デッドエンドの思い出 の商品レビュー
深層心理に触れたところがあり そういうこと書く作家さんだったんだと再確認しました お話的には普通でした
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ずっと家にあったけど、なんとなく読みそびれてた本。 これが書けたので、小説家になってよかったと思いました と、あとがきでよしもとばななが書いていたよ。 5つの短編の最後のお話、デッドエンドの思い出 切ない話なんだけど 文がよくて、これからもきっと何度も読み返す。 本を読ん...
ずっと家にあったけど、なんとなく読みそびれてた本。 これが書けたので、小説家になってよかったと思いました と、あとがきでよしもとばななが書いていたよ。 5つの短編の最後のお話、デッドエンドの思い出 切ない話なんだけど 文がよくて、これからもきっと何度も読み返す。 本を読んでて出てくる 文とかフレーズ、登場人物の一連の考え方だとかは、 日々を生きる中で突然力をもってあたしに迫ってきたりするのだけれど、 これもそんな感じにひたひた沁み入る本でした。 ―家族とか、仕事とか、友達だとか、婚約者なんかというものは、自分に眠るそうした恐ろしいほうの色彩から自分を守るためにはりめぐらされた蜘蛛の巣のようなものなんだな、と思った。
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再読。 表紙の強い印象と各話のなかで描写される銀杏の紅葉がリンクして、この季節には読み返したくなる。 特に表題作は自分にとってとても大切な作品。 自分の背骨のような、人生で大切にしていることだけれど、 たまに「これでいいのかな?」と迷った時に「いいんだよ」と肯いてもらえるような。...
再読。 表紙の強い印象と各話のなかで描写される銀杏の紅葉がリンクして、この季節には読み返したくなる。 特に表題作は自分にとってとても大切な作品。 自分の背骨のような、人生で大切にしていることだけれど、 たまに「これでいいのかな?」と迷った時に「いいんだよ」と肯いてもらえるような。 他人から見たら小さな世界で同じことを繰り返す日常でも、心は無限なんだよ・・・というような。
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失恋してしょっちゅうそのことばかり考えていた。この本を読んで、初めて失恋に納得というか、うまく消化することができた。 ストーリーを読み終わって、あぁ、大丈夫って思えた本。
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やっぱり彼女の文章は読みやすい。 ただ、ご本人が言われたほど悲しいお話とは思わなかった。 こころがじんわりと温まるお話だとおもう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
吉本ばななさんが「この本が書けたので小説家になってよかったと思いました」というようなことを言ってた、というので、読んでみたのですが・・個人的には「キッチン」を超えない。有る時期ハマってたんだけども、吉本ばななさん・・・アムリタ以降読んでないのかなー・・・。
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ずっと読みたかったので図書館で見つけたときはやった~!って感じ。 短編小説は苦手なのですが(なんだか短いと物足りなくて感情移入できないのです)。 最初の話(タイトル忘れました…)が1番好きだな。
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非常に読みやすいし、よく吟味した後にぱっと咲くような奥深い文章が多数あった。よしもとばななは初めて読んだが、やはりよくも悪くも女性の感性だなーと感じる。そういった文の透明感であったり、ところどころ現れる淡々とした文章だったり、現代の女性小説家は彼女に影響を受けた人も多そうだ、とそ...
非常に読みやすいし、よく吟味した後にぱっと咲くような奥深い文章が多数あった。よしもとばななは初めて読んだが、やはりよくも悪くも女性の感性だなーと感じる。そういった文の透明感であったり、ところどころ現れる淡々とした文章だったり、現代の女性小説家は彼女に影響を受けた人も多そうだ、とそんなことを思った。この小説は短編集だったが、最後から二番目のものが印象に残った。あとがきで少し触れていたが、書き手として自らを投影した静かな闘志が息づいている短編集であった。
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吉本さんのパワーも作品の質も特に落ちていないと思うけれど、私にとってはここまでだった。このあたりから、なにか違う方向へそれて、離れていってしまった。
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変わり映えのしない日常にうんざりしているかと思えば、突然の悲劇に見舞われることもある、運命に対しては微力すぎる私たちの人生。その中にある砂粒のような輝きを、なぜこんなに鮮やかに描き出せるのだろうと思う。
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