デッドエンドの思い出 の商品レビュー
いきなり面白い。 でも、短編同士で同じネタを使っているところが数か所あり、「素人かいな?」と思えるところも。 甘ったるくない”恋”がイイ感じ!
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初よしもとばなな。なんか、絶対自分には合わないと思ってて今まで読んでなかったけど…好きだった! 幽霊の家とデットエンドの思い出が好きだった。私の今の心境がかぶってる感じで読んでていろいろ考えててしまった
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よしもとばなな初読み。 きれいな文章だなーと思ったけど、女子的なほわほわしたおしゃれ文学感が拭えなかった。主人公が全員サブカル系女子というか、若干ヤンデレ気味なちょっと苦手なタイプだったのであまり話に没頭できず。 最後の話に、捨てられた女の子が元婚約者に100万円貸してて、それを...
よしもとばなな初読み。 きれいな文章だなーと思ったけど、女子的なほわほわしたおしゃれ文学感が拭えなかった。主人公が全員サブカル系女子というか、若干ヤンデレ気味なちょっと苦手なタイプだったのであまり話に没頭できず。 最後の話に、捨てられた女の子が元婚約者に100万円貸してて、それを言ってしまう自分がなんてがめついんだ、みたいな話として書いてあったけど、理解できなかった。そこをあえて自己嫌悪に陥らせる必要あるのかな、とか考えちゃう私って気持ちに余裕がないんだろうかと思ってしまった。 キレイすぎたんだな、全体的に。 他の作品もそんな感じなのかな?気が向いたら読んでみよう。
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よしもとばななさんの短編集 「幽霊の家」よかったー パティシエ男の子と洋食屋女の子の話 あったかい空気がいいなー 「あったかくなんかない」もよかった まことくんがかわいくてかわいそう 「デッドエンドの思い出」もよかった 婚約者に恋人ができて失恋に向き合うお話 育ちのよい、...
よしもとばななさんの短編集 「幽霊の家」よかったー パティシエ男の子と洋食屋女の子の話 あったかい空気がいいなー 「あったかくなんかない」もよかった まことくんがかわいくてかわいそう 「デッドエンドの思い出」もよかった 婚約者に恋人ができて失恋に向き合うお話 育ちのよい、すてきな男の子がでてくる いい恋愛したくなる〜
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始めて五つ星をつけるか悩んだ。それほどの作品。 とてもとても好きな短編集になった。おそらく、いまこの年齢で、この境遇で読むから心に響くのであって、 もっと若い人や年配の人からすれば、「なんで?」と思うのかもしれない。 読むというよりは、音楽を聞く感覚に近い本だった。 読んでよ...
始めて五つ星をつけるか悩んだ。それほどの作品。 とてもとても好きな短編集になった。おそらく、いまこの年齢で、この境遇で読むから心に響くのであって、 もっと若い人や年配の人からすれば、「なんで?」と思うのかもしれない。 読むというよりは、音楽を聞く感覚に近い本だった。 読んでよかった、というよりは、こんな作品が描けて羨ましいな、というのが正直な感想。 あとがきで言っていた「これが書けたので、小説家になってよかったと思いました。」という言葉に納得した。
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初読 05.9.9 /再読 13.11.3 いま、中学時代に古本で買ったよしもとばななの本を読んでも正直良いと思わなくて、「あの時期のわたしには必要な本だったんだなあ」くらいの感慨なんだけど、『デッドエンドの思い出』はいまだに読みたくなる。今だからなのかな?また変わるのかな?…...
初読 05.9.9 /再読 13.11.3 いま、中学時代に古本で買ったよしもとばななの本を読んでも正直良いと思わなくて、「あの時期のわたしには必要な本だったんだなあ」くらいの感慨なんだけど、『デッドエンドの思い出』はいまだに読みたくなる。今だからなのかな?また変わるのかな?…うーん。 ※一方でこういう感想にも頷ける。うーん。 http://booklog.jp/users/cookingresearch/archives/1/4163220100
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よしもとばななの本を読んでると無条件に泣きたくなる。 この人、あるかななしかの淋しさを描くのがうますぎる。 5編入りの短編集。 「おかあさーん!」が一番好きで、次が「デッドエンドの思い出」かな。何れも切ない恋愛小説でした。
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20年以上ぶりによしもとばななの小説を読んだ。 いつのまにか苗字もひらがなになっていた。 相変わらず文章が下手で、表現が稚拙で困ったもんである。いろいろ文句をつけながらも一日で一気に読んでしまった。 登場人物は優しくて人畜無害のような人が多いものの 挿話では監禁ありレイプあり...
20年以上ぶりによしもとばななの小説を読んだ。 いつのまにか苗字もひらがなになっていた。 相変わらず文章が下手で、表現が稚拙で困ったもんである。いろいろ文句をつけながらも一日で一気に読んでしまった。 登場人物は優しくて人畜無害のような人が多いものの 挿話では監禁ありレイプあり、ガス中毒死あり、凄惨な出来事があるが さらりと語られる。「一酸化中毒死しても幽霊となって健康のために体操をしているのを見られてよかった」などの文章をみると、そこまで現実を直死できなのか病理的とさえ思う。ちょっと気をつけれれば死ななくて良い人が死んでいるのだよ。この諦念感はなんなんだろう。 なんとかく過干渉にならないけどお互い気遣いをしていて なんとなく暖かい空気に包まれているそういう人間関係や生活が好きなんだなということはわかる。 銀杏の落ち葉を踏みしめながら歩くのが好きなものわかる。 でもそれだけではないところにも人生の側面があるじゃないか。 ばななさんはもっともっとよく考えてほしい。そして生活をしてほしいと思うのは私だけであろうか。 多分もっと濃密な人間界を望んでいるが、踏み込めない渇望が こういう小説の読者となっている気がする。
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いい本です。 今、苦しさの只中にいて、「頑張れ、頑張れ」と力強く励まされるよりは 隣にすわって肩をぽんぽん、と静かにたたいてほしい人。 ビュービュー空気をかき回すハイテクエアコンの温風ではなくて 小さなろうそくに灯った炎で、ゆっくり心をあたためたい人に。 目次の隣の頁に、ドラえ...
いい本です。 今、苦しさの只中にいて、「頑張れ、頑張れ」と力強く励まされるよりは 隣にすわって肩をぽんぽん、と静かにたたいてほしい人。 ビュービュー空気をかき回すハイテクエアコンの温風ではなくて 小さなろうそくに灯った炎で、ゆっくり心をあたためたい人に。 目次の隣の頁に、ドラえもんの腕時計の写真が載っているのですが 私は幼いころ、同じ年頃のお友達ほど、ドラえもんが好きではありませんでした。 『赤毛のアン』とか『若草物語』が大好きな、西洋かぶれの女の子だったからかもしれません。 でも、大人になって、今、この本を読んだあとに ふすまの前で寛ぐドラえもんとのび太を見ると、なんだかしみじみと涙がこぼれます。 ささやかな普通の暮らしの中で、寄り添って生きる幸せが溢れるようで。 収録された5つの短編を、よしもとばななさんはあとがきで 「どうして自分は今、自分のいちばん苦手でつらいことを書いているのだろう?」 と思いながら書いた、つらく切ないラブストーリーばかりです、と綴っているけれど 私には、包み込まれるような、温かい印象が残りました。 つらい出来事が起こっても、そっと傍に来て思い遣りに満ちた言葉をくれる人がいて 沈み込みそうになる主人公の心を揺るぎない日常に引き戻そうと 突拍子もない行動に出る人がいて。 男とか女とか、大人とか子供とか、そんなことは関係なく 大切な誰かと、ただ寄り添ってこつこつと生きるのが、どんなに尊いことか。 出産を控えての執筆だったというよしもとばななさん。 新しい命を迎えるために、つらい記憶を物語の世界に解き放ち 空いたところにきれいな空気をいっしょうけんめい吸い込もうとしているような一冊です。
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なんかよくわかんないんだけど、いつのまにか手に取っていて、気づいたらそばにある本、っていうのが私にはあって、その、妙に縁がある本の一つが、こちらです。 さらっと読めるし、さらっと忘れちゃうんだけど(笑)、内容が薄いというわけではないです。 あ、この感覚ってこういう風に表現できる...
なんかよくわかんないんだけど、いつのまにか手に取っていて、気づいたらそばにある本、っていうのが私にはあって、その、妙に縁がある本の一つが、こちらです。 さらっと読めるし、さらっと忘れちゃうんだけど(笑)、内容が薄いというわけではないです。 あ、この感覚ってこういう風に表現できるんだ、って発見の連続でした。 だけど、その感覚っていうのが、何かの真実とか、正義とか、そういうちゃんとしたもの(?)じゃないので、物足りない人にはそうかもしれません。
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