっていた。
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携帯電話の将来予測は読んでで、愉快でなかった。 多分、本人の言うフィールド調査をすっ飛ばして、 理論的に導いた仮説であんからであろう。 潰れる銀行を救うなと言うことと、 行政サービスはほぼ機械に代替させてよいというのは 賛成だか、意見を言い、実行力のない彼は一体なんなんやろう。
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