しあわせスイッチ の商品レビュー
「明るい青春小説」というジャンルがあるならば、この本はその筆頭だろう。描かれている「青春」は、どこか微笑ましく、そして確実に空回りしている。でも、その空回りが、なんだか五月の空の鯉のぼりの竿の先の風車のように元気にからからと回り、意味のわからない勇気を与えてくれる。 エピソード...
「明るい青春小説」というジャンルがあるならば、この本はその筆頭だろう。描かれている「青春」は、どこか微笑ましく、そして確実に空回りしている。でも、その空回りが、なんだか五月の空の鯉のぼりの竿の先の風車のように元気にからからと回り、意味のわからない勇気を与えてくれる。 エピソードの一つ一つは本当に楽しい。そもそも人は、「世界・ふしぎ発見」のミステリーハンターになるという野望を持って青森から上京したりはしない。そこに読者は、青春という言葉を再発見できる。 さまざまなエピソードを受け止める著者の視点はユニークで、その言葉づかいはさらに楽しい。 たとえば、「人生はどんな形か?」と自省するとき、人は何を思う? 普通は「鮪(マグロ)」とは思わない。けれども、人生の形を「鮪(マグロ)」だと感じる感性は、「これまで自分は何をしてきたのか」、「これから自分は何をするのか」について持つ漠然とした気持ちを、的確に象徴した言葉かもしれない。 この本は、そんな著者の、明るさとほろ苦さ、空回りと内省によって、人々に勇気を与える本だと思う。
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昔ジャケ買いした本。 こんな真剣にふざけた人生送るの楽しそうだ。わたしはやんないけど(笑)真似はしたくないけど、元気は出るし、悩んでるのもバカらしくなりそう。たいていのことはあとから笑い話になると信じておもしろおかしく生きていきたいなぁ。 才能というものは、「続ける力」のことをい...
昔ジャケ買いした本。 こんな真剣にふざけた人生送るの楽しそうだ。わたしはやんないけど(笑)真似はしたくないけど、元気は出るし、悩んでるのもバカらしくなりそう。たいていのことはあとから笑い話になると信じておもしろおかしく生きていきたいなぁ。 才能というものは、「続ける力」のことをいうのだ。という文章に納得。わたしも自分になんの才能があるのか見つけてみたい。
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