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あさ/朝 の商品レビュー

4.3

70件のお客様レビュー

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2019/09/06

【一編】 朝のリレー カムチャッカの若者が きりんの夢を見ているとき メキシコの娘は 朝もやの中でバスを待っている ニューヨークの少女が ほほえみながら寝がえりをうつとき ローマの少年は 柱頭を染める朝陽にウインクする この地球では いつもどこかで朝がはじまっている ぼくら...

【一編】 朝のリレー カムチャッカの若者が きりんの夢を見ているとき メキシコの娘は 朝もやの中でバスを待っている ニューヨークの少女が ほほえみながら寝がえりをうつとき ローマの少年は 柱頭を染める朝陽にウインクする この地球では いつもどこかで朝がはじまっている ぼくらは朝をリレーするのだ 経度から経度へと そうしていわば交替で地球を守る 眠る前のひととき耳をすますと どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる それはあなたの送った朝を 誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ

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2017/04/08

右側の表紙の表題は「朝」で、ページを開くと谷川氏の朝にかかわる”詩”が載せられ、吉村氏の撮ったプリンス・エドワード島の美しい”写真”で飾られている。▼左側の表紙の表題は「あさ」で、各ページには吉村氏のみずみずしい「あさ」の”写真”に、写真が語りかけるような谷川氏の”ことば”が添え...

右側の表紙の表題は「朝」で、ページを開くと谷川氏の朝にかかわる”詩”が載せられ、吉村氏の撮ったプリンス・エドワード島の美しい”写真”で飾られている。▼左側の表紙の表題は「あさ」で、各ページには吉村氏のみずみずしい「あさ」の”写真”に、写真が語りかけるような谷川氏の”ことば”が添えてある。▼詩も、写真も、ことばも、とても印象深く、美しい。生命力を与えてくれる本だと思う。

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2016/05/08

谷川俊太郎さんのステキな詩と、吉村和敏さんの美しい写真とが織りなす、言葉と写真のコラボレーション。右から読むと詩集、左からみると絵本という新しい形のビジュアルブック、アリス館から出ています。「カムチャッカの若者が」で始まる、CMで話題になった「朝のリレー」(中学校の教科書にも載っ...

谷川俊太郎さんのステキな詩と、吉村和敏さんの美しい写真とが織りなす、言葉と写真のコラボレーション。右から読むと詩集、左からみると絵本という新しい形のビジュアルブック、アリス館から出ています。「カムチャッカの若者が」で始まる、CMで話題になった「朝のリレー」(中学校の教科書にも載っています)や、「そしてお早うの朝はくる」のリフレインが懐かしい、小室等が歌う「お早うの朝」、『六十二のソネット』や『日々の地図』(私の愛唱詩集)、『空に小鳥がいなくなった日』などの詩集からの「朝」をテーマにした詩を唱し、プリンス・エドワード島やノバ・スコシア、ケベックやニューブランズウィックのすばらしい朝の写真を眺めて、夜が明けて朝が来るっていうのは、あたりまえのようで、実はすごいことだと、いい気分になていたのに...

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2015/11/28

気持ちいい。文章を読む気力はないが、すっきりしたい方におすすめ。気持ちいい写真と詩のみの構成なので。

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2015/07/28

おすすめ資料 第55回お目覚めはいかが?~朝の気分を詩と写真で味わう(2007.12.21)   谷川俊太郎さんの詩と吉村和敏さんの写真からなる詩集です。 左から開くと見開きいっぱいの写真と短い文章からなる絵本、右から開くと朝をテーマにした詩と挿絵(写真)の入った詩集、というつく...

おすすめ資料 第55回お目覚めはいかが?~朝の気分を詩と写真で味わう(2007.12.21)   谷川俊太郎さんの詩と吉村和敏さんの写真からなる詩集です。 左から開くと見開きいっぱいの写真と短い文章からなる絵本、右から開くと朝をテーマにした詩と挿絵(写真)の入った詩集、というつくりになっています。 詩集の内容は谷川俊太郎さんが過去に上梓した詩集から、朝をテーマにした作品を集めたアンソロジーです。 テレビCMなどで使われたことのある「朝のリレー」も収録されています。 ただ明るいだけでなく、希望と不安の交錯した朝の情景が繰り広げられています。 どちら側から読んでも楽しめますが、まずは詩集で谷川さんの描く朝にじっくりと浸り、その後で絵本を開くのが筆者のおすすめです。 絵本の側には、輝くばかりの朝の写真が続きます。 夜の闇が破られて地平線がオレンジ色に明るみ出す夜明けから、白い雲のたなびく青空の下の洗濯物、すがすがしい朝の空気まで伝わってくるようです。 谷川さんのあとがきから一文、ご紹介します。 "「よがあけて、あさがくるっていうのは、あたりまえのようでいて、じつは、すごくすてきなことだから。」" 寒くなり朝がつらく感じられる日が続くようになっても、こう考えられたら布団から出るのも少し楽になる・・・、かもしれません。

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2014/10/19

谷川俊太郎さんの詩と 写真家で長年、北米やヨーロッパ等の美しい風景を撮ってこられた 吉村和敏さんの写真で構成された素敵な一冊です。カナダのプリンスエドワード島に魅せられたという彼の一枚一枚には、それは朝露に濡れた野花とか湖面の水鳥が飛び立つ前の静寂さだとか、大地を森を山を照らす様...

谷川俊太郎さんの詩と 写真家で長年、北米やヨーロッパ等の美しい風景を撮ってこられた 吉村和敏さんの写真で構成された素敵な一冊です。カナダのプリンスエドワード島に魅せられたという彼の一枚一枚には、それは朝露に濡れた野花とか湖面の水鳥が飛び立つ前の静寂さだとか、大地を森を山を照らす様々な光だとか、なにか神聖なもの、朝の静かな佇まいに潜む、生きるエネルギーみたいなもの、生命の息吹を感じることが出来ます。 主題は「あさ」谷川さんの有名な「朝のリレー」は某コーヒーメーカーのCMでも朗読されていました。誰にでも この地球上のどんな場所でも かならずそれはやってきます。そして一日たりとて おなじ朝はないわけです。この本を読んで、一層、あさが愛おしくなりました。 短いけれど、元気が詰まっている一節(これは小さな子どもでも分かるような絵本仕立ての部分)を最後に。 『おわってしまうものは ひとつもない すべてがはじまりくさのかおり かぜのかおり いのちのかおりおはよううみ  おはようそら   おはようきょう 』

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2014/03/27

尊敬してやまない谷川俊太郎さんと、写真家 吉村和敏さんのコラボが素晴らしい。 朝の美しさと、朝がもつ不思議な力が写真と詩で表現されていてとても感銘を受けました。

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2013/11/10

読んだことのある詩が多かったけど、朝についての詩だけを集めたものを読んでみると、全集や選集のなかの一篇として読んでいる時とはまた印象が変わって新鮮だった。(04.8)

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2012/11/23

いつも一緒に居てくれる家族に 何気なく繰り返している呼吸に 目が覚めると明けている朝に 意識の下のそのまた下で 小さく祈っている自分には 全く気がつかないから… 時々写真集を広げたくなる。 時々詩集を読んでみたくなる。 大好きな写真家 吉村和敏さんと 大好きな...

いつも一緒に居てくれる家族に 何気なく繰り返している呼吸に 目が覚めると明けている朝に 意識の下のそのまた下で 小さく祈っている自分には 全く気がつかないから… 時々写真集を広げたくなる。 時々詩集を読んでみたくなる。 大好きな写真家 吉村和敏さんと 大好きな詩人 谷川俊太郎さんのコラボ写真詩集。 あまりにも素敵すぎる いつもどおりの朝に 何度も 何度も 深呼吸を繰り返してはみたが、 胸の高鳴りを 押さえる事は出来なかった。 まぶしい まぶしい まぶしい きょう はじめてのきょう

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2012/10/21

中学生のころに、教科書に載っていて印象深かった本。 朝のリレーが一番好きです。 普通に、朝を迎えることのありがたさが身にしみて感じる一冊です。 しんどくて、眠れないときに写真つきなので、ほっと心が安らぐ、そんな一冊です♪

Posted byブクログ