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ノラや の商品レビュー

4.1

35件のお客様レビュー

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2009/10/04

内田先生、ネコ好き過ぎ...愛すべき人。 いなくなったノラを狂おしく想い続ける様に、大人も子供もないのだな と在りし日の自分に重ねた。

Posted byブクログ

2009/10/07

姉が昔読んで面白かった、と言うので貸してもらおうとしたらもうどこかにやってしまったのこと。古本屋で探しても無かったので買ってきました。 自分のところも去年22年生きた猫を亡くしたのでその時の哀しいこととか、大分前ですがやはり猫が居なくなってしまい、いつまでもいつまでも心に残っ...

姉が昔読んで面白かった、と言うので貸してもらおうとしたらもうどこかにやってしまったのこと。古本屋で探しても無かったので買ってきました。 自分のところも去年22年生きた猫を亡くしたのでその時の哀しいこととか、大分前ですがやはり猫が居なくなってしまい、いつまでもいつまでも心に残ったこととかがよみがえってきました。22歳の猫はやはり長い間一緒だったこともあり、残念だし、哀しいし、喪失感がありますがそれでもずっと一緒で最後も看取れたのでまあ仕方が無いか、と言うあきらめはありました。 ですが、居なくなってしまった猫はどうにもやり切れない、しこりが残っています。ちょうど引越しで連れて行った先で居なくなってしまったので、やはりこの子は連れてこないで伯母さんの家に他の子と一緒に預かってもらえばよかったんじゃあないか、とか引っ越したその日に出さないでせめて一日二日は家の中に閉じ込めておけばよかったんじゃあないか、とか。似たような猫が居る、と聞いてその辺りをうろうろしたこととかも思い出されるのです。 百?先生はすごいなあ、と思うのは百?先生はおそらく猫好きなわけではないのです。ただ、一緒に暮らして愛着を持ったノラとクルツを愛した。その2匹は猫だった。そういうことなんだと思います。ノラやクルは猫だけど先生にとっては一人の人間と同じくらいその猫格を尊重した存在だったことが文章からよくよく感じ取れるのです。自分なんか前述の22歳の猫が居なくなってしまい彼女に良く似た猫が飼いたいなあ〜なんて結構強く思っているのですがそれってよくよく考えると死んだ猫に対して失礼な話ですよね。幾ら似ているからって彼女なわけではないのですから。文中にノラは別に特殊な猫ではない、どこにでも居る普通の駄猫だが私たち家族にとっては代わりの無い、大事な存在なのだ、とありました。ただの猫だけれども、うちの大事な猫。なんか星の王子様を思い出しました。 そして別の猫を飼いたいなんて自分に反省。まあ猫でも人でも何でもそうですが縁があれば又出会えるのだと思います。そのときまでさようなら、なんでしょう、きっと。

Posted byブクログ

2009/10/04

感情を文章にするということに関して、目から鱗の発見がある。これで読ませる百?先生、さすが。凡人には絶対に真似できない境地。泣かせる。

Posted byブクログ

2009/10/04

この本読んで、ますます猫を飼いたくなったと同時に、ますます猫を飼えないという気持ちになった。ひたすら泣き続ける先生に貰い泣き。

Posted byブクログ

2009/10/04

電車の中で泣いてしまったためにコンタクトを落としたぐらいの本です。 私がねこと接してる生活がそのままこの本にでてきているのでびっくりした部分があります。 肉球を豆と言ったり、猫と一緒にいるうちに、猫に対して、猫の姿をした別の生き物のように接している姿をみて、やっぱり同じような...

電車の中で泣いてしまったためにコンタクトを落としたぐらいの本です。 私がねこと接してる生活がそのままこの本にでてきているのでびっくりした部分があります。 肉球を豆と言ったり、猫と一緒にいるうちに、猫に対して、猫の姿をした別の生き物のように接している姿をみて、やっぱり同じような人もいるのだと思いました。(というか恥ずかしくて表にだせなかったねこと私の関係) ノラがいなくなって、ビラを5500枚も刷ったところもすごいし、麹町警察署に届けたところもすごいのです。社会的な行為としては。 そして本当に、猫が好きなのではなく、ノラやクルの、可愛がっていた猫を大事に思っていたところの気持ちが痛いほどに伝わってきたのが、あまりにも心を打つものがあったのです。 ペルシャ猫や、シャム猫がどうのといった、ステータスとして所有したがる猫好きとはわけがちがいます。 百?先生は、猫と人間で心から接した人なのです。猫が好きだからとか、猫が可愛いからでノラやクルを大事にしたわけではなく、ノラもクルも、百?先生と心を通わせた仲だからこそのお話なのだと思います。 ノラがいなくなってから、目が悪くなってしまったり、寝込むようにしていた話を読んで胸が痛くなりました。更に、精神のお薬をもらったけど、それで寝てしまったら、ノラが帰ってきたときに気付いてやれないと思って薬を飲まなかった話にも涙がでました。 ここまでの思いが本当に伝わってきて、読み終わった今でもノラが見つかればいいなと思うぐらいです。

Posted byブクログ