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暗闇 の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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闇仕事(井上雅彦)・…

闇仕事(井上雅彦)・紛失癖(花田一三六)・ダンシング・イン・ザ・ダーク(奥田哲也)・ブラインドタッチ(山下定)・棲息域(宝珠なつめ)・おごおご(友成純一)・戦場にて(菊地秀行)。暗闇をテーマにした短編集。テーマが決められているものにありがちな無理やり感がなくって思ってたより楽しめ...

闇仕事(井上雅彦)・紛失癖(花田一三六)・ダンシング・イン・ザ・ダーク(奥田哲也)・ブラインドタッチ(山下定)・棲息域(宝珠なつめ)・おごおご(友成純一)・戦場にて(菊地秀行)。暗闇をテーマにした短編集。テーマが決められているものにありがちな無理やり感がなくって思ってたより楽しめました。時代も雰囲気もみんなバラバラだし怖さの対象も異なるけれど、それぞれにゾーっときました。個人的には闇仕事、棲息域、戦場にてがとくにうまいなぁと感じました。薄暗い部屋で一人っきりで読むと雰囲気が出ていいかも。内容とあまり関係な

文庫OFF

2010/04/14

農家を営む主人公が手がけることになったある仕事【闇仕事】、築き上げてきたエリートの経歴は、その「指」のなせるものだった【ブラインドタッチ】、近江安土城城下の村、家族等二十余名を斬殺した男。信長がその男の口から聞いた話とは【戦場にて】など、“闇”をテーマとした短編7編と、監修者と井...

農家を営む主人公が手がけることになったある仕事【闇仕事】、築き上げてきたエリートの経歴は、その「指」のなせるものだった【ブラインドタッチ】、近江安土城城下の村、家族等二十余名を斬殺した男。信長がその男の口から聞いた話とは【戦場にて】など、“闇”をテーマとした短編7編と、監修者と井上雅彦氏(作品でも参加)の対談を収録したアンソロジー。 正直「異形コレ」の二番煎じという感がしなくもないが、そちらの監修者が参加し、しかも対談までやっているんだから、ある意味じゃシリーズの一環と言えなくもないか……。作品自体はなかなか楽しめるし、水準も高いと思う。

Posted byブクログ

2010/02/02

タイトルどおり「暗闇」テーマのホラーアンソロジー。現代人が忘れがちな「暗闇」の恐ろしさを思い知らせてくれる作品ばかり。さらに作品各々にそれぞれのテーマらしきものが記されてるなあ、と思ったら、こっちは「七つの大罪」だったのか。奥が深いぞ。 イチオシは花田一三六「紛失癖」。身の周りの...

タイトルどおり「暗闇」テーマのホラーアンソロジー。現代人が忘れがちな「暗闇」の恐ろしさを思い知らせてくれる作品ばかり。さらに作品各々にそれぞれのテーマらしきものが記されてるなあ、と思ったら、こっちは「七つの大罪」だったのか。奥が深いぞ。 イチオシは花田一三六「紛失癖」。身の周りの物が次々に消えてしまう「ブラックホール」という闇の恐怖を描いた作品……かと思いきや。実はこれが、誰にとっても一番身近な「暗闇」の恐怖だったり。盲点といえば盲点。この発想はやられたなあ。

Posted byブクログ