デッドエンドの思い出 の商品レビュー
短編集。でもどの話も何かが一貫してるような気がするなあと思いつつ読んでました。あとがきを読んで納得。 よしもとばななさんの小説久しぶりだったので、最初は入っていくのにちょっと苦労したけど、すぐに溶け込んで、繊細な文章が「そうそうこの感じ」てな感じに私を流していってくれました。 ...
短編集。でもどの話も何かが一貫してるような気がするなあと思いつつ読んでました。あとがきを読んで納得。 よしもとばななさんの小説久しぶりだったので、最初は入っていくのにちょっと苦労したけど、すぐに溶け込んで、繊細な文章が「そうそうこの感じ」てな感じに私を流していってくれました。 「おかあさーん!」が一番好きでした。透明な感じに切なかった…。
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よしもとばななさんの短編集。 表題作を含む5つの短編が所収されています。 この方の作品を読むのは多分15年ぶりぐらい。 「キッチン」とか「哀しい予感」とかの頃以来です。 まだ吉本ばななの頃だな。 たまたま手に入ったから読んだものの、 自分からは決して読もうとしなかったと思う。...
よしもとばななさんの短編集。 表題作を含む5つの短編が所収されています。 この方の作品を読むのは多分15年ぶりぐらい。 「キッチン」とか「哀しい予感」とかの頃以来です。 まだ吉本ばななの頃だな。 たまたま手に入ったから読んだものの、 自分からは決して読もうとしなかったと思う。 季節が変わればすぐに忘れてしまうような さらっとした恋愛小説でした。 一応、毒を盛られたり、幽霊が出たりと それなりにドラマチックな展開があって 面白く読ませる内容になっています。 でもそういう具体的な出来事は たぶん全部きれいに流れてしまって、 心の中にしみこんでくるじんわりした 印象だけが残るような小説でした。 作者自身が 「自分がこれまでに書いた中でいちばん好き」 というだけのことはあります。
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なるほどねー。この雰囲気が「吉本ばなな」なわけね。 二作目でようやく理解。 読み始める前は、芸人だと思ってたわけだし、かなりの進歩かな?自分的に。 どうやって言えばいいんだろう・・・大学入って、結構気が合うけど彼氏にはならないだろうなー、って思考を膨らめつつ男の子と二人っきりで人...
なるほどねー。この雰囲気が「吉本ばなな」なわけね。 二作目でようやく理解。 読み始める前は、芸人だと思ってたわけだし、かなりの進歩かな?自分的に。 どうやって言えばいいんだろう・・・大学入って、結構気が合うけど彼氏にはならないだろうなー、って思考を膨らめつつ男の子と二人っきりで人生なんてマッタリ語っちゃってる感じ。 不思議と結ばれるカップルにも当てはまる、この不思議な男女間。 そう。それが「吉本ばななの世界」。 ちなみにこれは短編集。 短編集のほうが合ってるかな、自分には。 このペースで長編やられると、「山はまだかー!谷はまだかー!」って気持ちになっちゃうし。残念ながら。 幽霊が出るおんぼろアパートに住む、ロールケーキ屋の息子、岩倉君と、近からず遠からず、上記の付き合いをする洋食屋の娘、せっちゃんの話の「幽霊の家」。ちなみのあのマッタリ感は、幽霊であるおじいちゃんとおばあちゃんの長年連れ添ったマッタリ感でもある。 社員食堂で偶然毒を盛られて、療養中死んだ父とかネグレクトの母とか溺愛してくれた爺ちゃん婆ちゃんとか、人の良縁とか悪縁とかを何となしに思う女性の話、「「おかあさーん!」」 名家の息子をうらやむみつよちゃんと、凡家をうらやむまことくんの話、「あったかくなんかない」 恋人のいる人を好きになり、オクテにと言うか純粋にと言うか、とにかくストレートに陰からこっそりと小さな幸せを噛み締めるともちゃんの話、「ともちゃんの幸せ」。この中では比較的面白くなかったです。 婚約者に裏切られて、傷心(?)ホームステイ中、バーテンの天然系男の子と上記みたいな風になる「デッドエンドの思い出」。 連続して読みたくはないけど、血みどろドロドロのミステリーに疲れたら読んでみたいジャンルに決定!
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第1回(2004年)本屋大賞7位。N図書室にある本を、ということで借りる。久々に吉本ばなな読んだな。よしもと、になってから読んでないからな。結婚に関連する短編集。さらーっと読める。短いし。あとがきに表題作が作者はとても好き、とあったけど、そんなでもない。切ない恋愛、とあったけど、そんなでもない。やっぱり、初期の作品の方が全然いいと思うけどな。若かったからかな。「幽霊の家」が一番好き。こんな結婚がしたい。するなら。こういう人となら、結婚してもいいと思う。人を好きになる気持ちを忘れてるんだろうなー。
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特徴的な文章。恋愛というものに縛られない感じがとても好ましかった。 「ともちゃんの幸せ」は救われる感じがした。「デッドエンドの思い出」は美しいお話。
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よしもとばななさんの文章は大好き。 ストーリーは作品によって好みが分かれるけど、文章と言うか、文体というか、日本語というか??は、読んでいてとても気持ちがいい。気分が晴れ晴れする感じ。 この作品も読んでいてとても気持ちが良かった。 話の内容もよかった。
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いろんな形の「終わり」の物語 切ないけど愛おしい きらきらした短編でした よしもとばななさんが 「これが書けたので、小説家になってよかったと思いました」 ってあとがきで書いていたのが印象的でした 私もこの小説に出会えてよかった
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この本が作者の作品の中で初めて読んだ作品。何気に読みやすかった。一番は幽霊の家。ほっこりした。恐らく登場するキャラクターが自分の年齢に近いものがあったからだと推測する。
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連発 ばなな 短編集 少しだけ変わった 日常を 少しだけ変わった 目線で描くのが いーすね まぁ人生いろいろあるけど 色々思う事もあるけど 苦しかったり つらかったり 浮き沈みがあったりしても いいんだって 改めて思った かな 強い自分もいい ...
連発 ばなな 短編集 少しだけ変わった 日常を 少しだけ変わった 目線で描くのが いーすね まぁ人生いろいろあるけど 色々思う事もあるけど 苦しかったり つらかったり 浮き沈みがあったりしても いいんだって 改めて思った かな 強い自分もいい 弱い自分もいい この本を読んだときに 少しさみしい気持ちだったから こんなことを想ったのかな いま? いま? いまはふつーかな ちょっと寒いんだよね はやく ストーブ効かないかな
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とてつもなくすきだ、この本。あたたかくて、やさしい。家族とか友達とか恋人とか、身の回りにいてくれている人たちとの関係が、いかにちっぽけであったとしても、それらによってもたらされる影響は計り知れない。ところどころ、文章から感じるのは、秋のおてんとうさまのひかりを浴びたときのように、どこか眠たげになってしまうここちよさ。そこには、すこうしだけひんやりとしたなにかがあって。願わくば、ドラえもんとのびたくんみたいな生活があるといい。こころから。
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