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モンテ・クリスト伯(2) の商品レビュー

4.3

50件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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ついに脱獄を決意した…

ついに脱獄を決意したダンテス。シャトー・ディフから出られるのは死体だけ。ならば死体になればよい。あの婚約披露会の悪夢の日から、すでに十四年の月日が流れていた。十四年…!それは彼を別人に生まれ変わらせるに十分な時間であった。しかし、彼は心まで悪鬼と化してはいなかった。平然と他者を追...

ついに脱獄を決意したダンテス。シャトー・ディフから出られるのは死体だけ。ならば死体になればよい。あの婚約披露会の悪夢の日から、すでに十四年の月日が流れていた。十四年…!それは彼を別人に生まれ変わらせるに十分な時間であった。しかし、彼は心まで悪鬼と化してはいなかった。平然と他者を追い落とす人間はいる。だが、人間捨てたものではないことも知っている。ダンテスは、モンテ・クリスト島で莫大な財宝を手に入れ、地中海を根城に着々と自らの基盤を築き始めた。ふとしたことから、ダンテスの神秘性と邂逅したフランス貴族のフランツ

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脱獄の末、モンテ・ク…

脱獄の末、モンテ・クリスト島にたどり着き莫大な財宝を手にしたダンテス。彼はエドモン・ダンテスの名を捨て、自分を陥れた者たちを突きとめていく。

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モンテ・クリスト伯となったダンテスの復讐が始まります。

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モンテ・クリスト伯の物語第2弾!!まあまあですよ~

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2024/05/16
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※このレビューにはネタバレを含みます

ファリア司祭の死を無駄にすることなく、モンテ・クリスト伯が誕生した。鮮やかな七変化。正しき者には金に糸目をつけずに救う。モレル氏救出はあっぱれ。しかし残酷さも垣間見えた。 新たに登場したフランツとは、今後どのように絡んでくるのか。気になる所で、いざ3巻へ。

Posted byブクログ

2024/02/13

あらすじ書くとネタバレになるかもなんで感想のみ。 前半は怒涛の展開で、泣いたり息を止めたりで忙しい(私が) 後半は新キャラが登場して、これから彼らがどう絡むのかが楽しみな展開。 とにかく面白い!

Posted byブクログ

2022/11/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

無実の罪で決して脱走などできないシャトー・ディフの監獄に囚われたダンテスは、ファリア司祭から語学や化学などの実学を学び、コツコツと脱獄の準備を進めていた。 しかし、ファリア司祭はついに3回目の発作を起こし、亡くなった。 この機にダンテスは脱獄を実行する。 そして船乗りの経験を活かして、密輸業者の船に乗り込み、機会を見つけてモンテ・クリスト島に隠された宝を見つけ、姿を消したのだった。 とはいえ、ダンテスが変装をしたところで読者にはわかる。 まず最初に姿を現わしたのは、ダンテスのかつての雇用主のモレル氏のところ。 モレル氏は最後までダンテスの無実を信じ、何度も関係者に掛け合ったけれども、ナポレオン派と王室派の権力争いの中でその行動は自ら災難に巻き込まれようとしているようなものだった。 そのうえ、所有していた船が沈没したり行方不明になったりして、モレル氏は今や破産寸前なのだった。 もちろんダンテスがその莫大な財産の中の一部を使って、かつての雇用主であり恩人でもあるモレル氏の窮状を救うのだけど。 結構モレル氏が自殺しようとする直前なんだよね、助けるタイミングが。 もっと早くなんとかして差し上げても良かったのではなくって? しかもモレル氏の娘に「船乗りシンドバッドより」なんて手紙渡してさ、もってまわったやり方で助けるのよ。 恩人に対する態度とは思えん。 でも、これがダンテスの最後の善行で、これからは復讐あるのみ。 まず最初はフェルナンの息子、フランツ。 この青年、悪い人ではないというか、多分善人だとは思うけれど、金持ちの家に生まれたことによる無自覚の嫌なやつ臭がする。 『レ・ミゼラブル』のマリウスのような感じ。 苦労をしらないから、頭の中の倫理観で行動するけれど、無自覚に庶民を踏みつける。 彼と、友人のアルベールがローマの謝肉祭に出かけた先で、ダンテスが姿を現わすところで次へ続く。 莫大な財宝を手に入れたのはわかるのだけど、お金の使い方がえげつないダンテス。 たとえ復讐のためとはいえ、不必要な出費はなるべく抑えるが肝要かと思いますが。

Posted byブクログ

2022/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み終わって最初に戻ってパラパラ見返したらまだファリア司祭が生きててビックリ。壮絶な展開の2巻目。ダンテスが自由になった。もう捕まった当時とは人相だけでなく知識・知恵・考え方が別次元に深く広く強い人間になった。一通りの恩返しを終え、さてこれから復讐に向かうのかな?先が楽しみ。それにしてもモレル氏の「商売道には友人はいないのです。あるのは取引だけ」の言葉にはしびれた!!

Posted byブクログ

2022/07/05

いよいよダンテスの復讐の幕が 切って落とされた! 14年と言う長い年月と共にダンテスは 34歳になり、顔つきも昔のふっくらとした 無垢な青年とは思えない程顔は青白く精悍 な見目になって彼を知っていた者が見ても 誰か分からない程、変貌していた。 彼を貶めた人々を探しその者達が、今は...

いよいよダンテスの復讐の幕が 切って落とされた! 14年と言う長い年月と共にダンテスは 34歳になり、顔つきも昔のふっくらとした 無垢な青年とは思えない程顔は青白く精悍 な見目になって彼を知っていた者が見ても 誰か分からない程、変貌していた。 彼を貶めた人々を探しその者達が、今は金持ちに なってこの世の春を満喫していると言う。 逆に彼を助けようとした者達は、苦境に陥っていた。 それら人々を陰から助け、モンテクリスト島 に隠れ住み謎のシンドバッドとして あらゆる場所に出向いていた。 ある時モンテクリスト島で出会った若者フランツ その友人アルベールにローマで、モンテクリスト伯 として姿を現すが、これからこの復讐撃が どうなって行くのか先が読めないところが このモンテクリスト伯の醍醐味だ。

Posted byブクログ

2022/06/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2も面白くって、一気読み。 ハラハラとかムカムカとか同情とか心配とか、いろんな感情を揺さぶってくるデュマ、うまい。現代の脚本家とか、きっとこの辺りも勉強しているに違いない。父子の情、女との関係、襲いかかってくるピンチの数々、絶体絶命からどうやって切り抜ける、導いてくれる師の存在、豪華絢爛シーン、ハイのシーン、場面転換、キャラの投入…元ネタの宝庫。 イタリア編とも言うべきフランツとアルベールですが、この2人はこの後どういう意味を持ってくるんだろうか。 そして、いよっ!なんてカッコいい登場なんだ。

Posted byブクログ